デスゲーム出身PK狩りがいろいろやる話   作:ゴリ押しこそ至高

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流石にこれはリアルでやっとくべきかなって


想定外エンカウント

最近購入したばかりのバイクに跨がる。

 

リーファからの連絡待ちなので、今日は解散!とのことなので、ご飯を食べにダイシーカフェに行くことにした。

 

 

「いらっしゃいませ〜って若葉か。お前毎週来てないか?」

 

「こんばんはアンドリューさん。おれ、コーヒーここのやつしか飲めないからね」

 

「……お前、砂糖もミルクもドバドバ入れるのにコーヒー目当てだったのか?」

 

「おれは元々コーヒーが苦手だけど、飲めるようになった方がいいでしょう?どうせ克服に使うなら美味しい方がいいじゃない!これでも少しずつ砂糖の量は減らしてるんだよ」

 

「まあコーヒーの味を褒められてるのは嬉しいけどよ…無理して飲む事無いと思うぜ?カフェの店主が言うのも変だが、コーヒーを飲めなくたって生きていけるワケだしな」

 

「後アレだよ。今度和人がALO内で仲間を紹介してくれるって言ってるんだけど、アンドリューさん聞いてる?」

 

「ああ、お前さんが到着次第世界樹前に集まろうぜって提案があった」

 

「そのメンバー中に、ここに来たことの無い人ってほとんどいないでしょ」

 

「そうだな」

 

「つまりここでの遭遇はあり得るワケなんだけど、カフェでいっつもオレンジジュースとお冷だけ飲んでるヤツ…だいぶ偏食な人に見えない?」

 

「あんなに砂糖をドバドバ入れてたら偏食より糖尿病の心配が先に来そうだがな」

 

「だからミルクだけでいけるように克服するって寸法だよ。というわけでビッグサンドのコーヒーセットで!」

 

「あいよ…っといらっしゃい」

 

アンドリューの声に反応して後ろを向くと、そこにはキリトと…アスナがいた。

 

…さて、リアルであまりキリトに会わないようにしていたのはアスナに遭遇する可能性があったからだ。

 

何せ須郷の所業を知りながら自分の都合で放置し、挙句に交渉材料にしようとしていた相手だ。しかも元々の苦手意識もある。

 

………よし、知らん人のふりをしよう。

 

いずれ謝らねばならない相手だけど、今じゃない。

 

「あなたもしかしてアオバ?キリト君から色々聞いたよ!」

 

はい試み失敗。

 

「オヒサシブリデス、アスナサン」

 

「なんでカタコトなんだよ」

 

「お前が話したっていう色々の内容ってのが何かわかんないから、アスナが怖いんじゃないか?」

 

「…ご名答だよ、アンドリューさん」

 

「私ってそんなに怖いかな?」

 

「2ヶ月勧誘メッセを一つのギルドから送られ続けた恐怖がわかるか?」

 

「ごめんアスナ、流石にそれはちょっと擁護のしようが…」

 

「勧誘メッセージはもう送らないでってちゃんと通達出したよ!?」

 

「でも貴女本人も会う度『ギルドに入る気は無い?』って聞いてきたよね?」

 

「うっ」

 

「アスナ、純粋な疑問だが当時のギルドの人材ってのはそんなに足りないもんだったのか?名実共に最強ギルドだったと思うが」

 

「…アオバのギルド内人気が高かったのよ。ラフコフとの一件で危ない所を助けられた人が多かったみたい。実際私も回復の時間を稼いで貰った内の一人だから、頭ごなしに勧誘禁止とは言い切れなくって。それで勧誘メッセージの送信禁止の条件として〈私がギルド代表として勧誘は続けるから、ギルド全体での勧誘は迷惑だから無し〉という措置にしたの」

 

「個人が直接会って勧誘する方も正直デメリット無いか…?メッセージは無視すれば良いけど、直で話しかけられたら無碍にはし難いだろ」

 

「付き合ってる贔屓目抜きにしてもアスナは目を惹く容姿をしてるからな。珍しい女性プレイヤーで、攻略組でトップギルドのサブリーダーとして有名な人が直々に勧誘は結構話題になってたかも…」

 

「それは…うん。今思えばそうなんだけどね…本当にごめん」

 

「………おれの方がもっと謝るべき事情があるよ。結城明日奈さん」

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