「みほ、少し考えた」
『何をですか?』
俺は作戦を伝える。簡単だ。昔ドイツ軍が国際法をガン無視して作ったM10と同じような作戦
『グライフ作戦』だ。
先ずはサンダースの車輌に溶け込むように行動しなければならない
偽装無線でその地点へと車輌隊を向かわせ、さぞかも待っていたかのように合流すると言う作戦だ
『全車128高地へ来てください。ファイヤフライがいる限りこちらに勝ち目がありません。危険ではありますが、128高地を陣取って上からファイヤフライを一気に叩きます!』
さぁ………食い付いてくれ。
『ありゃ本気の目だな』
『戦車道に国際法と言う言葉はないからガン無視でやれるな。アンフェアで行くならアンフェアで叩く。目には目を、歯には歯を、だ』
『違いない』
サンダースフラッグ車では
「フフフ……アーッハハハハ!! 捨て身の作戦に出たわね!! でも丘に上がったらいい標的になるだけよ?」
アリサはまんまと引っ掛っていた。そして、ケイに無線で伝える
「128高地に向かってください」
『どういう事?」
「敵の殆どの車輌が集まる模様です」
『ちょっとちょっと、どうしてそんな事が分かるの?』
「私の情報は確実です………!!」
『………オーケー!全車、Go ahead!!』
「………来マシタ。いつでも用意は出来てマス………」
『これより偽装作戦を開始』
サンダース戦車隊が走行していく。その最後尾が行った瞬間、出て、後ろを走った
「あれ?あれってセイロンさんの戦車………?」
「………ふふっ考えましたねセイロンは」
「何をですか?」
「見なさいペコ。セイロンとサンダースが乗ってる車輌は?」
「シャーマン………まさか?」
偽装だと気づいたペコ。
「そう言えば、ドイツ軍がアメリカ軍に偽装して混乱を狙ったと言うこともありましたわね。セイロンはそれを思い付いたのでしょう」
「………あれ"台湾から買った"車輌って言ってませんでした?」
「………え?」
『今のところ、順調に進行中………やり方汚ねぇな今更だけど』
『こう言うのも楽しいさ。偽装するのも悪くないのかもな』
中国語で喋ってる二人。そして、例の128高地に着くと、やはり誰も居なかった
「ちゃーんと引っ掛かってマスネ」
「こっちは色が全く違うのデすぐバレますガ………」
そしてケイさん
「何も無いよーーーーー!!!!」
の声が聞こえた。
………偽装作戦成功。後はトンズラだ
「M79弾装填。スモークばら蒔いて逃げきるぞ」
「了解。隊長車輌に撃ちますカ?」
「いや、隊長車輌、ギリギリの辺りに撃ち込め」
「了解!スモーク弾、撃テ!!」
「ファイアー!!」
ツッ!
ズドン!!
隊長車輌にスモーク弾を撃ち込みトンズラする
あー怖い怖い!ファイアフライが向きそうこっちに!
「車載機銃で牽制!履帯にダメージを与えれるから!」
中国兵2が12.7mmHBで牽制。砲撃に晒されながら何とか離脱出来た
「ふぅ………一杯してやられたわ。シノハラ!本気にさせると怖いよ~?」
さて………次はこれをしでかした本人に伝えないとね………全く、フェアプレーで行こうって言ったのにこっちがアンフェアなことしてどうするのよ………もしかしたらシノハラはこっちがアンフェアな事をしてるのを気づいていたからこんなことを………?同じシャーマン使ってるからビックリしたけどね!
「相手と同じ車輌の数で行こうか!ナオミ!」
『イエス、マム』
シノハラはナオミに任せようかしら?それにそれにシノハラのシャーマンの砲手の腕は本物だしね!
「あ~………生きて帰れた………」
「帰っタラ、中華でも食べマス?」
「それイイネ!炒飯もツケテ!」
「………フラグにならないことを祈るか」
中国兵二人がフラグをかましているが、肝が据わっている………流石元人民解放軍陸軍
日本に来て文化に侵食されたからなぁ………前にも言ったけど
と思いつつ、みほ達はM4A1(76)Wと追いかけっこをしているところを合流出来た………その直後
ズドーン!!
『この音は!?』
『シャーマンファイアフライ………17ポンド砲です!』
………来たか。想定以上に合流が早い。早くつけないとな