HENTAIの野望〜キヴォトス同人誌化珍道中〜   作:伝説の超三毛猫

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 もう出てこないと思うので、前回スバルが使った武器の概要を記していく。

大魔ノ剣(サタナエル)
神秘解放時、スバルが生み出せるようになった剣の一つ。
禍々しい色とオーソドックスでシャープな形をした片手剣。
この武器で与えた傷を「確定事象」にする能力を持つ。要するに回避・防御・再生不可能の攻撃を放つ。

大聖ノ剣(ルシフェル)
神秘解放時、スバルが生み出せるようになった剣の一つ。
光を反射する銀色をした、十字架のような剣。
この武器で斬りつけたものは、すべて回復する力を持つ。

星ノ剣(アース)
大魔ノ剣(サタナエル)大聖ノ剣(ルシフェル)を合わせることで生まれた一太刀。
名だたる日本刀のような意匠と、傾ける角度で色が変わる刀身を持つ。


 ………おわかりいただけただろうか。
 こんなんチートすぎて扱いきれるかぁぁぁ!!!!(生み出した人の台詞ェ)
 というワケでもう二度と出しません。多分。


スーパーヒーロータイム

「おっ……うぐぉっとぉ…!?」

 

「スバルさん!!!?」

 

 ベアおばの存在を完膚なきまでに破★壊した直後。

 神秘解放を解除すると、先程まで信じられない程軽かった俺の身体に、凄まじい負荷がかかってきた。

 真っ黒な片翼の輝きが収まり、いつの間にかもう一つ生えていた翼と星の剣はあっという間に消えた。

 自分の体重を支えきれなくなって、倒れそうになったところをアキが咄嗟に支えてくれた。

 

「大丈夫ですか!!!?」

 

「あぁ、モチロン―――」

 

 大丈夫、と言おうとして。

 戦いの前にセラに言われたことを思い出した。

 

『つらい時につらいって言えない人なんて、ホンモノの()()になりますよ!!』

 

 そして、大丈夫、と言おうとした口を、別の言葉に変えて…伝えた。

 

「―――超キツい。このまま支えといてくれないか…?」

 

「はい!」

 

 こうして、アキに支えられながら俺は帰還することになる。

 他の面々も、怪我は治したハズなので、間もなく帰ることが出来るだろう。

 ……まぁ俺としては、他に考えなければいけないことが出てきたワケだが。

 

「(―――使っちまったなぁ)」

 

 そう。神秘解放の切り札を使っちまった、ってこと。

 アレは何度も使えない…というか一度しか使えない切り札。2度使ったら俺の魂がキヴォトスから消え去る、マジモンのやべー技。

 ソースが黒服だからなんとも言えないが、アイツは無意味に嘘をつくヤツじゃあないし、契約に書かれたことはしっかり守る。なので、ハッタリである確率は低い。いくら黒服がホシノおじさんに神秘的なアレコレをしようとした*1悪い大人だからって、その警告を信じないまま二度目を使った結果死にました、なんて嫌すぎる。

 

 この色彩の侵略……プレナパテス及び無名の司祭を撃退するのは当然だが、差し違える気もない。先生やプレアデス性団のみんなが悲しむしな。

 何より、先生ハーレムが完成していない! 俺は、先生中心のハーレムをネタにエロ漫画を描きつつ、後方腕組理解者面をして先生の大家族を拝むんだ!

 エロが浸透し平和(意味深)になったキヴォトスで先生の先生が大活躍(意味深)するのを見るまで死ぬ気はないもんね!

 

 …というワケで、こっから先はあのジョーカーを封印しながら戦わないとな。

 

『スバルちゃん、先生に連絡完了しました。

 それと、先程のお姿についても、詳しく聞きたいのでこちらまでお願いできますか?』

 

「あー……それか。言わなきゃダメ?」

 

『ダメなのはもちろんですが、言ってくれなきゃ寂しいです。信頼されていないみたいで』

 

「その言い方はズルっすよ。………D.U.に行きがてらで良いなら」

 

 こうして、ハナコにも先程の本気……神秘開放を話すことになった。

 

 

 

 

 

 

 結局、先生以外に言うつもりが無かった俺の奥の手についての情報をハナコに話した。

 

「……その奥の手、他に知っている方は?」

 

「あの場で見たヤツを除けば先生しか知らないぞ」

 

「分かりました」

 

 一応、これでひとまずは安心だろうか。

 ハナコは俺以上に頭がいいから、説得させる言葉を選ぶのに超苦労したぜ。

 いや別に、言いくるめるとかごまかすとかそんなんじゃあないさ。ただ、黒服が言っていた「神秘解放の代償」………これだけはハナコに伝えるワケにはいかんだろ。

 先生に言ってしまった時点で時間の問題だとは思うが、代償が命などという切り札は、もう有効札ですらない。色彩との戦いに勝って生きて帰りたい俺からすれば、使うこと自体が信じられない“反則札”だ。そして反則とは、自ら負けを引き込む一手。

 

 ハナコへの説明は、「2度使えば命に関わる可能性があること」以外は全部ホントのことを伝えた。

 一流の嘘は「嘘を言わないこと」、超一流の嘘は「真実しか話さないこと」。彼女には申し訳ないが、プレナパテスのプの字も見えない最終決戦前に、いらん心配をかけさせるワケにはいかない。なので、代わりに「発動条件が曖昧だった上に反動や代償がシャレにならないから」と話し、この秘奥義を計算に入れた作戦は立てないでほしいとお願いしたら笑顔で受け入れてくれた。

 

 そんなこんなで、現在ユマの調達した車に揺られてシャーレへ向かっている最中。

 車に揺られている中、地面が大きく揺れた。

 

「「「!!?」」」

 

 何事かと思い車窓を覗けば、一発で事情を察した。

 ビル群の合間に、明らかに建造物ではないヤツを発見したからだ。

 カラーリングが違うが、造形は見たことがあった。モモフレンズのペロロがそのまま巨大化したかのような姿だ。

 俺は、前世でソイツの名前を何度か見たことがあった。

 

ペロロジラ…!?」

 

 マジか。これが、最後のサンクトゥムの守護者……!

 そうか。総力戦で出てくるから存在自体は知っていたが、このタイミングで出てくるってのか……!!

 

「先生に繋げ!」

 

「既に連絡しました。

 先生は『ヒマリさん達と手を打った』とのことです」

 

「流石だな…」

 

 判断が早い!

 流石本家主人公や。

 でも、あんなドデカい怪獣相手に打てる手って何だ?

 あの巨大生物相手に太刀打ちできる存在がいるのか?

 

 言わずもがな俺はまだ本調子が戻ってないから、あのデカブツの相手は少々キツい。この状態のまま戦うなら少なくともアビドスの皆と補習授業部の力は欲しい。

 というか、俺も未だD.U.中央区に向かっている最中で、まだ現地についてないんだけど、先生は何をペロロジラにぶつけるつもりなんだろうか。

 

 ……その答えは、早くも出た。

 

 

 ガッシャァァァァン!!

 

 

「「「「!!!?」」」」

 

 突然現れた人型の何かが、ペロロジラに飛び蹴りをかました。

 モロに食らったペロロジラが、ビルに突っ込んで巨大な砂煙をあげる。

 

「な、何だぁ!!?」

 

 そいつは、赤いボディに桃色と緑色の腕、太巻き寿司を象ったラウンドシールドと、魚のような太刀を持って、機械の瞳でペロロジラを見据える。

 

「かっ…」

 

 俺は―――あれに見覚えがあった。アレもまた、総力戦で見た。

 正式名称は……忘れたけど、間違いない!

 

カイテンロボだァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッッッッ!!!!

 

「うわうっさ!? 何スかスバルさん急に!?」

 

 うっさくもなるだろうノボリ!

 見ろ! 全国全次元の男子の憧れが今! 目の前にあるんだぞ!!

 

「スバルさん、落ち着いてください!」

 

「おい、アレが何なのか知っているのか?」

 

落ち着いているとも……落ち着いて、今繰り広げられているスーパーヒーロータイムを見届けているんじゃあないか!!!

 

「駄目です全然落ち着いてません!」

 

「くっ……何が何だか分からないが……スバルが応援しているということは、あのロボットの方が味方…ということで良いのか?」

 

 当たり前だろう察しろよ!

 全く、エロについては俺に理解を示してくれるどころか、俺の手を離れて独特の画風作風を確立している彼女たちだが、こっちの男のロマン方面については未だ理解をしてくれないなんてな……。

 まだまだ、勉強が足りないな。いつかこいつ等には、ロボットやガン○ムや仮面○イダーやスーパー戦○を布教するとして………

 

「カイテンロボいけぇぇぇーーーーーーーっ!!!」

 

 ―――しばらく、ペロロジラ討伐に力を貸してくれたカイテンジャーを応援しよう。

 

 

 

 

 

 

『そうだよ。先生は今アレを指揮してペロロジラと戦ってる』

 

「そうだったのか……」

 

 カイテンロボの戦いに小学生並みの盛り上がりを見せ、置いてきぼりにしてしまったスバルをよそに、プレアデス性団のメンバーとハナコは、シャーレに連絡をつないだ。

 先生は戦いの指揮で忙しく出てこれなかったが、代わりに先生と行動を共にしていた特異現象捜査部のエイミが、説明をしていた。

 曰く、先生の提案にてカイテンロボMk.∞を3分間巨大化させて戦い、ペロロジラを倒すと。

 

「悪かったッスね、無理を言って説明聞いちゃって」

 

『うん、じゃあ切るね』

 

 電話先のエイミは話すことは終えた、と言わんばかりにあっという間に電話を切ってしまった。

 移動中の車内に、沈黙……いいやスバルのやかましい声援以外の音がしなくなる。

 やがて、今D.U.中央区で行われている戦いの状況を把握したのだろう。

 合体ロボに釘付けになっている大きなお友達ことスバルをよそに、ユマが口を開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――エイミさん、でしたか。すごい服装でしたね」

 

「そッスね。もしかして仲間の素質あるッスか?」

 

「漫画以上の服装の人間は初めて見たな…」

 

「あんなイケナイ格好するなんて…刺激的な人ですね♡」

 

「キヴォトスであんな姿で人前に出れる方がいらっしゃったとは……!!!」

 

 【悲報】変態ども、何よりまずエイミの服装に触れる。

 

 まぁ無理もない。

 流石は初対面で数多くの先生方の度肝を抜いてきた格好で有名な和泉元(いずみもと)エイミである。

 ここでも、スバルに感化され編隊を組んだ変態達が食いつかないわけがなかった。

 しかも。某国版ではナーフを食らうほどエッッッッな衣装を見た人たちが、止まるわけもなく。

 

「あぁぁ~~、あんなん見ちゃったら次の作品のヒロインがあの格好になっちゃいそうッスよ~~!!」

「爆乳の痴女……既存のシリーズと相性が良くありませんね。新作にせざるを得ないか…」

「プレイの一環で…………あぁして、こうして………」

「うふふふ、みなさん想像力豊かで素敵ですね~♪」

「あー!ズルい! ウチだけ運転しててその子見れてないんに~!」

 

 全員が全員、エイミの体形や服装を元ネタから新たなネタを創造していく。

 運転手であるユララでさえ、仲間の猥談――漫画話を止めるどころかエイミを見れなくて悔しがる始末である。

 おまけにハナコもどんどん煽り、止める気配がない。これが逸般女子高生のヒフミであったりムッツリスケベのコハルであったりしたなら、彼女たちを止めていたのだが、生憎二人ともこの場にいない。

 これも全て、スバルに毒され影響を受けて、肝が据わりまくったお陰である。ある意味器の大きな、HENTAI学園トリニティの面目躍如の瞬間であった。

 

「どわぁぁぁ!

 ヤバいって!みんな、そろそろ手ぇ貸して!!」

 

 だが、いつまでもそうしていられない。

 ペロロジラとカイテンロボが戦っている余波がここまで来ているのか……ペロロジラが吐き出したペロロミニオンがユララの運転するトラックの前に降ってきて襲い掛かってきたのだ。

 

「おぉっと!これ以上はマズいッスね!

 かかって来いよ鳥ども! まとめて焼き鳥にしてやるッスよぉ!!」

「ヒフミさんに聞かれたら修正されますよ」

「ユマ!? 怖い事言わないで欲しいッス!!!」

「鮫洲アギト、了解―――敵の排除を開始する…!」

「およばずながら、手助けしますね~」

 

 プレアデス性団とハナコは、車の窓とサンルーフを開け、銃を構える。

 更に、最も頼もしい存在も戦いに参加する。

 

「まったく、空気読めよペロロジラのファンネル共がよぉ……

 ―――全員、消し飛ばしてやる! ユララ先輩! アクセル全開でツッコめ!!」

了解(りょ)!」

 

 ペロロミニオンの群れを縫うように加速しながら突っ込んでいく車。

 その窓からの銃撃が、ペロロミニオンに突き刺さり、転倒させていく。

 

行くぜ行くぜ行くぜ行くぜェェェッ~~~~~~!!!!

 

 戦いは、勢いがある方が勝つ。

 まるでそう言っているかのように、プレアデス性団を乗せた車は、ペロロミニオンを蹂躙しながら突貫していくのであった。

 

 

 

 

 

 

「……ん、サンクトゥムが5つとも制圧された…」

 

「…やっぱり皆、抗うんだね。

 滅びの運命はもう決まっているのに……」

 

 某時刻、某所。

 そう呟く女性は、黒いワンピースに銀色の長髪、狼の耳を生やしており。

 頭上にうかぶヘイローは、黒くくすんでしまっていた。

 

「………どのサンクトゥムに居る生徒も大体見覚えがある、特に変わった人は─────」

 

「……いた、この人だ。

 紫の羽根が一本しか生えてない、トリニティの制服を着た子。

 急遽送ったゲマトリアのおばさんと、第四サンクトゥムを、一瞬で()()()()()()()()()()消し去った……

 お陰で、バックアップが上手く起動しない………」

 

 映し出される映像。

 そこには、醜く変わり果てたベアトリーチェを蹂躙するスバルが映っていた。

 

「この人は…誰? 少なくともこんな人、私は知らない…。

 私が知らないだけで前の世界にも存在していたか、それとも………私と同じでこの世界にとっての〝異物〟なのか……

 ―――どっちにしろ、手を打たないと。」

 

 黒の手袋をした手が、映像を閉じた。

 今、間島スバルに史上最悪の危機が………死の神の手が訪れようとしていた。

 

*1
表現に叡智な悪意があります




Tip!
ここではヒエロニムスとベアおば(蟲)が守ってた第四サンクトゥムがスバルの大魔ノ剣(サタナエル)で破壊されたため、5つのサンクトゥムの即時再生が上手く行っていないぞ!そのおかげで、先生はカイテンジャー+カイテンロボの指揮に専念できている!



おまけ・スバルの感性?

ノボリ「スバルさんの感性ってズレてると思うんスよ!!」
コハル「女の子としてズレてるのはあんたもでしょうが!」
ノボリ「直にそんな事言えなくなるッスよ!今回はアギト先輩にも協力してもらったんスから!先輩!!」
アギト「ノボリがどうしてもって言うから、先生から資料を貰ってな。……さて、スバル。これを見てみろ」っパネル
スバル「こ……これはっ…!!」

アギト「『仮面ライダーW』だぁーーーーーっ!!」
スバル「カッコイイィィィーーーーーーっ!」
アギト「『シンケンジャー』だぁーーーーーっ!!」
スバル「カッコイイィィィーーーーーーっ!」
アギト「『ちいかわ』だぁーーーーーーっ!!」
スバル「ふーん」
アギト「『ハローキティ』だぁーーーーーーっ!!」
スバル「ふーん」
アギト「『ガンダム』のナイチンゲールだぁーーーーーっ!!」
スバル「カッコイイィィィーーーーーーっ!!」
アギト「『フランキー将軍』だぁーーーーーっ!!」
スバル「カッコイイィィィーーーーーーっ!!」
アギト「『ブロブフィッシュ』だぁーーーーーーっ!!」
スバル「ふーん」
アギト「『シナモロール』だぁーーーーーっ!!」
スバル「ふーん」
アギト「『勇車スラリンガル』だぁーーーーーーっ!!」
スバル「カッコイイィィィーーーーーーっ!!」

ノボリ「ほらぁ〜!なんでこんな人がウェーブキャットさん好きになったのか分かんないッスよ…!」
コハル「なに、今の時間?」
ヒフミ「あはは…(困惑)」
アギト「ちなみに私、こういうロボット兵器とかも好きだぞ」
ノボリ「マジッスか!!?」

一番えっちぃのは?~決選投票編~

  • ワカモ
  • ツバキ
  • コハル
  • ハナコ
  • アコ
  • ヒナ
  • シグレ
  • モミジ
  • ユウカ
  • ノア
  • ホシノ
  • シロコ
  • アツコ
  • サオリ
  • ヒヨリ
  • カンナ
  • ミヤコ
  • シュン
  • キサキ
  • まだだ…まだ(上記以外は)終わらんよ!
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