デスゲーム出身PK狩りがいろいろやる話   作:ゴリ押しこそ至高

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計画

リアルの日光を病院の中庭で浴びる。

 

身につけたTシャツの緑色は、剣の世界で守ってくれた自身のコートと比べるとひどく軽くて違和感を覚える。

 

60層あたりからお世話になっていた薄緑のコート。

 

それと比べると防御力は皆無、状態異常耐性など付いていないこの服に、頼りなさを感じて不意に不安になるのはきっと…剣の世界から心が離れきれていない証拠だろう。

 

 

現実世界に戻ったあの日からしばらく経った。

 

未だ目を覚ます様子の無い人はいるものの、世間はひとまず落ち着いてきている現状だ。

 

もちろん未だ衰弱死の可能性がある以上手放しで喜べはしないが、目を覚ました人がいるというのは被害者の家族に希望を与えているのだろう。

 

別の意味で希望を持っている者も居るけれど。自分とか。

 

「SAO被害者、一部未だ目覚めず。管理を引き継いだレクトに希望を託して…こっちの希望も託せたら良かったのになぁ」

 

携帯端末の画面を消灯し、天を仰ぐ。

 

SAO事件の処理で現状1番の問題点を聞かれれば、目覚めない人たちの事を解答とする人はかなりの割合だろう。

 

だが、これをある意味一縷の望みであると少年は思っていた。

 

つまりは宿敵、PoHはリアルへの意識の帰還が為されていない可能性である。

 

どうにかあの男の居場所を突き止めれば、本人はグースカ寝ている可能性があるわけだ。

 

息の根を止めるのにこんな好条件が揃っている可能性が残っている事を、自身の思考の不謹慎を自覚しながらも期待をせずにはいられなかった。

 

問題点は突き止める方法が不確実である事だが。

 

「ボロを出してくれたらスタートラインに立つ権利、その情報が使えてスタートライン、そもそもスタート出来てもゴールが望む物か不明…博打だなあ」

 

突き止める方法というのは至極単純、盗聴行為である。

 

リハビリが始まってすぐの頃、レクトの社員だという男が向かいの病室に出入りしていたのだ。

 

退院してすぐに盗聴用の小型マイクを入手し、定期的に見舞いに来る彼のビジネスバッグに仕込んだという訳だ。

 

何かしら重要機密情報を漏らせばそれをネタに脅せるだろうし、PoHの情報が盗聴で得られたら百点満点どころでは無い成果だ。

 

本人に接触し、社内でも結構な地位である事も確認済みである。

 

善良な青年であろう彼には悪いが、どうかボロを出してくれと願い続けて今日で1週間。

 

衣擦れの音を多く含んだ音声を聞き続けて、いっそ直接尾行して他の社員にも仕込んでやろうかと画策するくらいにはストレスを溜め込んでいた。

 

「………コイツ本当にそこそこの地位の責任者?有事の際のスケープゴートとかじゃ無いよね?」

 

言ってる側から、盗聴先で電話が鳴っている。また定期連絡の電話だろうかと若干の苛立ちを覚えたが、情報を取り逃がす訳にはいかない為耳を傾ける。

 

『なんだ?……脱走だと!?どうやってあのパスを知った!』




プレイヤー名『aoba』

本名…春野 若葉(ハルノ ワカバ)

プレイスタイル…PKプレイヤー狩り。

殺害人数…22人(全員がカーソルレッドorオレンジ)

拘束人数…71人

武器は両手剣を愛用していたが、短剣や片手用曲剣も使っていた。

主人公の種族は?

  • 緑色着てたんだろ!シルフでしょ!
  • 歌って戦え!プーカこそ至高!
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