ダンジョンで運命を変えるのは間違っているだろうか   作:ぺこぽん

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独自設定の始まりです。


恩恵(ステイタス)

 

 ■■■■■■

 

 Lv.7

 

 力:I0

 耐久:I0

 器用:I0

 敏捷:I0

 魔力:I0

 力:I0

 ■■:I0

 ■■■:I0

 ■■:I0

 

《魔法》

【■■■■■】

【■■■■■】

【】

 

《スキル》

【■■■■■】

【■■■■■】

【■■■■■】

 

 

「―――なによこれ!」

 

 アリーゼが全員を代表して声を上げた。

 

「アストレア様……。これは、一体……!?」

 

「紛れもなく彼の恩恵(ファルナ)よ。神聖文字(ヒエログリフ)が失われていて、解読不能な所が多いけれども」

 

「失われて……って、そんな事がありえんのかよ」

 

 全員が恩恵(ファルナ)を写し取った用紙を回し読み、ライラが呟いた。

 

恩恵(ファルナ)を誤魔化してるって事は……」

 

「それはありえないわ、ネーゼ。神の目は欺けない」

 

 アストレアは首を振り否定する。

 

「だが、……それだと理屈に合わない」

 

 輝夜が眉をひそめた。

 

「この子供の身体能力はLv.7のそれではない。精々Lv.1がいい所だ」

 

「そうだよね。じゃなきゃ、あそこの住人が捕縛出来るはずないし!」

 

 イスカが頷きながら賛同した。

 それも加減など出来ようもない、錯乱していた状態の時でだ。

 

「ねぇ? そもそも今のオラリオにLv.7っているのかしら……?」

 

 アリーゼの素朴な声で、疑問を上げる。 

 一時、その場の時が止まった。

 

「ゼウス・ファミリアとヘラ・ファミリアの時代にはいたと、聞いたことがあります」

 

「でも、それって昔の話でしょう」 

 

 セルティの説明に先輩魔導士であるリャーナが続いた。

 

「今の頂点はフレイヤ・ファミリアの猛者(おうじゃ)でLv.6のはずだけど」

 

 アスタは首を捻っている。

 

「じゃあ、この子は……?」

 

 答えを持ち合わせる者などいない。

 それこそ全知霊能である超越存在(デウスデア)でさえ。

 下界の神秘と呼ぶべき現象の前には。

 

「それに、あのファミリアのエンブレム……」

 

 アリーゼの声に全員の視線が子供に向かう。

 大人しく座ったままこちらに向けている、子供その背中。

 

「あれは洞窟でしょうか。ですが、その傍の果実は……」

 

「ざくろ……。余りオラリオでは見かけな品ですねぇ」

 

 何故か最後尾にいるリューが、恐る恐る覗き込んでいる。

 果実の正体を当てた輝夜が揶揄う様に、リューに向けて手招きする。

 

「っ……少なくとも私達が知る限り、この様なエンブレムには見覚えがありません」

 

 アリーゼは距離を取ったまま、子供の前に回り込む。

 そしてしゃがみ、子供とじっと目を合わせた。

 

「お願い、聞かせて。君は何者なの?」

 

 少年は今度は逃げる事はなかった。

 

「お、おれ、は……」

 

 言葉を絞り出す様に子供―――少年は声を発した。

 

「お、しゃべった」

 

「ライラ、静かに」

 

 少年は、まるで自分が言葉を話せたかの様に驚く。 

 それからぎゅっと体を抱く様にして、背を丸めた。

 

「わ、わからない。俺は……だ、れ。ここは……どこ」

 

「落ち着いて。貴方はもう大丈夫。もう、なんの心配もいらないわ」

  

 アリーゼは満面の笑顔で笑い、立ち上がった。

 それから瞳を暫し閉じ それからカッと見開く。

 

「さて!」

 

 アリーゼの決定が決まったのだろうかと、全員が身構える。 

 

「兎も角、このままじゃ湯冷めしちゃうわ!ほら、リオンもアストレア様も!」

 

 アリーゼは持ってきた布を、少年に近寄らない様にして被せた。

 小さい少年の身体はすっぽりと隠れてしまう。

 

「団長、だがこの少年の処遇は……!」

 

「わからないわ!」

 

 アリーゼの即断即決に輝夜は、はぁと怪訝な顔を浮かべた。

 

「だって、考えてもわからない事に頭を悩ませても仕方ないもの!」

 

「今、この子は傷ついて震えている!なら、私達がしてあげられる事は決まっているじゃない!」

 

 アリーゼは腰に手を当てて、にかっと笑う。

 

「暖かい食事と十分な休息よ!」

 

 ライラは両腕をだらりと下げて、溜息をついた。

 

「たくっ。そう言うとは思ってたけどよ、頭が痛いぜ」

 

 ライラは値踏みするように少年を見る。

 狡鼠(スライル)の二つ名を現すかの如くその視線は鋭い。

 いくら少年が今は人畜無害そうに見えているとはいえ、欺いてる可能性がないとはいえない。

 その万が一にも無き可能性すら無視は出来ない。

 

「ライラ、この子の言葉に嘘はないわ。ただ混乱しているだけよ」

 

 神は地上の人間の嘘を見破る。

 だだし、本人が嘘と自覚していない、そもそも言わない場合は別だが。

 

「皆、私からもこの子の世話をお願いするわ」

 

 主神と団長の言葉を断られる者などいようはずもなかった。

 アストレアは最後に思慮深い眼差しで告げる

 

「この事は私の方からギルドに伝えておくわ。……心辺りがなわけでもないの」

 

 こうして、星屑の庭(ホーム)で少年との生活が始まった。

 

 

 




まさか主人公の能力をまだぼやっとしか考えてないとは言えない……。

3000字位を目安に頑張ろう。
それなら続けられる……はずです。
応援の声があればもっと頑張れます。
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