平成が終わる前に~♪ネオ!   作:モッチー7

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1994年(平成6年)1月

週刊少年サンデーにとある漫画の連載が始まった。
その漫画の名は『名探偵コナン』。
この物語は、江戸川コナンと言う天才小学生が様々な難事件を解決すると言う、まるで推理小説の様な漫画であった。

それから時は流れ……
29年後の2023年(令和5年)4月14日
名探偵コナンの主人公であった江戸川コナンは、今、何処?


その①

我妻善逸

「今年の劇場版名探偵コナンは、『黒鉄の魚影(サブマリン)』って言うんだぁー。へえぇー」

 

江戸川コナン

「!?」

 

我妻善逸

「今年こそは興行収入100億の世界に行こうねぇ♪」

 

江戸川コナン

「誰が行くか!と言うか善逸!貴様はジャンプ系だろ!何で貴様がサンデー系の漫画を応援してるんだよ!?」

 

我妻善逸

「えー。良いじゃん、東宝系のよしみなんだしぃー」

 

江戸川コナン

「喧しい!」

 

我妻善逸

「興行収入100億の世界は楽しいよぉー」

 

江戸川コナン

「断る!誰が行くものか!」

 

井ノ上たきな

「で、サンデー系でもなければ東宝系でもない私達はどうすれば?」

 

我妻善逸

「このお店って、可愛い子がいっぱいいるねぇ」

 

中原ミズキ

「んまぁ♪ありがとーう♡」

 

江戸川コナン

「喧しい!」

 

我妻善逸

「おっと、話がそれる所だった。ところで、黒鉄の魚影(サブマリン)は何時頃興行収入100億越えする予定だい?」

 

江戸川コナン

「(興行収入100億を)超えてたまるか!」

 

錦木千束

「黒鉄の魚影(サブマリン)って、もしかして名探偵コナンの事を言っているのかい?」

 

江戸川コナン

「何で令和生まれのお前らが、何で名探偵コナンの存在を知ってんだよ!?どうせ平成が終わる前に連載が打ち切られる三下漫画の存在を!」

 

クルミ

「今は令和5年だが、名探偵コナンの連載が打ち切られたって話は未だに聞かんぞー」

 

江戸川コナン

「どこがじゃ!名探偵コナンとか言うつまらん漫画、令和元年までもつわけねぇだろ!」

 

井ノ上たきな

「この会話、筋がまるで通っていません」

 

我妻善逸

「通ってないって?」

 

井ノ上たきな

「江戸川コナンは名探偵コナンの主人公ですよね?」

 

我妻善逸

「そうだけど。それが何か?」

 

井ノ上たきな

「その主人公が名探偵コナンの早期連載打ち切りを望んでいるかの様な会話、どう考えても矛盾だらけです」

 

我妻善逸

「……」

 

クルミ

「……」

 

井ノ上たきな

「あれ?何で皆さん黙ってるんですか?」

 

錦木千束

「……たきな……もしかして、名探偵コナン第1巻を読んだ事が無いの?」

 

井ノ上たきな

「千束、その言い方も変です。まるで名探偵コナン第1巻の中に江戸川コナンが名探偵コナンの早期連載打ち切りを望んでいる理由が書いてあるみたいじゃないですか」

 

江戸川コナン

「書いてあるんだよ!名探偵コナン第1巻に名探偵コナンを早急に連載打ち切りにしなくちゃならねぇ理由が星の数程なぁー!」

 

井ノ上たきな

「は?」

 

錦木千束

「あー、たきな、取り合えず名探偵コナン第1巻を読んでみようかぁー」

 

30分後

 

井ノ上たきな

「つまり、早急に工藤新一に戻りたいから名探偵コナンの早期連載打ち切りを望んでいる訳ですか?」

 

江戸川コナン

「おう。そうだよ」

 

我妻善逸

「そしたら想像以上に人気が出ち―――ぐはぁ!?」

 

井ノ上たきな

「この程度の身長でこの蹴り!?いったいどんな原理なんですか!?」

 

我妻善逸

「き……キック力増強シューズの方で蹴るのは……反則……だ……ろ……」

 

江戸川コナン

「黙れ。あんな糞漫画、平成が終わる前に連載打ち切りにしてやる」

 

錦木千束

「て言っても、今は令和5年だよー。それに、来年は名探偵コナン連載30周年だよー」

 

江戸川コナン

「何!?避けた!?」

 

井ノ上たきな

「千束にそう言う解り易い攻撃を当てるのは、かなり至難の業ですよ」

 

江戸川コナン

「くそー」

 

ミカ

「それよりもだ、名探偵小学生を生み出す為とは言え、APTX4869って何だ?これを飲んだだけでここまで小さくなれるモノなのか?」

 

クルミ

「僕も興味がある。こっちに持って来て欲しいくらいだ」

 

江戸川コナン

「それはこっちの台詞だよ。たく、誰だよこんな穴だらけな設定を考えた奴は?」

 

井ノ上たきな

「漫画の主人公が漫画の作者を侮辱するのは珍しいですね?」

 

江戸川コナン

「喧しい」

 

井ノ上たきな

「それに、連載打ち切りとなれば、『俺達の戦いはこれからだ』の様な終わり方になる危険性が高まりますが」

 

我妻善逸

「その点は大丈夫。pixivなどが『どうしてこうならなかった』的な同人漫画や同人小説を書くだろうよ」

 

錦木千束

「でも、名探偵コナンの連載は未だに続いているから、勝手に最終回の修正が出来ないのよ」

 

江戸川コナン

「名探偵コナンは終わるの!平成が終わる前に終ーわーるーのぉー!」

 

クルミ

「必死だな。そんなに工藤新一に戻りたいのか?」

 

江戸川コナン

「絶対に工藤新一に戻ってやる……絶対に平成が終わる前に名探偵コナンを終わらせてやるぅーーーーー!」

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