女の子になってしまった……   作:猟零黒 狼星

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前回は束さんが一夏を見つけたところで終了しました!
さて…今回はどうなることやら…?


壊れかけの少女達

 

「えっと……つまりこういうことだね?いっくんは誘拐されたと思ったら変な薬打たれて女の子になってしまったと…」

 

うーむと考え込んでしまう束さん…まあ、確かに仕方ないか…やっと見つけたと思った俺が女になってるんだから…

 

(うーむ…どうしようかなぁ…いっくんに打たれた薬が他にどんな影響を与えているかわからないから下手に動けないんだよね〜。てか!いっくんが女の子になったらちーちゃんに似てるんじゃないの!?何この美少女!いや、ちーちゃんも勿論綺麗だし美女なんだけどさ…おかしいでしょ!特に髪色まで変わってるし…えっ?記憶もった別人とかじゃない…よね?束さんもこれは…流石にお手上げだなぁ)

 

「あの…束さん…?大丈夫ですか?」

 

「うん?あっ!ごめんね…ちょっと考え込んでて」

(危ない危ない…とにかく本物のいっくんであるかだけでも調べないとだよね?一旦私のラボに連れて行って、DNAとかを調べることにするか〜)

 

「よし!いっくん!とりあえずこれからのことも考えるために一旦私が今住んでるラボに行こう!」

 

「は、はい!」

(良かった…信じてもらえたんだな…

てっきり、「いっくんを名乗る偽物め!殺す…!」

とでもなるかと…)

 

 

 

そして二人は束が生活しているラボに到着した。

 

「おかえりなさいませ束様」

そこへクロエ(く~ちゃん)が出迎えに来た。

 

「やっほー!く~ちゃん!ただいま〜」

束は笑顔でクロエに返事をする。

そして困っているのは一夏だ。ワールドパージの際に簡単に自己紹介されてはいるがこうして正式にあるのは初めてでありどう反応していいのかわからず動揺していた。

 

「束様、失礼ですがそちらの方は?」

(あっそういえば俺女体化してるから全然知らない他人ってことになるんだよなぁ…)

 

クロエの反応で自分が女体化している事を思い出す一夏。

その後クロエに対し束が説明し、一夏は束から色々と検査するということで別室へと連れて行かれた。

 

「うーむ…DNAとかは前のままで姿だけ変わってるのかぁ…ここまできたら科学というよりは魔法だね〜」

 

束は無邪気な少女のように笑いながらそう一夏に告げる。

 

「あの、束さん…俺治るんでしょうか?」

(このまま治らなかったら千冬姉達にどう会えばいいんだろうな…)

 

「うーん…そこはわからないとしか言えないなぁ…束さんもこんな自体初めてだし一応身体的には性別が変わった以外に特に影響はないし健康体ではあるんだよね〜」

(でもちーちゃん達がだいぶやつれてるしそろそろいっくんに会わせないとなんだよなぁ)

 

「そ、そうですよね…」

(これから俺はどうすればいいんだ…)

 

少しの間沈黙の時間が続いた…

そしてその沈黙は束の

「よし!とりあえず女の子になりきってこれから生活しよう!そして女子としてIS学園には戻るという形で!」

という発言により破られるのだった。

 

まぁ、案の定一夏の反応は「はぁ?」だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一夏が行方不明になってから5日が経った。

あれから私の心はもう壊れかけていた。

そんな時私のスマホがなる。電話がかかってきたらしい、見ると束からだった。

忙しいし流石に苛ついて怒れるほどの元気もなかった私は無視しようと思ったが、「もしも一夏を見つけたという報告だとしたら…?」と考えると出らずにはいられなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学園の生徒会室にて

「はぁ…」

私は何度目かわからないため息をつく。

そのため息をつく度に心が壊れそうで仕方なかった。

もう彼がいなくなってから5日も経つ…

その間織斑先生を含めて誰からも報告がない…

ということはまだ彼は誰にも見つからず一人でいるということ…心配で仕方無い…

それにやっとの事で仲直りできた妹ともこの5日まともに会えてないのだ…

 

せめて気を紛らわそうと私は書類仕事に集中する。

けれどやはり彼が気になりすぎて全く集中が続かない…

「お願いだから早く帰ってきて…一夏くん…」

私は一人生徒会室でそう呟いた。

そんな時だった。私を含めた7人の専用機持ちにプライベート通信が入ったのは。

その通信の内容を聞いた私は生徒会室から飛び出しずっと待っていたその時を誰よりも早く味わう為今までで一番早く走って織斑先生の元へ向かうのだった。

 

 

 

 

「一夏…今何処にいるの…?僕もう限界だよ…お願い帰ってきて…」

ベットの中泣きながら呟く僕の声には沈黙しか返ってこない…彼が居ない生活に輝きを感じなくて…生きる意味を感じなくて…それでも!ただそれでも…帰ってきてくれるとだけ信じてずっと待っている…

けれどどんどん限界が近づいて、気を抜けば今にも倒れてしまいそうで…どうすればいいのかわからなくなってしまう…

 

「何をしてるのだ!シャルロット!やめろ!」

気づけば包丁を片手に持って居た僕を授業から戻ったラウラが止めにかかる。

 

「ラウラ…離してよ、もう限界なの!楽にさせてよ…」

僕はそうラウラに言う。けれどラウラを首を横に振り僕を真っ直ぐ見つめて言った。

 

「私はシャルロットのことが好きだ!私が学園に来たとき、皆に酷いことをしたのに…受け入れてくれて特にお前はこんな私に優しくしてくれた…友達だとそう言ってくれた…頼む…お前まで失ったら…その時こそ私は耐えれる気がしない…。私を置いて逝かないでくれ…!シャルロット…」

 

今にも泣きそうなか弱い声で僕にそう訴えてくるラウラ…ずるいよ…そんなふうに言われたらまだ生きていたいって思っちゃうじゃん…

 

「ごめん…ラウラ…ほんとにごめんね…!」

僕は泣きながら包丁を捨てラウラを抱きしめた。

そして二人で暫くの間過ごしたあと僕達に通信が入った。

そして通信の内容を聞いた僕達は部屋から出て走って織斑先生の元へ向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

(どのくらい部屋からでてないだろう…)

私は彼に何もできなかった…ずっとずっと頼ってばかりで…やっぱりこんな私なんて…とそう思ってしまう。

彼のお陰で姉と仲直りできた。

彼のお陰で悩みとしっかりと向き合うことができた。

けど私は彼に何かお返しできていたのかな…?

ずっと頼ってばかりだった…私は彼の気持ちをちゃんと考えていたのかな…?

 

考えれば考える程ネガティブなことしか頭に浮かばない…でも彼に会いたい…!

その気持ちだけはずっと変わらない…!

織斑先生に話そう…一夏の捜索に加えて下さいって。

きっと見つけられるはず…!

そうと決まれば早く話しに行かないと…とそう思った私の元に通信が届く。

ずっと待っていたその通信は私が完全に寝巻きで涙でボロボロになった顔と寝癖でグシャグシャになった自分の姿を直しもせず飛び出すのには十分過ぎる程に嬉しかった!

 

 

 

 

 

「ねぇ、あんたはこれからどうすんの?」

あたしは先程まで一緒に模擬戦をしていたセシリアにそう尋ねた。

 

「どうするのか…と言われましても…私は代表候補生であり、イギリスを背負っている立場…今もこれからも変わらず…「そういうことじゃないってば!」

 

私はセシリアの話を最後まで聞かないまま言う。

 

「一夏のことよ…!あんたはどうすんの!?」

あたしのその発言で少しの間場が凍りついた。

「鈴さんの方こそ…どうしますの?」

質問に答えずあたしに質問し返すセシリア…

「どうするもなにも…あたしは…」

そこまで言って言葉に詰まる.

 

(あたしはどうするの…?一夏を追いかけて代表候補になって…日本に戻ってきて、IS学園に通って…あれ…?一夏が居ない今、あたしはどうすればいいんだろう…?

今までもこれからも変わらず一夏を追いかけて行くんだろうと、そしていつか隣に立ちたいと、そう思ってずっと生きてきた私は…一夏を奪われたら何が残るんだろう…?)

 

そこから二人の間に会話はなかった。

アリーナから更衣室へと移動し服を着替える中セシリアは考えた。

 

(私はどうするのでしょう…一夏さんと出会うよりも前なら…ただただ家の為にだけ頑張れていたのに…今は家の事全てを放り出してでも一夏さんと一緒に居たい…!

恋は人を変えると言いますけれども…まさかここまでとは思いませんでしたわ…)

 

そんな考え事をしていた二人の元へも織斑先生からの通信が届いた。

その通信を聞いた二人はお互いに顔を見合わせ更衣室から飛び出しその場所へと向かうのだった。

 

 

 

 

 

「姉さん…こんな時ばかり頼るのは失礼だともわかっている…だがそれでも…!頼む…いや、お願いします…一夏を探してください…!」

 

私は一夏が行方不明になったと聞かされたすぐ後姉さんに連絡していた。

けれどこの5日間…姉さんからの連絡は一切なかった…。

つまりそれがどういうことなのか…考えずとも結論がでてしまう…そんなわけない…!と信じたい…

けれども信じきれない自分がいて…

彼を失ったらどうするべきなのか全く分からなくて…

彼がいつも側にいてくれるなんて…甘えた考えを持っていたあの頃に戻りたくて…

ずっとそんなことばかり考えて私は泣いていた。

ルームメイトの鷹月さんからは

「きっと見つかる!大丈夫よ」

と励まされるがどんな言葉を聞いてもこの心が軽くなることはなくて…

自分の中で彼がどれだけ大きい存在だったのか思い知らされる結果となった。

「もっとしっかり見ていれば…もっと大事にしていれば…こんなことは起きなかったんじゃないか」とそんなふうに自分を責めるがどれだけ責めても現状は変わらない…わかっている…!わかっているのに!

 

スマホがなって、もし「一夏が死んだ」とそう言われたら私はどうやって生きていけばいいのか…

彼を失う事に耐えられるのか…

そう考えてしまってスマホの画面すら見れなくなってしまう自分がいた。

 

そして気を紛らわそうと思いもう寝ようとした私の元に織斑先生からの通信でずっと待っていたその一言が告げられるのだった。

その通信を聞いた私は部屋を飛び出し急に飛び出した私を心配する鷹月さんの声も聞こえずその場所へ走るのだった。

 

 

 

 

 

『織斑先生からの一言それは【一夏が見つかった】だった。)




まさかのシャルロットちゃんが自殺しかけるところまで行ってしまってました…ラウラちゃん!止めてくれてありがとぉ!
とうとう!皆のところに連絡が!
さて…彼女達が今の一夏を見たらどうなるのか…次回をお楽しみに!
ちなみに全然物語と関係無いですが主は更識姉妹とシャルロット推しです!w

完全に乗りと勢いで造ったので全然投稿が追いつかず躓いてるんですがまだ続きが見たいって人がいれば頑張ろうと思ってていなければこの物語は凍結させていただきます。

  • まだ見ていたい
  • いや、他のシリーズお願いします。
  • 特に興味ないのでどちらでも
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