綾小路がAクラス卒業ではなく童貞卒業を目指す話 作:ファウストの劫罰
怒りの投稿(勤務時間中)
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『20mシャトルラン。Dクラスの勝利とする。2-2』
純粋な持久力を競うシャトルランは我々の勝利で終わった。
5vs5の総力戦で合計スコアが高い方が勝利という単純なルール。
しかし、この学校が単調な電子音に合わせてチンタラと走らせるわけもなく内容はベリーハードなものだった。
最初からクライマックスのBPMで全力疾走を強制させられ、ただのシャトルランだと舐めていた生半可な者からバタバタと死体が転がる音を鳴らしていく。
最終的には最後まで走り切った鈴音を除いた参加者全員がtウイルスに感染したかのように体育館の床に這ってヴーヴー唸っている地獄絵図を残した。
唯一の生存者である鈴音もいつもの清廉さを漂わせた優等生の外見が横殴りの雨にうたれたかのようにぐちゃぐちゃに乱れていた。
「足りない持久力を胆力と気概で無理矢理カバーした感じだな」
「はぁ…はぁ…。うるさいわね。この試験に負けたら、貴方は敗戦投手よ?立場を考えて喋ってくれる?」
膝に手をつき肩で息をする鈴音は俺が差し出した手を掴みながら立ち上がる。
垂らされた糸をすぐに掴む手は素直な癖に、口では恨み言を欠かさないあたり彼女らしい。
「減らず口叩けるくらいには元気なんだな。なら、一人で歩けるよな?」
「はぁ…はぁ……。この手離したら殺すわよ?」
「死ぬ前に俺に何か言いたいことがありそうな台詞だな」
「はぁ……そうね…。言いたいことは沢山あるわ…」
何処か噛み合っていないまま進行する会話に『さっきの褐色肌で太眉が特徴の西の探偵の名言じゃねぇのかよ』とツッコミたくなった。
日常会話でナチュラルにそれが出てくるのはメンヘラだけだろう。
だが、ブラウン管から飛び出して来た貞子のような様相の鈴音に面と向かってそれを言うのは憚られた。
死後に祟られても困るし…。
「はぁ…はぁ…ほ、堀北さん…よ、よくその汗の量で男子に近付けるね…。気にしないの?…女捨てたの?」
同じく競技に出ていた櫛田が鈴音の肩を後ろからガシッと引っ張るように掴んだことで俺が掴んでいた鈴音の手はあっさり引き離された。
…窶れた顔と手の力強さも相俟ってホラーすぎる。
これで唯一の生存者の鈴音も感染者の仲間入りか…。俺はワクチンちゃんとうっとこ…。
…というか、極度の疲労困憊のせいで裏の櫛田がショルダーピークしているんだが大丈夫なんだろうか。
「あれだけの有酸素運動を行えば誰だって汗をかくのが普通だろ。ほら、これタオル」
人の手を借りないと歩けない奴。かたやさっきまで地面を這いつくばっていた奴だ。
すぐにでも倒れそうな二人が絶妙なバランスを保って立っていることは奇跡と言っていいだろう。
俺が真ん中に入ってバランス保ってやれば、レイザーのスパイクだって止められそうだが二人は俺をお呼びじゃないだろう。
「…む、無理…。論点違うよ?何言ってんの?馬鹿なの?って言いたいのに疲れて声が出ない…」
タオルはきっちり受け取りながら、疲れてるとは思えないほど流暢に話す櫛田。
この光景知ってんな。2,3分前とよく似てねーか?
「清隆君。女の子が汗臭かったら嫌でしょ?」
櫛田の言葉の続きは近づいて来たみーちゃんが教えてくれた。
女の子が綺麗なだけなものではないと知ってしまった俺にとってそれは受け入れていた事実だった。
可愛い犬の獣臭さが気にならないように、可愛い女の子の汗臭さなんて気にしていなかったのだ。
けれど、女の子は犬じゃない。当たり前過ぎて忘れてしまったことだ。
それをみーちゃんは教えてくれた。
「女子は綺麗でいい匂いがすべきなんて男子の妄想。だが、女子の理想でもあるって思い出せた。ありがとう。」
みーちゃんに目を合わせて伝えるもまだ何か言いたげな様子で口籠る。
すぐに物申してくる訳でもないところを見て、俺の解釈が間違っているわけではなさそうだ。
言葉の続きをじっと待っていると、彼女は俺の耳に口を寄せて囁くように言った。
「…私だけだからね」
「何がだ?」
「清隆君が嗅いでいいのは私の汗の匂いだけだから」
体育祭の練習の時の記憶が走馬灯のように蘇る。
あの時の匂いはまだ鮮明に覚えていた。
そして、念仏のように脳に刷り込まれた言葉も。
「この特別試験でみーちゃんの出番はなさそうだから、嗅ぐことは当分ないだろうけどな」
「…ッツ!!!ノ、ノンデリッッ!!!」
両手ぐるぐるパンチまでとはいかないものの、みーちゃんの握り拳が俺の肩でポコポコと可愛い音を奏でた。
既視感の溢れるじゃれ合いも俺とみーちゃんしか分からない内輪ノリだ。
周囲からカップルの痴話喧嘩か夫婦漫才を見ているような冷たい目を向けられても文句は何一つ言えなかった。
「…他人の汗をオカズにイチャついてんじゃねぇよ」
「全くね。貴方達は年中無休の発情期?夏場しか鳴かない蝉の方がまだ節度を弁えているわ」
お前らほんとは仲良いだろ…。
声も含めた何もかもが完璧に裏返ってしまった櫛田に完璧に合わせる鈴音を見て、またしてもそう思う他なかった。
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『200m走 勝者 龍園翔 3-2』
『アームレスリング 勝者 山田アルベルト 4-2』
『スマブラ 勝者 金田悟 5-2』
レペゼン群馬。地元じゃ負け知らず。
そう言っていた外村が綺麗に砕け散った頃にはCクラスに3点のリードを許してしまっていた。
「そう言えば拙者、友達いなかったでござる」
外村の発言に総スカンを食らって今である。
『只今より10分の休憩とする。休憩後、すぐに後半戦を始めるから各自準備をしておくように』
『…ちなみに、AクラスとBクラスのスコアだが7-1だそうだ』
拡声器越しの茶柱先生の声はいつもよりも事務的で冷たく聞こえる。
茶柱先生で人体実験を遂行したあの後、既に彼女の過去は全て聞き出している。
Aクラスへの執念と過去の後悔。
そして、星之宮先生との関係。
彼女は星之宮先生のクラスが地の底に落ちていく姿を見届ける時、何に想いを馳せるのだろうか。
「概ね予想通りね。リーダー不在の彼らでは…」
「堀北さんっ」
隣で聞こえた声が俺の思考を遮った。
耳を傾けると鈴音によるBクラスへの悪辣な分析を櫛田がすんでのところで止めていた。
すぐ隣にいる一之瀬に聞かせる話ではないと櫛田は考えているからだ。
ファインプレー櫛田と言いたいところだが…
「気に入らないわね。この空気」
「…え?」
櫛田は間違っていない。
社会を生き抜く上で臭い物に蓋をして生きるのは当たり前で必要なことだからだ。
だが彼女の常識は鈴音にとって非常識。
鈴音は日本から見た海外みたいな存在なのだ。
櫛田の常識では、鈴音の正論は止められない。
「一之瀬さん。この際はっきりさせておきたいことがある。Bクラスの生徒に未練はあるのかしら?」
櫛田を無視してすぐ隣で黙っていた一之瀬に歯に衣着せぬ質問をする。
「ないよ」
目を丸くしていた櫛田をよそに、一之瀬帆波は間髪入れずに即答した。
俺と他の全てを天秤にかけて、俺に傾いたその時から一之瀬帆波の常識も壊れているのだ。
だけど、それとこれとは別の話。
根底に優しさを持つ彼女がかつての仲間に一切の同情を持たないなんて出来るはずもない。
「堀北さんっ。周りを見てよ」
スマブラで戦犯だった外村を責める流れはとうに終わり、一之瀬帆波の内情を抉り出そうとしている鈴音には無数の目が向けられていた。
「関係ないわね。私は上辺で人を判断しない」
櫛田の眉が僅かにだが確かに動いた。
それが輪を乱そうとする鈴音の態度に対するものなのか、鈴音の発言が自分にも刺さっていたからなのか。
「今日の相手がCクラスだったというのは偶然でしかないことを理解してる?」
「うん。分かってるよ」
一之瀬はまたしても即答する。
だが、残念なことに既にDクラスの大半は理解が追い付いていない。
現状、悪者扱いされている彼女がその先を伝えてしまえば、クラスメイトの程度の低いフィルターを前に誤訳されてしまう。
俺は口を挟むことを決めた。
「一之瀬。Bクラスの情報は売れるんだよな?」
Dクラスの仲間になるというのはそういうことだ。
Bクラスを敵に回すというのはそういうことだ。
その事実に気付いたクラスメイトは押し黙るように目を伏せた。
「私はDクラスの為なら何だってする」
「Bクラスの情報だって全部渡す」
澱みのない声だった。
濁りのない答えだった。
「結構よ」
綺麗に整えられた柔らかい黒髪をはらうようにして鈴音が一之瀬を認めたことでようやく張り詰めた空気が弛緩した。
だが、まだ終わりじゃない。
鈴音の言葉に力強く返した一之瀬の覚悟の全てを今後の仲間であるDクラス全員に100%理解してもらうためにフォローは必要不可欠だ。
…洋介さん。アフターお願いします。
「…皆も一之瀬さんが優しい人間だって知ってると思う。やられたからやり返す。仇は仇で返す。彼女はそんな人じゃないよ。だけどこの学校は実力主義だから。…彼女がどれだけの覚悟を持ってその選択をしたのか理解して欲しい。そして、彼女がDクラスに来たことを後悔させないために、まずはこの試験に皆で勝とう!!!」
本当に優秀な広報大使。
彼はドリップコーヒーのように人の良いところだけを抽出して、皆に伝えてしまう。
そして、バカ舌のDクラスにはその違いを嗅ぎ分けれない。
彼の前ではどんな短所だって長所に代わるのだ。
就活の際には、是が非でもエントリーシートの添削を頼みたい。
「一之瀬さんのこと信じれない奴いる~?」
「いねぇよなああああっ!!!」
「当たり前だああああッツ」
「南雲のことかあああああああああああ」
マガジンなのかジャンプなのか。
全くもって纏まりはないが、体育館に活気溢れる声が響いた。
今ある3pt差なんてすぐにひっくり返す勢いだ。
「勢いだけでひっくり返る点差ではないことを分かってるのかしら」
「なんだ?勝てないと思ってるのか?」
「まず間違いなく、今馬鹿騒ぎしてる彼らの力では勝てないわね」
「それは否定できないな…」
悲しいことにこのクラスは学力だけでなく運動能力も格差が酷い。
今騒いでる彼らは主役を引き立てるフラッシュモブみたいなものだ。
「…綾小路君。私が出てもいいかな?」
彼女の存在は今日も光に当てられ輝いていた。
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『次の競技はリフティングだ。この競技は二人でやってもらう』
同時にリフティングをスタートして、二人一組でボールを地面に落とさずにキープし続けた方が勝利。
ただし、ボールタッチは3回以内でパスしないといけないというルールだ。
回数ではなく時間、中々初心者には難しい。
だが、洋介というカードはさっきアームレスリングで切ってしまっていた。
そこに差した光明が一之瀬帆波だ。彼女は少し自信ありげに参加者に立候補した。
「一之瀬さん。サッカー経験があるの?」
「いや、洋介。この競技にサッカー経験は必要ない」
「え?」
仮に洋介が出せたとしても、二人一組という縛りがある以上普通にやっても負ける。
俺の言葉の意味に一足早く追いついた鈴音には彼女の作戦の全貌が見えてきただろう。
「…直接的な暴力はルールに反しているからやってはこない。けれど、相手がボールを使って妨害してくる可能性は頭にいれておいて」
「うん。ありがとう。堀北さん」
鈴音のその忠告はGOサインだった。
そして、俺が龍園の立場でも相手に当てるようにボールを蹴るように指示する。
相手にとっては次の1点が決勝点に近いものだ。5分の割合で勝てるならそれは悪い賭けじゃない。
「もう一人はどうする?」
「運動能力でいえば、松下さんか小野寺さんが妥当でしょうね」
「正直自信ないけど行けと言われたら行くよ」
「私も」
二人は俺達が現段階で切れる最強カード2枚だ。
一之瀬も含めるとここで勝利を収めれたとしても手痛い出費だ。
「…ありがとう。でも、大丈夫かな…。…長谷部さん。お願いしてもいい?」
「…え、私?」
「うん。ダメかな?」
「だ、ダメって訳じゃないけど…」
一之瀬の伝家の宝刀ともいえるあざとさは性別を選ばない。
白波もこの威力には太鼓判を押すに違いない。
(彼女は一之瀬にフられているから、その責任を一之瀬の魅力に押し付けれるなら迷わずそうするだろう)
「大丈夫だよ。全部私に任せてくれていいから」
表情に不安が募る長谷部の肩を抱いて、一之瀬はtinderに入り浸っている男の定型文を(無意識に)口にする。
ザイオンス効果も惜しみなく使ったその交渉に長谷部はコロリと落ちてコクリと頷いた。
この場に白波がいたら嫉妬の炎で火災報知器が鳴って試験どころではなかっただろう
「驚いたわね。彼女は一人を好み、目立つことからは避けるタイプだと思っていたわ」
「あれれ~?堀北さん、上辺だけで人を判断しないって言ってなかった?それ、ドドド偏見だよ」
工藤新一仕込みの猿芝居で必死にカバーしようとしているが偽札のように櫛田の裏面は透けている。
それに偏見であることを誇張したいのは分かるが、富士急のアトラクションみたいになってるぞ。それ。
「はるちゃもは別に一人が平気なだけで好きとは違うよ、目立つのが嫌いってのも半分間違いかな」
「…随分と仲がいいのね」
鈴音のその言葉に櫛田はニコっと入学からずっと変わらない愛想笑いを返した。
『気安く仲良いとか言うんじゃねぇよ』というメッセージが俺には読み取れた。
俺、洋介、櫛田の3部の勉強会。長谷部は櫛田の管轄だ。絡みがない方がおかしい。
「長谷部の印象は櫛田と同意見だ。一匹狼の皮を剥げば中には人懐っこい小型犬が入っているだろう」
「なんか表現キモ…え?あんた、長谷部さんと関わりあったの?」
「ああ。彼女曰くプリ友に分類するらしい」
「「は?」」
本日何度目か分からない二人の共鳴の直後、それをかき消す大歓声が上がった。
一之瀬と長谷部が正面から抱き合ったのだ。
多分、第二体育館では今頃ボヤ騒ぎが起きている。
「なあ、櫛田。あれは長谷部が嫌いな方の目立ち方じゃないのか?」
「…そう思ってたんだけど…。楽しそうだね…」
「これも一之瀬のなせる業か…」
一之瀬と長谷部は体を密着させて、体を軽く上下させることで小刻みなトラップを繰り返していた。
サッカーボールは吸い込まれるように一之瀬と長谷部を交互に行き来している。
弾力を完璧に制御してサッカーボールの位置エネルギーをコントロールしているのだ。
彼女達になら『あ、お前がボールな!!!』といういじめっ子の決め台詞を言われてみたいものである。
「ちょっと男子!!!うるさい!!!」
女子の黄色い声援は許されても、男子の野太い声援は許されない。
時代錯誤な差別的思考ではなく、これは需要と供給の問題なのだ。
櫛田の風紀委員長ばりの統制はあっという間で騒いでいた男子達はタオルを顔面にきつく巻き付けられた。
令和のメカクシティアクターズ誕生秘話である。
「松下さんとかや乃さんが報われないわね…」
「深読みするな。一之瀬に他意はない。戦力を温存する前提で今後を見据えた人選だ」
「そうかもしれないわね。けれど、それを彼女達が信じるかは別の話でしょう?」
鈴音の視線の先には口をぽっかりあけて啞然とする松下とかや乃がいた。
パーフェクトセルを前にしたベジータのように完全に戦意を喪失している。
『Dクラスの勝利。5-3』
茶柱先生はこんな時でも平坦な声で結果だけを告げた。
Cクラスの生徒の視線が猛烈に泳いでるのを見ても、彼らのパフォーマンスは二日酔いのサラリーマンレベルだったのだろう。
「ありがとうっ。長谷部さん」
「う、うん…」
長谷部の手をブンブンと振って無邪気に喜ぶ一之瀬。
長谷部はそれに圧倒されつつも、こみ上げてきた恥ずかしさを隠せない様子だ。
「大金星だな。一之瀬」
「にゃはは。どうだったかな?」
「ああ。リフティングとボールを落とさないという勝利条件を上手く嚙み砕いたな。目から鱗だった(色んな意味で)」
「そんなに見てたわけっ!?」
馬鹿な男子連中とは違い騒いでいない俺や洋介はメカクシ団の入団には至っていない。
声を荒げる長谷部は『きょーちゃん…詰めが甘いよ』とぼそりと呟いた。
「首の後や足で挟んでキープしているものはリフティングとは呼べない。だけどあれは立派なトラップだ。(色んな意味で)見事だった。(色んな意味で)」
拍手喝采まで送りたいくらいだが、それはあからさますぎる。
メカクシ団もとい変態仮面集団に入れられるのはごめんだ。これくらいにしておこう。
「長谷部ちゃん、やったね。褒められたよ」
「う、うん…それは、まあ、嬉しいけど…。ちょっと何この複雑な感情っ!!」
普段見せない感情の起伏が顕在化してきている長谷部。転入早々それを引き出すとは…。
同じ苦難や危機を乗り越えた二人には連帯感が確かに生まれていた。
一之瀬と長谷部という黄金比率を体現したコンビ結成は予定より早まりそうだ。
「今後を見据えた人選。貴方の言った通りね。彼女の処世術には頭が上がらないわ」
「鈴音も少しは見習ったらどうだ?高円寺の性別をひっくり返したようなOAAの数値は見飽きただろ」
「鬱陶しい表現ね。それを改善するためにはあれらに向けて体裁を取り繕う必要があるんでしょう?人間の言葉を喋れるかが心配ね」
競技が終わったことに気付いてないのか?あいつら…。
…仲良くない人とでも仲良く見せれることがコミュ力だと誰かが言っていたが、付き合う友達は選ぶことも大切だな。うん。
一之瀬が齎したのは勝利だけではない。
人間の階段から転げ落ちてしまった男子大半と女性としての性能の差に絶望した松下とかや乃という負債。
余裕でプラマイマイだ。
この後の競技は全て大敗を喫し、9-3というトリプルスコアで俺達は敗北した。
救いなのは空元気ではない妙な活気が、Dクラスに渦巻いていることくらいだった。
終始ファニーな展開です。
物語的な補足をしますと、
ペーパーシャッフルでは中途半端な点数の長谷部が一人余っていました。
(須藤退学により総人数が39人なため)
転入してきた一之瀬と長谷部が必然的にペアになる流れです。
今後を見据えた人選とはこういう意味です。
完全に棚ぼただけど、須藤退学で三宅長谷部ルート潰せるのイイね。
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長谷部の身長公式設定153cmは小柄すぎる印象。
それを言ったら龍園も小さいんだけど。