HENTAIの野望〜キヴォトス同人誌化珍道中〜 作:伝説の超三毛猫
今回のお話は、前回のシリアスの流れをすべてぶった斬るレベルのギャグが襲来します!苦手な人は即座にブラウザバックをし、次回の更新までお待ちください!!!
※今回のお話ですが、R-18を下回ることが出来なかったため、やむを得ず下江コハルさんが伏字協力として出演しています。ご了承ください。
ほんとうに読みますか?
➢はい
いいえ
…気がつけば、謎の空間で目が覚めていた。
「………………………………どこだここ」
さっきまでいたアトラ・ハシースの箱舟の中では絶対にない。
なんて言えば伝わるかな……『タッチ!カービィ』のドロシアソウル戦の背景みたいな場所……って言えば良いのかな?……とにかく、そんな灰色で何もない場所にいたんだ。
で、更に言えばそこには俺にとって驚くべき存在がいた。
―――無名の司祭である。
無名の司祭といえば、真っ白な顔と服装をした、不気味なナマモノ。『ブルーアーカイブ』最終章にて、別世界のシロコをシロコ*テラーにし、先生をプレナパテスにした、許されざる存在である。
本来なら、出会った瞬間に即殺すべき悪・即・斬の対象だ。しかし…俺が戦闘態勢に入らなかったのには理由がある。
「お……お……」
「あひ……」
「アッ…アッ……」
目に入る無名の司祭の全員が、痙攣しながらブッ倒れているからだ。もちろん、俺に心当たりはない。
何が起こっているのか?………他に誰もいないことだし、無名の司祭どもも襲いかかってくる気配もないから、倒れている白いヤツの一人に近づいて声をかけることにした。
「おい、そこのお前。ちょっといいか?」
「ひぎぃぃぃぃっ!!?」
「は?」
声をかけたと思ったら、無名の司祭は、腰を浮かせて激しく震えて…そして、そのまま気絶してしまった。
……………………………………………………………………ナニコレ? 俺、何もしてないよ???
気絶した無名の司祭を揺らして起こしてみようとするが、相当深く気絶したのか、まったく起きない。
……仕方ない。他のヤツに聞くしかないか。
「なぁ、ちょっと聞きたいことが」
「アッーーー!!」
「おい」
二人目に聞いてみた。
最初の言葉を言い切る前に猿みたいな奇声をあげて、痙攣した後失神した。
「なぁ、聞いてもいいか?」
「あっ! あ゛っ!…~~~~っ!!!」
「……」
三人目に聞いてみた。
返事の代わりに嬌声が帰ってきた。
「………えっと」
「ふぐううううっ!!」
「まだなんも言ってねーよ!」
四人目に聞こうとした。
……近づいただけで強烈に震えて喘ぎだし、話どころではなくなった。
………
……………
……………………
なァァんだこれは!?!?!?!?
「まるで意味が分からんぞ!?!?!?!?」
上官みたいな顔芸が出てしまう。
どういう状況なのかは無名の司祭どもに話しかける中でなんか察した。
俺に話しかけられただけで
知らなかった……無名の司祭が……そんな…
そんな、超
いや、俺もそういうジャンルは知ってるよ? 女性上位でそういう属性あるもんな! 中には入れただけで
でもコレは早すぎだろ!! 歴史的ってモンじゃあない! そもそも話が成り立たなくなるだろうが(そういう同人誌を知らないだけであるかもしれんけど)!?!?
何だ、女に話しかけられるだけで
確かに俺は、とんでもなくいいボディだし、もし俺がブルアカに実装されたらアスナやユウカの次くらいに先生方の
今の俺は普通の制服姿だぞ!? 妄想力逞しすぎるだろ!! あと暴発しすぎだ
おーーーーーーーーーーーーいどうすんだコレ。
このままじゃあ、一向に話が進まない―――
「まだ…分からないのか…」
「!」
俺以外の声に振り返る。
すると、倒れている無名の司祭の中の一人が、息を切らしながら半身だけ起こし、無機質な顔を俺に向けていた。
声色からして、なんとなく睨んでいる気がする。
「分からないって、何の事だ…?」
「のうのうと…!我らにあのような竜をけしかけておいて……!!」
竜を…けしかける?
どういうことだ。全くもって心当たりがないぞ。
一体、コイツは俺の何を見たんだ?
「あれだけのことをしておいて……理解できぬ…!」
「おい待て!一体何があったんだ!?」
「我らにここまで辱めを……与えておいて…白を、切るか……!!」
いや、白を切るとかじゃあなくって、マジで分からないんだって!
参ったな、目の前の司祭はかなり敵対的だ。俺が質問したところで、素直に教えてくれるだろうか?
そう思いつつ、目の前の推定敵から情報を引き出す言葉選びを考え始めたところで。
『仕方ないわね、私から見せてあげるわよ』
「!? 一体誰―――」
無名の司祭とは別方向から、高い声が聞こえた。
その声の正体を確かめる前に、俄かに俺の脳内に、謎の記録………否、記憶があふれ出た。
それは……ついさっきまで、意識を失っていたが故に覚えていないハズの――――
⋆
シロコ*テラーとスバルのあの戦いは、シロコ*テラーに軍配が上がった。
スバルの渾身の『破壊殺滅式・参連』を受けたものの、すんでのところで食いしばり、仕返しとばかりにヘイロー破壊弾を撃ち込んだのだ。
「か…………ぁ…」
「この、戦い……は、私の、勝ち……!」
シロコ*テラーはワープを展開。倒れ行くスバルに、ダメ押しの弾丸を撃ち込みつつ、異空間へ送ったのだ。
これで、紛れもなく間島スバルは殺せたと、確信を持ちつつ。
―――それで、送られた先で、スバルの肉体は、無名の司祭達に捕捉された。
「アヌビスが、忘れられた神々を一人、始末した」
「この世界に、終焉をもたらせることの証明だ」
「『崇高』の前には、忘れられた神々の力は無力」
「名を奪われた我らと同じ末路を辿るのだ」
「して、この肉体はどうする?」
「知れたこと。消滅させるのみ」
「それだけで良いのか。我らのようにせねば」
「全てを終焉と無に帰さねば」
白い顔と司祭の恰好をした不気味な集団―――無名の司祭達に取り囲まれるスバル。
意識もない中、絶体絶命かと思われた…………その時。
パカリ
「「「「「―――は?」」」」」
無名の司祭達の声が重なった。
スバルの肉体に、異常が起きたからだ。
彼女の胸元が、まるでオモチャの入れ物のように開いたのだ。
無名の司祭達は、誰も何もしていない。急に起こった出来事に、スバルの身体から距離を取った。
そして……開いた胸元のドアから出てきたものは………小さな竜であった。
子供が落書きで描いたかのようなポップな竜だ。体長は、大人の膝くらいまでしかない。そんな威厳皆無の竜が、にこやかな笑みを浮かべながら現れたのだ。
そして、スバルの身体から降りたかと思うと……
「好きな性癖発表ドラゴンが~♪
好きな性癖を発表します~♪」
「「「「「は??」」」」」
急な事態にまったくついていけない無名の司祭達。
そんな司祭達を気にしていないかのように、小さなドラゴンはぴょこぴょこと踊りながら、電子音声で作った女子学生のような声で歌い出した。
「バニー♪ 幼馴染♪ メイドさん♪
オタクに優しいギャルと
正式名称が~分からないシチュエーションも~好き好き大好き~♪」
「「「「「……………」」」」」
好きな性癖発表ドラゴンとかいう小さな竜が歌い踊るさまに言葉を失うしかない。
端的に言って、意味が分からなかった。
だから、身構えていた無名の司祭達は、その竜の観察を続けていく。
「好きな性癖発表ドラゴンが~♪
好きな性癖を発表します~♪」
「あれは、敵性反応はない…?」
「つまり……何を意味する?」
「
皆で並んで
「理解できぬ…」
「正式名称が~分からないシチュエーションも~好き好き大好き~♪」
ここまで来て、ぴょこぴょこ歌い踊るだけのドラゴンに、無名の司祭は判断を下した。
すなわち、今スバルから出てきたこのドラゴンに害はない、と。
そして、中断していた肉体の消去にかかろうと動いた時であった。
「消し去ろう」
「然り。運命は変わらぬ」
「理解できぬ」
「理解できぬ」
さっきまで、にこやかな表情で踊っていたドラゴンがピタリ、と動きを止めた。
そして―――先程とは比べ物にならないほどの、底冷えした声を放ったのだ。
それは……女子学生を模した電子音声とは全く違う、重厚な怪物の低い声だった。
「そうか。理解できないか……」
「「「「「!?!?!?!?」」」」」
無名の司祭達は、身構えた。
その硬直した一瞬で、小さな竜は姿を変え始める。
子供の落書きのような体は、みるみるうちに背を伸ばし。
にこやかで丸々としたプリティな顔は、中央を主軸とした長い三つ首に変化し。
崩さなかった笑顔は、黄色い12の目が特徴の不気味かつ荘厳な顔つきになって。
瞬く間に立っていたのは、無名の司祭を軽く見下ろす程の、人型に近い二足歩行の体躯をした、現代クリーチャー然とした巨竜だった。
竜の三つ首の瞳が、無名の司祭を捉える。
「―――なら、その愚かなまま死ぬがよい」
言うが早いか、竜の三つの口に、桃色のエネルギーが集まっていく。
無名の司祭たちに逃げる暇も何か反応する隙すら与えることなく、竜はその桃色のブレスを吐き出した。
古龍の偉大なる力を示すかのように吐き出された桃色の炎は、あっという間に、無名の司祭を一人残らず取り込んだ。
―――ブレスが晴れた後、無名の司祭の身体を、異変が襲った。
「…今のは?」
「怪我はない…」
「一体なんだっああぁぁっ!!?」
「「「!!?」」」
「一体何が起こっいぎぃぃっ!!」
「理解できんぬぅぅぅ!!」
「おおお゛お゛お゛おーーっ!」
一人、また一人と、痙攣を起こして倒れていく無名の司祭。
まるで、自らの感度が3000倍になったかのように、次々と恍惚な悲鳴を上げながら倒れていくそのさまは、控えめに言っても地獄だった。
⋆
脳裏で再生された動画が終わる。
そうか……そうだったのか。好きな性癖発表ドラゴンがねぇ……
…う〜〜ん、色々言いたいことはある。あと、ツッコみたいところも山程。
でも、すべてをまとめて言うとするなら…そうだな、この一言かもしれないな。
「…………そうはならんやろ」
「なってるからこうなったのだろうが―――!!!」
うーん、本当に意味が分からん。
なにこれ? 俺のせいなの? ホントに?
というか、存在してはいけない生き物の筆頭たる無名の司祭にここまで同情する日が来るとは思わなくてビックリしてるんだわ。
何が悲しくて
いずれにせよ、判明した事実が俺の予想さえも遥かに凌駕している時点で、これ以上ここで起こったチン事件について考えても意味がないことが判明した。
である以上、そこについて深掘りするのは諦めて、別のことを聞くしかない。
「話変えるけどさ…ここってどこなの?」
「巫女戯るなッ……!話を変えるな……!驕るな―――!」
「イヤ、あの出来事については俺も知らんて。
俺の中から出てこようが、心当たりが1ミリもねぇんだから仕方ないだろ。
だから、解る事から聞こうとしてるんだろ。それの何が悪いのさ」
「貴様の都合だけで話をするな―――!
その傲慢、悪徳に耽っておいて、逃れられると思うな―――!
貴様はこの選択を、後悔することになるだろう―――!」
ダメだコイツ。話し合う気がさらさら感じられねぇ…。
貴様の都合で話すなとかイッているが、そもそもこいつ等がクロコとプレナパテスを操って俺らを滅ぼそうとした自己都合の化身だろうに。
ちょっとでも情報を得たかったが……仕方ない。生かしててもロクな事にならないだろうし、トドメを刺すしかないな。
「貴様、聞いているのか―――」
「よいしょ」ボロン
「おぉぉーーーッ!!?」
「チッチチッチッ、おっぱ~~い! ボインボイ~~ン♪」
「ん゛ッ! くっ~~~~~~!!」
「あはぁぁっ!!?」
「あ゛~~っ!! しゅご、あ゛ぁっ!!」
「いぎゅぅぅぅ~~~~っ!!」
制服を脱いで下着姿になり、「チチをもげ」を歌い踊った。*1
それだけで、かろうじて意識を保っていた無名の司祭どもは、クッッッッッソ汚い喘ぎ声を出しながら、一人残らず痙攣しまくってブッ倒れ、力尽きた。……………ブレイクしたか。面白い最期だったぜ。
しっかし、コイツらとんだ変態だな。「チチをもげ」は3分間くらいひたすら女性の
そもそも、変態とは自身が変態と理解する必要がある。それすら理解せずに、俺たちの世界を別世界から破滅させにやって来るとか、どうやら無名の司祭は所業だけでなく変態的な意味でも存在してはいけない生き物だったようだ。
故に、コイツらは破★壊(意味深)してやった。もう再起不能になっていることだろう。
「あなた何てことしてるの!!私の身体で!!!!」
「さーて、ここの探索に戻ろうか」
ゴミ掃除を終えて、制服を着直した俺は、気絶して動かなくなった無名の司祭どもを踏んづけどかしながら、この謎空間を歩き回ることにした。
そうして、歩き回ることしばらく。この空間には、床だけでなく壁もあることが判明した。
目に見える壁ではなく、ある程度進んでいくと、それ以上進めずぶつかる場所を発見したのだ。
どうにかならないものかと、壁に触れたり、こすったりしていくと、こすった場所から何かが見えることが分かった。
目を凝らしてみると、そこから見えたのは。
「な……
何たることぞ、俺は、クロコと先生達が戦っている場面を曇ったガラスのようになった謎の壁越しに見つけたのだ。
助けに行こうとするも、目の前の見えない壁は、ちょっとやそっとじゃ壊れそうにない。
「『擬・必殺マジシリーズ・マジ殴り』!!!」
ならばと、全力で壁を殴ってみる。
―――が、ぶっ壊れるどころか、ヒビすら入る様子もない。
「どうすりゃいいんだ…」
何度も同じ場所を殴り続ければ、或いは突破できるかもしれない。例えばこの壁が1000回殴れば壊せるものなのかもしれない。
だが酷なことに、1000回やるほど時間は残っていない。
他に何か手はないかと考えて―――思いついた。
「あ」
それは、虚妄のサンクトゥム攻略戦の時に使った、あの力だった。
「あった……」
あの時に初めて使ったものの、実際に振るい、ベアおばを消し去ったからこそ分かる。
あの剣ならば、この壁をたやすく突破できるだろうことを。
あの時の虹色の日本刀―――
確定事項に干渉し、変えようのない法則を踏み潰し、俺の都合のままに、黒を白く塗り替える、まさに反則。
先のベアおばとの戦いでは、アイツに対して「生徒を搾取する悪い大人は存在してはならない」という真実で上書きすることによって、存在そのものを消滅させたのだ。
この力を使えば……きっと、この謎空間に閉じ込められた現状さえも打破できるだろう。
目の前に確かにあるこの壁が、俺の超火力じゃあどうしようもない……例えば、「別次元の壁」とか「通れないという概念」とかいうものであったとしても。
だが…この選択肢が浮かぶと同時に、アイツの…黒服の言葉も思い浮かぶ。
「2回…神秘解放を使った時、貴女の魂はこのキヴォトスから消滅する……そう思っていただきたい」
………魂が消滅する、かぁ……嫌だなぁ。
だが、仕方ないのかもしれない。
俺は―――静かに、深呼吸をした。
そして、見えない壁に触れる。手のひらに確かに感じる、壁を感じながら、もう一度、深呼吸。
その間………俺は、ノボリに箱舟出発前に話したことを思い出していた。
或るギャングの………というかミスタの半生を……思い出して、ははっ、と笑った。
『人は結局、向かうべき道へと歩んでいるものだ』―――か。
「これも定まった運命ならば―――受け入れるか」
そして、俺の中のスイッチを―――
『駄目!!!!!』
「!!?」
押そうとした瞬間、その声に思考が止まる。
あの時の声と同じだ。さっき、好きな性癖発表ドラゴンの記憶を見る直前に聞いた声と。
声のした方向に振り替える。すると………
「………俺、だと…!?」
『………っ』
金色の髪を肩まで伸ばした―――しかし、それ以外は全く俺と同じで。
しかも、表情もまったく異なる、俺じゃないようで俺のような―――“もうひとりの俺”とでもいうべき少女が。
『絶対にだめ! 私の命が犠牲になるなんて…絶対にやだ!!!』
そこには、いた。
Tip!
ちなみに、スバルの「チチをもげ」は、この世界線ではブルアカのディスコグラフィとして、「SM判定フォーラム」や「ロマンティックあげるよ」、「Daydream Cafe」と共に収録されて発売されるぞ! どうかしてるね!!!!
あと、変貌した後の「好きな性癖発表ドラゴン」については、グーグル先生に「氷嵐の支配者」と聞いてみよう!あんな感じのドラゴンになったと思ってくれ!
あとがき
ちなみに「そうはならんやろ」に対して「なっとるやろがい!!」ってツッコませたかったんですけど、俺の中の無名の司祭がそう言ってくれなかったので諦めました。アイツら空気読まないからしょうがないっす。本家のツッコミは皆さんに任せたいと思います。
好きな性癖発表ドラゴンが発表した性癖は
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わかるマン
-
理解できぬ