TSして戦車道で頑張るお話   作:東ドイツ空軍航空部隊

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お別れです………

 

 

 

 

西住家に泊まり続けてから、最初は自分は戸惑った。中身は男ですので()

 

あれからも、みほとまほと仲良く遊んでいた。ボードゲームを特に挑んできて、戦術をたまに変えてやることもあった。ただ、父に言われた『島田流とよく似ている』が気になっていた。まぁ、分かってる俺からすれば西住流や島田流とかなぞ関係無いが

 

「むぅ………やはり勝てない………」

 

「よーし!今度は私の番!!」

 

「もう何回目ですか………」

 

5回位やって全敗している西住姉妹。そして家政婦の菊代さんとも会った。とても優しそうな人だった

 

何故かみほがくっついて離れないことがしばしばあり、まほが拗ねて、私が宥めたりしたり、一緒に戦車に乗ったりしてテンションが上がることも。シャーマン・ファイアフライに乗った私だけどⅡ号戦車も初めて乗る戦車だからテンションは上がる上がるゥ!それに、初めて自分の知らない戦術を学ぶことも出来る。一石三鳥とはまさにこの事だ

 

「愛さん。貴女の中での戦車道とは何ですか?」

 

しほさんからの質問………しほさんは真剣そうだ

 

「自分の作戦を試合でも使えることが出来、勝っても負けても良い経験になると考えています!」

 

「そうですか。西住流は撃てば必中 守りは固く 進む姿は乱れ無し 鉄の掟 鋼の心 を鉄則としています。これが王道の戦車道の戦い方です」

 

「………それは直ぐに決着がつきそうですね」

 

「えぇ。その王道に相応しいドイツ車を使ってますので」

 

「おぉ………確かに王道に相応しい車輌ですねドイツ車輌は。そうですね、必中、守備能力等はドイツ車輌にしかない特徴です。………でも、私は臨機応変に対応すると思います」

 

と言うと

 

『………やっぱり才能を持っているのでしょうね』

 

「?」

 

最後は何を言っているのか分からなかった。

 

それからⅡ号戦車を本格的に操縦した。坂道が有るところは

 

「しっかり掴まってて!飛びますんで!」

 

「「(゜_゜)?」」

 

まるでソ連のT-34戦車の如く車体がジャンプし着地した

 

「「うぎゃ!!」」

 

「よしっ!!決まった!」

 

「愛………もう少し落ち着いて操縦してくれ………」

 

「くらくらする~………」

 

まほは無事そうだが、みほの頭はくらくら回っていた。

 

「………ごめん。次は一人でやるから」

 

「でも、操縦の腕は本物だな。………本当は何に乗ってるんだ?」

 

「シャーマン・ファイアフライ」

 

「ファイアフライか………まさかそれでジャンプは」

 

「うーん………快速戦車や速度のでる戦車、BT-5とかM3スチュアートとかなら出来るけど、中戦車は厳しいよ………それにファイアフライの火力は本物だから」

 

とまぁ、こんな感じで楽しそうだった。戦車の動きは本当に鋭く決まった。

 

そして、しほから二人に課題を出すのであった

 

「みほとまほには課題を出します。この一年間の間に愛さんを倒してみなさい。もし、倒されなかった場合は一度、ここを離れて別の流派に行って貰います」

 

「え………………?」

 

ほう………なら、自分の言うことは一つ

 

「………二人とも、私を頑張って倒して」

 

「分かった。私も容赦なく行くぞ」

 

「うん!愛ちゃんの事を倒したらまだ一緒に居れるんだよね!」

 

それから、一週間に何度か、私対まほ、みほと戦った。しかし………私が言うのも何だけど、全く通用していなかった。当たりはしたこともあるけど非貫通、跳弾を繰り返していた。二人とも、私のシャーマンICに翻弄されていった。改造に改造を施しまくった結果、搭乗員一人だけと言う戦車になった。もう別物になったよファイアフライが

 

父曰く『愛が初めてだからな。金ぐらい掛けさせてくれ』と言うことらしい。ならAPDSを載せてくれ。ま、無くても戦えるが

 

そして、運命の一年後―――

 

「ぐすっ………ぅぅ………」

 

「………………ッ」

 

私が一年経っても倒されなかったので、別の流派に行くことになった。

 

「泣かないで」

 

「だってぇ………」

 

うぅ………こっちも泣きそうだ。精神年齢おじさんの俺は涙腺が脆くなっていくからなぁ………(お前早いだろ)

 

「必ず会えるから!その日まで、待っててくれる?」

 

「………いつ会えるんだ………?」

 

「………あー………でも、ちゃんと会えるから………ね?」

 

すると、みほが抱き付いてくる

 

「っ、みほさん………苦しいですよ」

 

「………ヒッグ………」

 

みほは私の胸の中で泣いていた。それにまほさんも追加。

 

「うぐっ………苦しいよ二人とも………仕方ない」

 

私は二人の頭を撫でた。優しく………

 

そして、二人とも離れた。その時の顔は覚悟を決めた顔をする

 

「愛」

 

「さぁ、行きなさい」

 

「二人の事は、お任せください」

 

………寂しくなりそうだ

 

「………ありがとうございました。とても楽しかったです。それでは今までお世話になりました」

 

と言い、私はファイアフライに乗った。

 

………楽しかったな。二人との思い出も。

 

あぁ!!何でこんなに悲しくなるんだよ!今めっちゃ悲しい!元男の俺は、ターミネーター2以外悲しくならなかったのに(何でだよ)。あの親指を上げながら消えていくのは本当に泣けた。

 

………取り敢えず、聞いてみようかな

 

「お父さん、何でみほさん達と一緒に居れないの?」

 

それっぽい口調で聞いてみる。癖で男っぽい喋り方になりそうだけどね!!

 

「しほの奴が早く連れていった方が良いって言うからな………愛、島田流は知ってるか?」

 

「………島田流?」

 

………わーお、次は島田流ですか随分大層な事になってきましたねぇ!

 

という訳で、お次は島田流です!

 

 

 

 

 

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