HENTAIの野望〜キヴォトス同人誌化珍道中〜 作:伝説の超三毛猫
コラボ相手は―――「新任教師『次元大介』( https://syosetu.org/novel/369194/ )」!
次元大介が先生になったら……そのコンセプトでできた物語は、次元がまるで本当にキヴォトスで先生になっているかのようで、作者様の愛を感じます!
さぁ、このコラボを読む前の三つの注意事項!
1つ、この世界線は「HENTAIの野望」と「次元先生」の世界線が合わさったものになっているぞ!先生はもちろん、あの次元大介だ!
2つ、スバルは前世で「ルパン三世」のTVスペシャル等を見ているため、次元大介を知っているぞ!
3つ、キャラ崩壊、特にスバルの動揺する姿が見られるので、解釈違いな人は見ない方が良い!
今回は、次元大介目線からの物語となっているので、そこにも注意だ!では、どうぞ!
俺が、間島スバルというガキと出会った日の事は、いつでも思い出せる。
なにせ、アル以上に騒がしいヤツだったからな。それに―――
何から話すかな……そうだ、きっかけだ。
俺がキヴォトスに来て、あまり経ってねぇ、日の浅い頃だ。
ある生徒が、シャーレの入部希望だとか言って、態々訪問に来たんだよな。
黒いメッシュの入った金髪に、片っぽしかねぇ黒翼………一目見た時から、随分特徴的だなと思ったさ。
「初めまして、先生!入部希望、に…………!!?」
俺を見た瞬間、有り余ってそうな元気な声があっという間に萎み、目は信じられねぇモンでも見たかのように見開かれ、腰でも抜けちまったかのようにへたれこんだ。
最初、ビビらせちまったかなと思ったよ。伊達に歳食ってねぇ、子供に好かれるガラでもないとばっかし思っていたがな。
「先……生……!? 嘘だろ………なんで……?」
だが、そいつの驚きようは、怖いモンを見たガキのそれじゃないとすぐに気づいた。
違和感を持ちつつも、「どうした?」と聞いてみる。
「え……せ、先生? あの……お、お名前は?」
「おいおい、まずは自己紹介からだろうが」
「え?………あ、あぁ、そうか……
と、トリニティ総合学園、1年生、間島スバル…です……」
少しぎこちない自己紹介を受け、俺も自己紹介を返す。
そいつが、俺の名を聞いた瞬間、様子が一気におかしくなったのは忘れられねぇ。この後のやり取りも含めてな。
「次元……大介……
ってことは……ルパンと
「おい」
「!!!?」
即座に銃を抜いた。
銃口を、寸分たがわずコイツの脳天に突きつけてな。
ルパン。五ェ門。
どっちも俺の大事な仲間だ。
だが、こんな……見ず知らずの世界で生きているはずの、年端もいかねぇガキが知っていい情報じゃない。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!? 待て待て待て待て!!
待って先生!!! 俺は敵じゃない!!敵じゃないから!!!信じて!!!」
「だいたい、怪しいヤツはみんなそういうんだぜ、お嬢ちゃん」
「ぐぬぬ………!! 反論できねぇ…!!!」
敵じゃないと言っていたが、それを信じるほどバカでもお人よしでもねぇ。
どこかの学園の情報部から来たスパイと言った方が、まだ信用できるぜ。
そんな態度を崩さなかったからか、アイツはこんなことを言い出した。
「ま、待ってくれ! 俺は……あるテレビ番組で、あなた達ルパン一味のことを知っていてだな……」
「下手くそな言い訳だな。俺がテレビの世界の住人だってか?」
「くっ……!た、確かに、にわかには信じがたい話だが―――」
「自覚はあるだけマシか。回れ右して帰んな」
俺がテレビアニメのキャラクターだってか?もうちょいマシな言い訳はねぇのかよ。
半ば呆れていたからか……アイツのこんな話を、遮ることが出来なかった。
「ぐっ…な、何話せば信じてくれる?
ボンバー・リンダをどうやって倒したかを話せばいいか?
それとも、ヤエル奥崎の早撃ち対決について言えばいいか?」
「おい」
今思えば、ガキに向ける言葉じゃなかったかもな。
だが、仕方ねぇことだろう?―――ブラッディーエンジェルズの一件も、ヤエル奥崎の一件も、本来こんな堅気のガキには絶対に知りえないハズのことだからだ。
しかも、ここまで細かく言い当てられちゃあ、偶然って線も絶対ないだろうぜ。
「―――なんでテメェみたいなガキがそれを知ってやがる」
俺の発言を聞いてしまった、といった顔をしたスバルを睨みつけた。
この時の俺には、間島スバルと名乗った人間が、ユウカやリン達と同じ生徒には見えなかった。生徒の皮を被った暗殺者か何かが俺を追ってきたというほうがまだ信じられた。
結局、この後はセリナがやってきて、なし崩し的にうやむやになったんだな。
アロナに頼んでスバルを調べさせたのもこの時だな。お嬢様学校で成人向け漫画描いてると知った時は更に呆れたが。
それからというもの、俺のシャーレでの活動には常にアイツの影が見え隠れした。
流石に面と向い合せたら撃たれると思ったからか、俺に直接会いに来る機会はほとんどなくなったがな。
アビドスの時、カイザーPMCと戦う時になったら、頼んでもねぇのに露払いと称してPMC軍を薙ぎ払っていきやがった。ガキが首突っ込むなと説教しようとしたら逃げられた。
ミレニアムプライスが終わった後になると、トリニティ総合学園の封筒にアリスの正体に関連する資料をまとめたものが送られてきた。ご丁寧に『調月リオという生徒と出会うまでに読んでおいてください』という手紙付きでな。『余計な世話だ』と返信ついでにナギサにチクっといた。
補習授業部の時には、ノボリとユマの二人がスバルの信奉者だってことが発覚して、真面目に顧問辞めるか考えたほどだ。無論、その二人もスバルの不可解な点について話したら理解してくれたがな。
「そう言われると、確かにスバルさん、先生の事を随分前から知っていたかのようですね……」
「でも助かってたんスよね? だったらセンセイ、別にイイと思いますよ?ジブンはそう思うッス」
「あのな、ノボリ。大人の世界にゃ、無償の善意なんてないもんだ」
「……そんなの寂しいッス」
「これが現実だ」
スバルの狙いが分からねぇ日々が続いたが……ある程度、分かるようになったのは、補習授業部が発足して少し経ち……ミカが裏切り者だと分かった、その直後だ。
百鬼夜行に飛ばされていると聞いていたスバルがその場に現れたかと思ったら……ミカを止めるため、俺の前に立ち―――己の銃で、左手を撃ち抜いたのだ。
そして、その腕を振るい、ミカの顔にてめぇの血を浴びせたのだ。
「―――は?」
「お前ッ……何やってんだ!!?」
「
「な、何を、言って…た、ただ自分の手を撃ち抜いただけで」
ミカが認めまいとしているのを見ると、痛みに歪んだ表情のままスバルは、しかし歩みを止めず、ミカに詰め寄ろうとした。
ミカが震える手でショットガンを構えていても、臆することなく距離を詰め、更に怪我した手から流れる血をミカに浴びせた。
「バカ野郎!ミカを刺激するな!」
「止まってスバルちゃん!撃つよ!!?」
「そんなシャバい脅しが通じると思ってんならお笑いだ。オラ、どうしたミカ、ゲヘナと戦争するんだろ? 無抵抗の子供を大量殺戮するんだ、俺一人殺せないでなんになる!!」
決して褒められる方法じゃねぇ。
あの後、ミカはスバルが若干トラウマになってたし、スバルもスバルで無茶したから俺に拳骨を落とされ、ハナコに説教を食らい、コハルやユマやノボリに泣かれていた。
だが、あの時スバルから感じた価値観は、生まれた時から当然のようにドンパチするキヴォトスの生徒のそれじゃねぇ。銃を始めとした武器が人の命を奪うことを知っている……まるで、俺に近いような価値観だった。
だから、思い切って聞いてみたわけだ。
「これから話すことは、俺の身に起きた真実です」
「前置きは良い、言ってみろ」
「では遠慮なく。―――俺は、こことは違う世界で生きた記憶をもって生まれた…いわゆる転生の経験者です」
「神様にでも会ったってか? 俺は神様なんざ信じないタチでね」
「えぇ、俺も転生なんざ信じてませんでした。………実際に経験するまでは」
不気味なヤツだとは思っていたが、蓋を開けてみれば転生者とはな。
しかも、前世の記憶とやらでは元々大人であり、この世界の情報も、果てはテレビ番組で俺の事も知っているときた。
黒服みたいな感じかと言ったら、アイツは心底不満だと言いたげに、こんなことを言った。
「俺をあんな化け物軍団と一緒にしないで下さい。
確かに俺は生徒達でエロ漫画描いてますし、その為ならバトることもありますけど、なんも知らない子を騙して不幸にさせるような事はしたことありません。俺は純愛に見せかけた凌辱は地雷なんですよ」
「お前の同人誌の好みは知らねぇよ………」
性に奔放過ぎて困ったヤツだ。
だが、ゲマトリアとかいう連中とは別だということは分かった。
一応、漫画に描く前に、モデルにしたいヤツには許可取っとけ、とだけ言っておいた。
スバルの行動の意図さえ分かってしまえば、俺が必要以上に警戒することもなくなり、コイツも生徒として見ることができるようになった。
だからだろうな。
「先生。実は、お耳に入れたいことがありまして」
「何だ?」
「俺………実は、先生のハーレムを作る計画を練っていたんです」
「は?」
「片っ端から、全員、数十股をさせて、全員先生に愛してもらう計画です。
でも、先生が次元大介だと知ってからは、この計画、諦めたんですよ。
次元先生が、複数人の女性を愛するイメージがどうしても湧かなくってですね………」
「お前、ろくでもねーな………」
コイツが時折、エロ関係でトラブル起こす度に頭痛がするようになった。
やれやれ、シャーレの喧しさが3割増しになった気がするぜ。
騒がしいったらありゃしねぇな……
Tip!
これにて1話目は終了です!続きは……どこかで、あがるかもしれません!
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