「愛先輩!?もう復帰したんですか!?」
「……まあ」
一年生チームがたまたまみに来ていた時に遭遇した。
「もう治ったんですか?」
「勿論。あっという間だったけどね。…で、プラウダとの試合、どうだった?」
「ギリギリ勝ちました!後は……」
「本命の黒森峰…か」
「次はとうとう決勝戦だ!相手は黒森峰女学園!」
メンバー内で緊張が走る。リョウとジャンはいつの間にか復帰していた
「全校の期待が掛かってるから頑張ってよ~」
『相変わらず軽いノリですね………』
『角谷会長らしいと言うか………』
小声で話していたジャンとリョウ。聞かれては居なかった
「本日は全員、戦車の整備に当たれ!」
『はい!!』
皆、各自の戦車整備をした。
そして、次は生徒会室での作戦会議である。みほは黒森峰のおおまかな編成を書いて赤ペンで丸を付けていく
「決勝戦は20両まで良いそうですから、恐らく相手戦車はの配置は………ティーガー、パンター、ヤークトパンター、ヤークトティーガー、ティーガーⅡ、エレファント………位ですかね」
「………今の戦力じゃきついな」
Tー34ー85ならティーガーやパンター、ティーガーⅡなら相手できるがヤークト兄弟、エレファントは他の戦車でも分が悪すぎる。それにヤークト兄弟とエレファントは"ガチガチ"に硬い。某マルチコンバットゲームではヤークトティーガーやティーガーⅡは戦後車輌を相手取る事になるがそれ程砲の威力や硬さは本物ってことだな
「何処かで戦車叩き売りしてませんかね?」
「買えるんですか?まず」
「うーん………今の資金じゃ厳しいかねぇ」
「となると改造したりして戦力を補うしかないですね。38tはヘッツァーに変更も出来ますし」
「いいアイデアだね!」
「そう言えば、この間見つかった88mmはまだか?」
「そう言えばさっき見ましたね。多分もうそろそろだと」
「あれさえあればわこの戦局を打破出来る筈だ!」
88mm………ポルシェティーガーで戦局を打破出来るのだろうか………?
すると、電話が鳴った。小山さんのポケットから
「あっ、電話………はい、分かりました」
電話を切ると笑顔を見せた
「レストア終了です!」
「よしっ!!」
とうとう完成か………名車が
「すごーい!」
「強そう!」
一年生チームからは好評ではあるが、みほ達は微妙な顔をする。ただ、一人を除いて
「あれ!レア戦車なんですよね!」
そりゃ、10両しか生産されず、残りはフェルディナント、エレファントに改修された車輌
ポルシェティーガーが、目の前で動いているのだから
「まぁ、地面にめり込んだり」
履帯が地面にめり込む
「加熱してエンジンが炎上したりと壊れやすいのが難点ですけど………」
ポルシェティーガーのエンジンから火が出る。これも時代を先取りしすぎた影響だ
「零戦だな。あいつも時代を先取りしすぎた」
零戦に例える愛。零戦は30年先の技術を先取りした戦闘機だ。航続距離は約3000キロ、F-14トムキャットに匹敵する航続距離を持ち合わせ、格闘能力はどの戦闘機にも負けない。防弾は皆無。しかし、日本の技術力の高さを示した究極の一機とも言えるだろう
ポルシェティーガーの足回りは本当に酷い。ヤークトティーガーにもヘンシェルとポルシェの足回りが存在する。最初はポルシェが採用されたが、原因不明の振動が起こり、それを何度修理しても直らなかった為急遽ヘンシェルが採用された。
「あちゃーまたやっちゃったかー………ホシノ~消火器」
自動車部も慣れるのが早いのか、慌てる様子もなく消火作業を進める
「戦車とは呼びたくない戦車だな。あれは」
『あはは………』と苦笑いしながらポルシェティーガーを見る。
「で、でも!足回りは弱いですが、88ミリ砲の威力は抜群ですから!最大装甲厚100ミリのれっきとした重戦車ですよ!」
と弁護したが、小山さんは頭を抱えた
「もう他に戦車は無いのでしょうか………」
その後は、後のアリクイさんチームがやってきた。ねこにゃーだったっけか?
「でも………戦車は何処を探しても無いの………」
「え?あの戦車は使わないの?」
「あの戦車?あるのか?」
どうやら駐車場に放置された居るのだそう。どうやって居れたんだ?
ねこにゃーの先導で駐車場へと向かった