今は席を変え、私とみほさん。まほ姉と副隊長で別のテーブルに座った
「えーと………副隊長さんの名前は?」
「逸見エリカだ」
「貴女が隊長の言ってた幼馴染ね。随分と隊長を待たせてたみたいだけど?」
「………会うつもりはなかった。私に会う資格があるのか―――そう思っていた」
「でも、もう戦車道を始めたんだから会っても良かったんじゃ………?」
「一度戦車道を辞めた身ですので………西住流の長女であるまほさんと会えるのか………」
「………もうその呼び方では呼んでくれないのか?さっきは呼んでくれたが?」
「………恥ずかしいんです」
心の中では『まほ姉』と呼んでいる俺。ほんと、何で転生者の俺が何でまほ姉って呼んでるんだ?
「………それで元副隊長、大洗学園に今はいるのね」
「は、はい」
「西住流と戦うつもり?」
「………私は西住流とは違う戦い方で勝ってみせます」
「言うじゃない………!」
みほさんは少し怖がっている。これは慰めないとね!
俺はみほさんの頭に手を置く
「勝つよ。西住流だけじゃ勝てないこともあるってことを教えてやります」
「へぇ?西住流こそが王者の戦い方なのよ?それを否定するつもりかしら?」
「否定する訳じゃない。私も西住流を教え込まれたから」
「愛も出るのか?」
「まほさ……まほ姉、勿論」
「そうか………もし、愛が出て来ても、私は西住流を貫く覚悟だ」
「………はは!まほ姉と戦える時は案外近いのかも。あの時のリベンジマッチってとこかな?」
「あぁ。昔と違うと言うところを見せてやる」
「貴女、西住流を教えて貰ったって言ってたわね?使わないの?」
「西住流で習った事は相手を一撃で倒すこと。純粋な機動力等に関しては島田流だがね。圧倒的な火力で統制された陣形は大洗学園では無理だけどね………みほさん、行こう」
とみほさんと立たせる
「では、これにて失礼」
………よっし!決まった!
「あぁ。またな愛。………みほ」
「大丈夫?」
「んあ?沙織さん、問題ないよ。取り敢えずは何とかなった」
「愛殿って西住流と島田流両方を修派してたんですか?」
「まぁ………うん。秋山さんの認識で合ってるよ」
愛さんって島田流も習ってるとは昔あったね。あの時は悲しかったけど………
「とにかく、今は公式戦について考えましょう」
「一回戦だからファイアフライは出てこないと思うのですが………」
「ふ、ファイアフライか」
「乗ったことあるのですか?」
「子供の頃、操縦と射撃を覚えたのもファイアフライだった。と言ってもIC型だったげどね。………願わくは」
愛さんは一言置いて
「サンダースのファイアフライが後期ファイアフライでないことを祈るよ」
「後期ファイアフライ………まさか、APDS付き?」
「さっすがゆかりん!」
「ふえっ!?ちょ、ちょっと!照れますよ~………」
………ナニコレ?じゃなくて!
今日は、作戦を考えて、解散した