HENTAIの野望〜キヴォトス同人誌化珍道中〜 作:伝説の超三毛猫
というわけで、今回のコラボ相手は、サルミアッキ様の「ここだけマコト議長の神秘が仕事し過ぎている世界線( https://syosetu.org/novel/350898/ )」!
異世界からの異物によってゲヘナバカマコトがバカじゃなくなります!
ガチシリアスとコラボするのはいつぶりだろうか………
それでは、コラボを楽しむための3つの注意事項!!
1つ、この世界は「HENTAIの野望」本編と「ここだけマコト議長の神秘が仕事し過ぎている世界線」との世界が合わさったものになっているぞ!
2つ、羽沼マコトのキャラが完全に別物となっているぞ!また、他人物のキャラが変わっている可能性もある!
3つ、キャラの崩壊があるから耐えられない人は見ないほうがいい!
―――この物語は。
「あなたは二年前から変わったわね。……マコト」
「それは、情報部の時のことを言っているのか?だとしたら、————それはもう終わったことだ」
万魔の長が凶悪に変化した可能性と。
「転売ヤー死すべし、慈悲はない…!」
「や、やめろぉ!やめてくれぇぇぇーーー!!!」
「『擬・天舞宝輪』!!!」
「ひぎゃぁぁああああああーーーーー!?!?!?」
ただの天使の生徒がHENTAIにテラスタルした可能性が。
同時に存在し、交わった世界線。
本来の生徒とはかなり違う性格の二人が巻き起こす、青春の物語……その一部である。
ゲヘナ学園・給食部食堂にて。
「………スバル?」
「あぁ……先生とヒナちゃんか。どうした?」
「いや貴方がどうしたのよ」
先生と空崎ヒナは、食堂の端っこでシナシナになっている間島スバルを見つけた。
口調は普段通りのようだが、いつも自信タップリな彼女にしてはかなり珍しいまでの落ち込みようだ。
「…何があったの? とてつもない落ち込みようだけど…」
「聞きます? なら聞いて欲しいんですけど…」
スバルは―――話し始めた。
しなびたホウレンソウみたいになっている今への経緯を。
俺は、エデン条約編の一環で、マコトが何かをしたのではないか、そうでなくてもベアおばを倒す一助になってくれるかと思い、万魔殿のイブキを尋ねた。
そこで会ったイブキから、マコトが仕事で俺に構ってられないと聞いたため、否が応でも呼ぶために『イブシコ許可』を出した。
するとガチギレしたイロハが飛び蹴りし、神妙な顔をしたマコトが突っ込んできたのだ。キレるイロハは想定内だった。だが、マコトのリアクションは、俺の想像を遥かに超えていたのだ。
『おい、間島スバル』
『……ひょ?』
『…イブキは、まだ11歳だぞ?』
……そこから始まったのは、淡々と事実を並べつつ指摘してくるタイプの説教だった。
それは、俺が今まで経験したことのない、理詰めでありながら、怒りも伝わってくる、本気の説教だった。
イブキがまだそういう事をするために身体が追いついている年齢ではないこと、無茶をさせると身体的にも精神的にも大きな負担になりかねないこと………そんな所から始まって、俺の本のモデルについて、許可を取ってないとガチで訴えて金取るぞみたいな話に発展していったのである。
「―――ってことがあってさぁ」
「「……………」」
先生とヒナちゃんはちょっと顔を見合わせると、俺をジトっとした目で見つめてきた。そうして、1秒ジャスト。二人に告げられた言葉は―――
「「」」
「…先生?ヒナちゃん?」
「「それはスバル(あなた)が悪いよ(わよ)」」
「シナァ」
その一言で、プレアデスエロバーンはプレアデスシナシナエロバーンに変身したのであった。
とはいえ、アイテムがないと復活できない程シナシナになったワケでも死んだわけでもない。
直後に復活しつつ、スバルはこう言った。
「とはいえ、マコトに『自分ならいくらでもモデルにしていい』って許可は貰ったから言う程凹んでるワケじゃあないんだけどな」
「マコトが!!?」
「ウソでしょ…!?」
「そのリアクションやめて。
マジ話なんだからこの件はホントに」
ホントなんだってば。
現にマコトからも、「イブキでそういうネタを描くくらいなら私で描け。男ウケする体をしている自覚はある」という許可証を頂いたのだから。
「そんなこと言うマコトもマコトでどうなの……?」
「許可は貰ったんで描くことはできます。描くこと
「…随分含んだ言い方ね?」
そうなのだ。
ヒナちゃんの言う通り、描くこと自体は可能なのだ。
しかし―――しかしだ。それとは別の問題が存在しているのだ。
「俺の知っているマコトとの違いが乖離しすぎててネタがまとまんねェ……!!!」
「「えぇ……?」」
先生もヒナちゃんも引いているが、聞いてくれ!!
信頼できる
顔の表情筋がだんだん
「今だから白状するが、俺はマコトはもうちょい人間ぽい…って言うと失礼か。
もう少しだけウッカリ屋さんだとばっかり思っていたんだよ」
「そんなワケないじゃない。確かに前のマコトにはそんな面があったけど……今は全然違うわよ」
「あのねヒナちゃん。
羽沼マコトはな。基本的に全員見下していないといけないんだ。
策略には基本穴があるし、ただの思いつきと私怨でヒナちゃんに無茶ブリするし、やることなす事が全部メチャクチャじゃないといけないんだ」
「訴えられたら絶対負けるわよ」
「流石に本気じゃない。でも俺の知っているマコトじゃなくって頭がバグるんだよぉぉぉ!!!」
「えぇ…」
頭を抱えてゴロゴロするしか出来ない。
こんなことヒナちゃんに言っても仕方ないだろう。
でも、こんなヤツだったっけ? マコト。
俺が見落としただけか? それとも、何かしらの変数があって、それの影響を受けてああなったか?
駄目だ、ここら辺の考察は俺の専門じゃあないってのによォ……!! 黒服、マエストロ、ゴルデカ!そこら辺の知恵だけ貸してくれ*1!!!
そこに歩み寄ってきたのは、先生だった。
「スバル」
「お?」
「私も、マコトのことを全部知っているわけじゃない。
でもさ、これから知っていくことは出来ると思うんだ」
「先生……」
「何も知らない先から悪く言うのは良くない。それは、スバルも知っているハズだよ」
…………
先生の言う通りだ。
どうやら俺は、原作の知識を信頼しすぎるあまり、大事なことを一個、取りこぼしかけていたようだ。
「そう……だな。その通りだ」
実際に知ってこそ、価値あるものが見えてくる。
トリカスという反面教師から学ぶことはそれだったじゃあないか。
「悪かった。ちょっと取り乱してたっぽい」
「ちょっとってレベルじゃなかった気がするけど」
「あはは…」
こうして、俺は正気に戻ることが出来た。
先生にはマジで感謝だな。この肉体になってからは、先生の世話になっている率が多い気がする。
⋆
―――と、俺が今目の前にいるマコトを受け入れようと決意した時、最初に行った事だが。
「なんでマコトとモデルやってるの!!?」
「言うな先生。俺としてもこれが一番理解に近付く手段なんだ」
先生とマコトで男女の構図のスケッチモデルを頼んだ事である。
俺が指定したポーズを取って貰い、それをクロッキーにして、更に肉付けしていくスタイルだ。
「おい間島スバル。ホントにこんなことで良いのか貴様?」
「イブシコ許可で説教貰った時に言質取ったの忘れてないからな。
それに……新たな試みを試したいってのもある」
「新たな…」
「試み?」
うむ。それは、俺自身でもこれまで考えてこなかった可能性だ。
「ハッキリ言おう。マコト、このスケッチは次のネタの構図としては使うつもりだが……お前というキャラ自体は出さないつもりだ」
「つまり…?」
「ほぼオリジナルのヒロインで一本描く。度合いは……80%から90%ってトコロか」
「「!!?」」
これ即ち、ナマモノは描かないという宣言。
俺の事をよく知ってくれている先生は兎も角、マコトもそれなりに驚いているようであった。
「ほう…日和ったな間島スバル。
貴様ほどの人物が、路線を変えるとは」
「違うなマコト。コイツは“冒険”だ」
確かに、ナマモノにはそれにしかないスリルとエロスがある。
訴えられるかもしれないというスリル。「こうであれば」というエロスの具現化。
ナマから離れれば離れる程、そういったスリルや身近なエロスといった“うま味”は失われていく。
だが落ち着いてよく考えて欲しい。
読者諸君の世界に水○敬ラ○ドが存在するか? 田舎で七人姉妹ハーレムを築けるか? 発作が起きるとS○Xするまで性欲が強くなりまくる病が存在するか? 常識改変してJKとハーレム
ならば、現実離れし過ぎてて存在しえないものは漫画では描いてはならないのか?
否! 断じてッ! 否だッッ!!!
「現実味のない設定だからこそ生まれる、ナマとは違うエロスもまた存在しうるのだよ」
その片鱗は……もう既に「神聖Hye-Ero帝国」で表していた。
俺はもっと、もっと……ナマから離れた上でも、上質なエロを描けるハズだ!
「俺はそれを証明するために、この冒険をするだけだ。
上手く行ったならそれで良し、失敗してもそれは糧になる。
この冒険が日和っているというのなら、それこそエロに理解のない証拠だ」
「物凄い力説してるんだけどこれってエッチな本の話なんだよね……」
先生がなにかボソッとツッコんだが、そんなことは些細な問題ですらない。
いつだって、自分の知らない領域に進むのは怖い事だ、踏み出せない事だ。
だが―――それを乗り越えてこそ……意味が生まれるッ!!
「『ウケないかもしれない』『これまでのとは違うから』……それでも、乗り越えるッ!
それこそ『勇気』! 『恐怖』をわがものとすること!!
筆をみだすのは『恐怖』! だが『恐怖』を支配した時!
その者の『在り方』は規則正しくみだれないッ! すべてのエロの在り方は『勇気』の産物!!
人間讃歌は『勇気』の讃歌ッ! 人間の素晴らしさは『勇気』の素晴らしさ!! それと同時に……『すべてのエロ』の讃歌でもあるのだァァーーーーーーーーーーー!!!!」
「素晴らしい漫画の名言をこんなところで使わないでェェ!!!?」
色んな意味でヒドイ有様である。
即座に
先生に手を掴まれながらスバルの演説を聞いていたマコトはというと。
「……………えーーーっと」
「マコト?」
「イヤ、間違ってはいない。
道理だ。道理ではあるのだが……」
「だが?」
「…それ、エロ漫画に限った事ではないだろう?」
「………………」
「……まぁ、なんだ。無茶だけはするなよ。法廷で貴様と会うと骨が折れそうだ」
「お、おう」
実に…実に大人の対応で、スバルを宥めたのである。
そこからはしばらく、先生とマコトをスバルがスケッチする間、地味に気まずい沈黙が辺りを覆ったのであった。
⋆
さて、そうしてできた新刊だが。
宣言通り、少々路線の違うものが完成した。
舞台はキヴォトスとは違う、ヘイローと銃の携帯が一切ない世界。あらゆる異種族が共存している惑星。
そこで一般社会人として勤めている主人公が、異種族結婚・妊娠制度のモデルケースとして、ハーレムを作る羽目になる物語。
エルフ、悪魔族、天使族、竜、人魚、鬼……あらゆる種族の美少女を娶るさまはなかなかのものだったらしい。
一部、モデルとした生徒がいるのでは、と噂にもなったが………世界観がキヴォトスのそれとは違い過ぎる上、性格も目つきも似ても似つかなかったため、噂のままで終わった。
「アレ以降、売り上げはどうだ? 間島スバル」
「…マコト? なんでいんの」
「貴様は頭が凝り固まったトリカス共とは違って話が分かる……コネクションは築いた方が良かろう?」
「………利用しに来る未来しか見えないけど、まぁいいか。
で、売上だっけ。思ったよりも伸びてるよ。キヴォトスとは違う世界観ってどうかと思ったが、一種の異世界的な意味で受け入れられてた。今度はもっと遠出しても良いかもな」
「キキキッ…遠出しすぎて戻ってこれなくなるかもな?」
「そんなヘマはしないよ」
というか、そんな忠告してくるって事は、またナマモノ描いてもいい……ってコト!!?
と聞いてみたところ、「うちの生徒に被害が出たら落とし前つけてもらう」とかなんとか言って去っていった。
それ、ゲヘナ以外だったら良いのかよ。そうなったら、皆肖像権の安全求めてゲヘナへイくなんてことにならないといいけど。
そうなったらそうなっただ。まぁそこは良い。
「それにしても……」
しばらく交流してみて分かったことがある。
本来のマコトは「バカだがアホではない」という風に言われるキャラではあった。
だが今の彼女は違う。用心深さと計算高さが前面に出て、ポンコツ成分が一切ない。まるで、幾千も張り巡らされた毒蜘蛛の罠……その真ん中で笑っているかのようだ。
いったい何故か? 過去に何かあったのか? マコト自身に何か変化を齎すような何かが降りてきたとか………?
「…………やめやめ!
分からないモンずっと考えてたってしょうがねぇや」
でも、過去はどうあれあのマコトに変わりはない。
そう思って考察を打ち切り、同人販売の作業へと戻った俺だ。
今日も今日とて……キヴォトスの賑やかな日常は続いていく。
Tip!
スバルが例に挙げたエロ漫画のシチュエーションは、すべて作者が好きな本のストーリーから取っているぞ!作者=サンの性癖が透けて見えるな!!!
サルミアッキ様の『ここだけマコト議長の神秘が仕事し過ぎている世界線』は現在も絶賛連載中だ!!
おまけ・ここでのヒナとマコト
マコト「おい、ヒナがそう簡単に誰かになびく女であるハズがないだろう。命令を守るだけでなくそれ以上の成果を挙げてくるようなヤツだぞ。最強を甘く見過ぎだ」
ヒ ナ「ねぇ、マコトはそんなうっかりな女じゃないわよ。それどころかほぼ全員のフォローが完璧で策を練らせたら右に出る者がいないレベルよ」
スバル「誰だコイツら。え、ほんとに、何言ってるの君ら。どうしてそんなに互いをよく言ってんの?少しは落ち着い……いや待てよ?」
ヒ ナ「ちょっと」
マコト「ホントに待て貴様、なに考えてる!!?」
スバル「いや……別に。何も?♨」
ヒ ナ「絶対なにか考えてる!!?」
マコト「空崎ヒナ!止めるぞこの変態を!!」
最終章後に見たいストーリーwithスバルは…?
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