デスゲーム出身PK狩りがいろいろやる話 作:ゴリ押しこそ至高
フカ次郎との出会いから一週間。
レクチャーの名目で2人で一緒に狩に出ていた。
「いやあ!流石SAO出身だけあって近接戦の腕は教える事無いね!」
「そりゃどうも。…魔法での援護ってのは凄いね。SAOじゃ遠距離攻撃の手段なんて投擲くらいだったから」
「そっか〜遠距離からのノックバック手段が無いって私からしたらめちゃくちゃやりにくい環境だわ」
「そのぶん味方の射線を考えなきゃとかは無かったから、ALOでの連携にはまだ慣れないかな」
「こういっちゃアレだけどアオバ魔法の援護いる?」
「おれがいらなくてもお友達はどうかわかんないでしょうが。教え方くらい考えておかなきゃVRMMO初心者にこの戦闘ノーレクチャーは酷だよ」
「うがー!アオバ代わりに教えられないかな?」
「こっちだって教わってる立場なんだよ?そんなに教えるの苦手なら他のシルフプレイヤーに頼めば良いじゃん」
「いやあ、仲の良い奴ら全員に『私が完璧に教えてみせるぜ!』って言っちゃったからちょっと…ね?」
「恥と言うなら初対面の初心者相手にあの声のかけ方をした時点で…」
「それに関しちゃゴメンて。許してちょ」
「ひとまずそのお友達を誘う前にもうちょっとわかりやすいレクチャーを頼むよ、師匠でしょ」
「お、おう……師匠と呼ばれるとちょっと照れるぜ…」
「フカが自称してるのに照れないでよ。こっちまで恥ずかしくなってくるでしょ。ひとまず安全エリア戻ろう、アイテム結構ドロップしたから整理したい」
「あいよー」
索敵をしながら帰路を歩く。
飛ばずに歩きなのはここ最近サラマンダーのPKプレイヤーの報告があるらしいからだ。少人数パーティで目立つのは御法度…らしい。
世界樹のクエストがクリア不可の状況であり方向性を転換するという情報が運営から発表されて以降、種族間の争いは沈静化しつつあったものの、当然PVPが好きでこのゲームを続ける人も多くいる。
サラマンダーのプレイヤーはシルフのプレイヤーとの小競り合いは日常茶飯事だったので、それを急にやめる人が多かったかと言われれば否だったわけだ。
「くっそ〜早く飛びたいな〜」
「仕方ないんじゃ無い?今んとこシルフ共通の確実な対応策って無いんでしょ?」
「そうだけどさ、運営ももうちょいバランス調整してくれても良くない?」
「別種族同士での協力をしやすくするには得意不得意の差が無いといけないんでしょ。シルフだけで完結するなら今までと変わんないじゃん」
「うーん。確かに戦闘得意はサラマンダーの特色だけど隣同士な訳だし、もうちょいなんか…」
「気持ちはわかるけ……待って、索敵引っ掛かった。プレイヤーだ」
「まさか例のPKか?」
「もう少し先で動き回ってるけど……ッ!」
全力で走りだす。聞こえる音で予断を許さない状況だと感じたからだ。
「え、ちょ早!」
「戦闘音!先行く!」
主人公のまともな戦闘プロローグ以来ってマ?