デスゲーム出身PK狩りがいろいろやる話 作:ゴリ押しこそ至高
こうして、自分が闇取引を持ち掛けるつもりだった男は気を失った訳である。
……これこっからの交渉無理じゃない?キリト君通報するよねこれ?
いろいろ考えたが、結局のところ須郷にプラスの印象を与えるには、口封じにキリトの息の根を止めるのが前提という論外な方法しか無いので諦める。
「大丈夫か!?ゴメン、俺の事情に巻き込んじゃって………」
「大丈夫だけど君が話しかけて来た時点で大丈夫じゃ無いよ……後、敬語崩れてるよキリト。おれもだけどさ」
「話しかけて来た時点で…?というかなんで俺の名前知って……いや見覚えあるな」
「おれアオバだよ。ラフコフ討伐の時アスナが回復必要になった時、彼女が戻って来るまで即席で連携したでしょ?……いやまあそれはいいから、止血だけしてあげるからさっさと病院で手当してもらって」
「ああ………あの開幕PoHはどこだ!って叫びながら先陣きってた緑コートの…」
「せめてアスナの勧誘の方をエピソードに選んで。なんでそんなおれの蛮族ムーブの方をお出ししてくるんだ。…はいおっけー、消毒は出来なかったから早めに治療してもらってね」
「アスナの高圧的勧誘はそんなに珍しく無かったから印象に残り難いんだ。止血ありがとう。ついでに受付に警察を呼んでもらうよ」
「…警察が来るまで見張っておくよ。というかあの時はもっと強く止めてくれても良く無かった?恋人でしょコントロールしてよ」
「あの時は恋人じゃないし、正直あのアスナは怖かった」
「いろいろ落ち着いたらその発言アスナにチクってやるから覚悟しろよ」
「いろいろ落ち着くまでに君が忘れている事を祈っとくよ。……ひとまず連絡先は交換しておこう。巻き込んだ以上君も事情を知る権利があるしな」
「ああ、じゃあ詳しい話はまた後日。………でもこれだけは言っておくよ、キリト。おれは君に巻き込まれたからここにいるわけじゃない」
なお、この後受付の人に声をかけたキリトは治療を受けずにアスナの病室に直行し、怪我に気づいたアスナがナースコールをして先生の元に連行してもらったらしい。
早めに治療してもらえって言ったでしょアホ。
数日後
キリトに呼び出されたので待ち合わせ場所に着いたが、ずいぶん趣のあるカフェを前に立ちすくんでいた。
白状すると、おれはカフェが苦手だ。
コーヒーもお茶もシュガーをしこたま入れなきゃ飲めないから。
でも寒空の下ぼんやりしてても仕方ないので入店。
「いらっしゃい。お好きな席にどうぞ」
……このゴツい店員さん見覚えあるな。
「お兄さんもしかしてSAOプレイヤーでした?」
「おっ?キリトが待ち合わせした奴ってもしかしてお前か」
「そうです。プレイヤーとしての名前はアオバといいます」
「そうか。オレのプレイヤーネームはエギル、本名はアンドリュー・ギルバート・ミルズってんだ。好きに呼んでいいぜ」
「じゃあアンドリューさんで。キリトはまだ来てないんですか?」
「アイツならお手洗いに…噂をすれば」
「ようアオバ。自己紹介は済んでるみたいだな」
「まあね。傷の具合はどう?」
「もう塞がってるよ。医者が止血を褒めてたぞ」
「医学の専門家に褒められると光栄だね。……そっちは説教されただろうけど」
「そこは突かないでくれよ。アスナにも未だにネチネチ言われてるんだ」
「心配だからだろ。大人しく聞いておけよキリト」
「これに関しちゃエギルも説教側かよ」
「大人だからな」
「くっ……まあそれは置いといて話を始めよう」
「飲み物はどうする?」
「おれはオレンジジュース」
「おまかせで」
「あいよ」
それからSAOの最後の話と、現実に戻ってからの話を聞いた。
ALOでの一枚の写真から始まった、彼の2度目の世界での冒険は壮絶な物だった。
偶然出会った最初のプレイヤーが妹だった事。
死が許された世界での戦いへの戸惑い。
須郷…オベイロンとの戦いと、茅場からのGM権限。
そして、新たな仮想世界の種。
「……とまあこんな感じかな。何か質問はあるか?」
「…………GM権限はどこまで干渉出来るの?例えば、SAOプレイヤーの最終ログイン地点を知る事は出来る?」
「出来ない…と思う。干渉出来るのはSAOをベースにしたゲームのデータだけで、サーバーの管理…つまりログイン地点がわかるのは管理者であるレクトだけのハズだ。実際に干渉したのはサーバーじゃなくて、ログアウト機能の方だしな」
「わかったよ。じゃあ次はこっちの事情だね」
「こっちの事情?お前、病院でキリトと須郷の争いに巻き込まれただけじゃ…」
「そういえば病院で言ってたな。話かけた時点でとか、巻き込まれたからここにいるわけじゃないとか…」
「なんで病院にいたのかも、最終ログイン地点について聞いたのも、全部一緒の理由だよ」
「「一緒の理由?」」
「でも説明の前にひとつ言っておかないとね。………やってくれたな勇者サマ。君は別に悪い事はしていないが、それはそれとしておれは君を殴りたい気分だ」
主人公の種族は?
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緑色着てたんだろ!シルフでしょ!
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歌って戦え!プーカこそ至高!