「…助けて…」
俺は小さな声でそう呟き意識を手放した…
事の始まりは今日の朝に遡る
俺は外出許可を貰い久しぶりに親友である弾のところへ遊びに行こうとしていた。
その道中何者かに体を捕まれ口元を布で抑えられ声が出せないようにされたあと何処かへと誘拐された。
目が覚めたら周りには知らない女性達がいてこちらを蔑むような冷たい目で見ていた。
俺はその視線に怯えながらもなんとか逃げ出せないかと考えて体を動かし自分が縛られていることに気付いた。
そして女性達はこちらへと近づいてきて言った
「貴方が出てきたせいで今の世界が壊れかけてる…」
「せっかく女として生きやすい世界になってたのに」
そこでわかった。
彼女達はこの女尊男卑の世界で女である自分だけが偉いと思う自己中な女性達で明らかにイレギュラーとしてでてきた俺に悪意があるということに。
そしてその内の一人が俺を思いっきり蹴り上げた。
「…ッ!」その衝撃で俺は倒れてしまった。
ISの訓練である程度打たれ強くはなっているがそれでもやはり蹴られるのは痛いものだ。
その後も何発か蹴りを入れ満足したのかその女性は俺のそばを離れた。
俺は痛い体をなんとか持ち上げ彼女達を睨む
「何よ…その目…あんたのせいで…!」
「やめなさい…もういいわ」
また一人が俺に蹴りかかろうとしたとき別の女性が止めた。俺はその人が助けてくれるのかと僅かな希望を抱いたがその希望は打ち砕かれた。
「グァ…」その女性は注射器のようなものを思いっきり俺の首に刺し何かの薬をいれた。
「ッ!…ぁ…ぁ」
体が自由に動かなくなりまた倒れ込む俺を見て女性達は笑みを浮かべたあと言った。
「これであんたの人生も終わりよw」
そしてどこかへ歩いていく彼女達を睨みながらもがき続けた。
そして俺は朦朧とする意識を何とか保ちながら近くに落ちている自分のスマホをなんとか開き電話をかけようとした。
そして一瞬固まってしまった…
誰にかければいいのか…千冬姉が…?いやでも…これ以上迷惑をかけたく無い…俺は誰にかければ…
そしてだんだんと保てなくなってきた意識のせいで朦朧とする頭をなんとか回転させ【弾へ】電話をかけた。
けど繋がった直後俺は意識を保てなくなりなんとか「助けて…」とだけ伝え完全に意識を手放した。
「ったく…あいつ遅ぇな…」
待ち合わせの場所である駅前にて俺は親友を待っていた。約束の時間を越しても来ないあいつに苛立ちを感じながらも来たらどうからかうか考えその場で待っていた。
すると電話がなった。見るとあいつからだった。
「ったく…やっと遅刻の電話かよ遅いっての」
そう独り言を呟きながらでるとか細い声が聞こえてきた。耳を澄ませてよく聞くと「助けて…」とそう聞こえた。その後ドサッと言う音とともに切れる通話。
俺は急いであいつの通うIS学園へと電話をかけた。
「なんだと…!!」
私は別の教師からの報告に耳を疑った。
一夏が行方不明だとそう言う同僚の言葉が信じられず急いで一夏に電話をかける…
だがその電話が繋がることはなかった。
何度も何度もかけ直すが結果は変わらない…
「また…守れなかったのか……私は…!!」
机を思い切り叩き私は自分を責める。
「織斑先生!!!」
ドアが勢い良く開きいつもの専用機持ち達が職員室へと飛び込んでくる。
「先程の連絡は本当ですか…?」
更識(姉)が聞いてくる。
「嘘だって言ってください!千冬さん!」
「一夏さんは大丈夫なんですの!?」
「あいつに何があったのよ!」
「お願いします!織斑先生!僕達に捜索許可を下さい!」
「教官…嫁は…今何処にいるのかわかっているのですか?」
「織斑先生……」
「静かにしろ!!お前達!」
織斑先生が質問攻めにした私達に思い切り怒鳴る。
その姿に私達はビクッと体を震わせる。
「私達教師陣も何もわからない状態なのだ…とにかくお前達は自室に戻り待機していろ…!」
「で、ですが!!」
「聞こえなかったのか!自室に戻れと言っているんだ!」
ッ…これ以上は話せないとわかった私達は職員室からでてそれぞれが自室へと向かうべく歩いている中で彼の無事を祈り何もできない自分達に苛立ちを覚えるのだった。
さて…誘拐されてまだ見つけられていない一夏は無事なのかどこにいるのか…
完全に乗りと勢いで造ったので全然投稿が追いつかず躓いてるんですがまだ続きが見たいって人がいれば頑張ろうと思ってていなければこの物語は凍結させていただきます。
-
まだ見ていたい
-
いや、他のシリーズお願いします。
-
特に興味ないのでどちらでも