HENTAIの野望〜キヴォトス同人誌化珍道中〜   作:伝説の超三毛猫

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ティーパーティーイベ、良かったです。
スバル達も混ぜたかったんだけど、ティーパーティーの私有地でのイベントになった為に、プレアデス性団が入り込む余地が無かったので、後日談で暴れさせました。

別名:温泉開発部死す


誰が泣いて良いと言った

 ティーパーティー私有のビーチが、一般開放された。

 それを受けて、俺達プレアデス性団は、そのビーチに集まっていた。

 目的はもちろん、美少女達の水着姿!

 

 きっかけは、先生にシャーレ不在の休日、どこ行ってたか聞いたところ「ティーパーティーのみんなとビーチに行ってきた」と答えた事だった。

 その時バーベキューやティータイムの写真を見せてもらったのだが………ナギサもミカもセイアもハスミもイチカも、みんなえっっっっっっちだった。思わず先生に「誰も抱かなかったのか?」と聞いちゃった位だ。*1

 

 そんな、激レア水着姿を見逃した悔しさを埋めるように、ビーチへの旅行を提案し、皆で計画して向かった………はいいが。

 

 

 ドカーン! チュドーン!!

 ダダダダダダダダダダダッ!!!

 

「「「「「「「「………………………」」」」」」」」

 

 そこらで鳴るわ鳴るわ爆発音と銃撃音。

 とても、リラックスしてバカンスという空気ではない。

 何でこうなった? そうはならんやろ。

 

「……お姉様。如何いたしますか?」

 

「う〜〜〜ん………」

 

 頭キヴォトス具合に俺も頭を抱えた。 

 いや、知ってるよ? キヴォトスの治安が日本を余裕で下回っていることくらい。

 でもティーパーティーが一般開放したビーチがこれは終わり過ぎだろ。いちおう、トリニティの一番上の組織だぞ、ティーパーティー。メンバーが色んな意味で終わってる(ツチノコ・ゴリラ・〇OX)なだけで。

 

「まずは、誰が暴れてるかを調べようぜ」

 

「「「「了解」」」」

 

 調べた結果、まぁ予想通りのメンバーだった。

 温泉開発部、美食研究会、その他諸々の不良・ヘルメット団であった。

 さて、こいつらどうしようか。

 

 目的はこのビーチの平和を取り戻すこと。

 その為には、ここの治安をなんとかしようとしている人を探さないといけない。

 元ティーパーティーの私有地であるならば、最も関係ありそうなのは………正義実現委員会。

 

 しばらく探していれば、不良の鎮圧に奔走しているイチカとコハル、マシロを見つけた。

 なんてラッキーだ。

 

「よう」

 

「なっ!?」

「あなたは……」

「スバル!? なんでこんなところに…!?」

 

「早速だけどエッチな水着だな~~~イチカ。パンツ見せてもらってもよろしいか?

 

死刑!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

逮捕して欲しいならそう言った方がいいっすよ???

 

 待て待て待てコハルもイチカも。

 今のはほんのアイサツだ。善意の協力者を逮捕しようとするんじゃあない!

 

「酷いなお前ら。せっかくこのビーチを一緒に取り締まろうって思ったのに」

 

「じゃあ最初からそう言って欲しいっす……てっきり新手の変質者かと思った…」

 

「いいえ!イチカ先輩、こいつは紛れもない変質者です!! 逮捕した方が良いですよ!!?

 スバルも、あんたなんて格好してるのよ!? イチカ先輩へのセクハラを抜きにしても、それだけで死刑よ死刑!」

 

「S.M.Revolutionの何が悪いんだ?」

 

「全部に決まってるでしょ!!!!」

 

 コハルのやつ、なんて横暴だ。

 まだ何もしてない俺らを逮捕なんて。全裸なだまだしも、着てる奴を逮捕とかおかしいだろうが。

 幸い、イチカが「流石にまだなにもしてない人を逮捕するワケには……」とかイッてくれているため、コハルが俺らの水着姿に反応(意味深)して突貫(爆)する雰囲気はない。

 

「それにしても、大変だろう?

 美食研究会とか温泉開発部とか、特に」

 

「えぇ……まぁ。温泉開発部は特に……っすね…!」

 

 カスミをはじめとした温泉開発部の名を聞いた瞬間、目が猛禽のようなソレに変わるイチカ。

 なんだなんだ、カスミに何されたんだ、お前……*2? だが、それを詳しく聞くよりは、目の前の状況を何とかするのが先決だろうと思った。

 

「とにかく、手分けして不良どもを鎮圧しよう。俺と俺以外で」

 

「どうしよう、アンバランスにも程があるはずなのに納得しちゃった自分がいるっす……」

 

「イチカ先輩もそう思います?」

 

「えっと……す、スバルは確かに、めちゃくちゃ強いけどさ……」

 

「流石にぼっちは寂しいから誰か付いてきてくれると嬉しい。多分後ろで後始末要因になるだろうけど来る人いる?」

 

 そう言って同行者を募るとプレアデス性団員で手をあげた人が出るわ出るわ。

 彼女らのジャンケンを端で見守りつつ、イチカに面と向かって話しかける。

 

「…というワケだから、俺に優先してブチのめして欲しい所あったら聞くよ?」

 

「あー……別にこれ、といった担当とかは考えて無かったんすけど……そうしたら———」

 

 あ、と思いついたように俺に頼み込んだイチカ。

 

「温泉開発部任してもいいっすか?」

 

「OK。全員ブッ飛ばしてこよう」

 

「いやいや、スバルさんのできる範囲で良いっすよ?」

 

「勿論だ。余裕で全員ブチ転がせるっての」

 

「……あそこ、数が多いと聞いています。大丈夫なのですか?」

 

 そこに、不安そうな表情と声色で、マシロが割り込んできた。

 だが問題はない。なぜなら俺は———魔王だからな。

 

「大丈夫大丈夫。久しぶりに……アイツ等には思い出してもらおうじゃあないか。俺の、かつての別名を」

 

「かつての、別名?」

 

「え?なにそれ?」

 

「あ〜〜、七囚人の幻の八人目ってヤツっすか……?」

 

「そういえばあったわね、そんな呼び名……」

 

「…お姉様にそんなあだ名が…?」

 

「―――不羈(ふき)征鳥(せいちょう)。誰の命令も聞かない、凶暴な鷹になぞらえてつけられた名前、らしいっすよ」

 

 ぶっちゃけ、俺にこんな別名つけた奴は、とんだ暇人だろう。それかオカリンや小鳥遊六花並の厨二病か。

 まぁいずれにせよ……今回は、とことん利用させてもらおうか。

 

 

 

*

 

 

 

 ……温泉開発部はその日、悪夢を見た。

 いや……悪夢、で片付ける事が出来たのたらどれほど良かっただろうか。

 

 ティーパーティー私有のビーチが一般開放されたことを受け、堂々と温泉開発が出来るだろう。その為に邪魔なものをすべて発破し、地面をならすべき……そう思った時だ。

 

 ———温泉開発をしていた部員が、瞬きの間にすべて吹き飛ばされたのは。

 

「「「「「「ぎゃあああああああ!!?」」」」」」

 

「「!!!?」」

 

 一瞬のうちに鎮圧された部員たちを見て、温泉開発部の鬼怒川カスミと下倉メグは、戸惑いを隠せない。

 一体何が起こったのだと。その答えは……すぐに明らかとなった。

 

「あー……温泉開発部諸君! 今君達が行っている温泉開発は、多くの人々に迷惑をかけている!」

 

 気の抜けた忠告をしているのは……トリニティの制服に身を包み、紫の片翼を生やした、黒いメッシュの入った金髪の生徒。

 カスミもよく知る、スバルであった。

 

「さっきのは警告だ。

 この忠告が終わるまでに、直ちに温泉開発をやめて、投降するように。なお、3つ数えるまでにやめなければ敵意ありとみなして再び攻撃を始めるぞ。いーち」

 

 スバルが1、と告げた次の瞬間、温泉開発部の拠点が爆発した。

 続いて、指先から放たれたレーザービーム……『擬・どどん波』が温泉開発部員をまとめて貫く。

 

「「「ぎゃあぁぁぁぁーーーーっ!!?」」」

 

2と3はーーー!!?

 

「知らねぇなぁそんな言葉(もの)男は1だけ知ってりゃ生きていけるんだよ

 

「「「「「お前女だろッッッ!!!!!!」」」」」

 

 悲しいかな。至極真っ当なそのツッコミも虚しく、温泉開発部はスバルの圧倒的な力でねじ伏せられていく。

 カスミは、この時点で己の失態を悟った。

 彼女は、スバルの実力を知っている。恐るべき風紀委員長のように、自分達が束になっても敵う存在ではない。ならば…1人でも多く、そして自分やメグを含めて、逃げる事を最優先にしなければならない、と。

 

「ハッハッハー!スバル、随分と派手にやってくれるな! お前達———」

 

 撤退だ、と指示を出す前に。

 カスミのすぐそばを、吹き飛ばされた温泉開発部員が転がっていく。

 そして…吹き飛んできた方向を見ると、そこには………どこまでも感情を削ぎ落としたかのような、スバルの姿が。

 

「おい」

 

「ま…間島、スバル……」

 

「逃げられると思っていたのか?」

 

 地獄から這い出たかのような悍ましい声。

 だが、それにカスミは怯まなかった。

 ………退くべきところで、退かなかった。逃げる為の時間を稼ぐために。

 彼女にしては珍しく、引き際を見誤ったのだ。

 

「やぁやぁスバル、良いのかい? 君とは———」

 

 かつて、スバルの導き(策)で、共に(スバルは一切関わってない)温泉開発をして……結果、アリウス温泉郷を築き上げたが故に。

 今回のスバルも……話が通じる、と思ってしまったのだ。

 

「———ぐふぅ!!?」

 

 ———返答代わりに腹パンが飛んでくるまでは。

 

「警告はした。誰一人逃さんともな」

 

「ば…バカな……め、メグ…」

 

「無駄だ。あいつもさっきブッ飛ばした。やっぱヒナちゃんくらい強くねぇと張り合いないな」

 

「部長の危機だ!」

「部長を守れー!」

「アイツをこれ以上好き勝手させるなー!!」

 

 それでも、多くの温泉開発部の部員がカスミやメグを助けようと、スバルに挑みかかろうとする。

 しかし、スバルは浮足立つどころか、動揺すらしない。

 

 銃弾をばらまいた部員がいた。しかし、当のスバルは痛がることなく、真っ直ぐ行って右ストレートでソイツを黙らせた。

 爆弾で攻撃をしようとした部員がいた。爆弾を投げる前に衝撃波で爆弾が起動して自爆するか、スバルの技で爆弾を貫かれて自爆する羽目になった。

 火焔放射器を使って攻撃しようとした部員もいた。しかし、そのことごとくが、スバルが起こした追い風によって、自分自身を燃やす結果となった。

 スバルのあまりの無双っぷりに、逃げ出そうとする部員もいた。その背中に対して、スバルは容赦する事なく……

 

「逃げた奴は一般生徒だ!向かってくる奴はよく訓練された一般生徒だ!

 普通の生徒(ヤツ)にはこれをくれてやろう———『擬・竜星拡散爆(ドラゴバスター)』!!!」

 

「「「「「「「「ぎゃあああああ!!?」」」」」」」」

 

 爆破するエネルギー波をブチ込んでいく。

 こんな調子で、鼻歌交じりに温泉開発部員を蹴散らしていくのだ。

 どんな策を弄しても逃げられない。その絶望は、あの風紀委員長を彷彿とさせて。

 

「ひ……」

 

 カスミは、とうとう限界を迎えてしまった。

 

「ひぇぇぇ…」

 

 ……しかし。

 泣き出す直前、カスミの口を乱暴に掴み、泣き声を塞いで、その小さな体を持ち上げるものがいた。

 

「〜〜〜〜っ!!?」

 

おい

 

 スバルだ。

 ヒナのような目つきで、ヒナなら絶対にやらないような行動をしながら、ヒナ以上の圧を込めて。

 スバルは……カスミに向かって冷徹に口を開いた。

 

———誰が泣いて良いと言った?

 

「!!?」

 

「人様に多大な迷惑をかけた後でやる事が泣く事か?

 どれくらい反省すればマトモな温泉開発をする気になるんだ?

 そもそもお前に反省する気があるのか?」

 

「〜〜〜〜〜っ!?!?」

 

 そうなのだ。

 ヒナがトラウマになり、会えば泣くほどになっても尚、温泉開発をやめない。

 それ程までに温泉への情熱があると言えば、好印象ではある。しかし……裏を返せば、反省していないと思われても、おかしくはない。

 

「もし、これからも何も変わらないというのなら」

 

 生徒相手にここまでヤッたのは転売ヤー以来だろうか。

 そんな事を考えながら、スバルはカスミに凄んだ。

 

———死ぬしかないぞ、鬼怒川カスミ

 

 あらゆる策が通用せず、束になっても絶対に叶わない。オマケに、泣くことさえ許されない。

 それを悟ったこの日―――カスミは己の心が砕け散った音を聞いた。

 

 

 

 

 

 

「……流石に同情するっす」

「イチカ先輩、やはりこの人逮捕した方が良いのでは??」

「あぁ……私かマシロが監視につくべきだった……」

 

 意気揚々と温泉開発部の鎮圧を報告した俺に待っていたのは、呆れた視線のイチカとジト目のマシロ、そして頭を抱えたコハルだった。

 おいなんだこの有様は。クエスト成功したのに大失敗したみたいな顔をするんじゃあない。

 

「俺は真面目に一人残らず温泉開発部をフン捕まえただけなんだが?」

 

「誰がオーバーキルまでしろっつったんすか!? そんなんだから“七囚人の八人目”とか言われるんすよ!!!」

 

「あんな怯えた顔で『もう二度としません』って泣く鬼怒川カスミ初めて見ました………」

 

 解せぬ。

 ちなみに、デデーン☆した温泉開発部は改心させる予定であり、破壊する予定であった土地を慣らすなどの仕事をさせて「マトモな仕事の感覚」を養わせるつもりだ、と言ったが、ジト目は治らない。

 先生に連絡を入れて、事業改善を図らせていくという形でアフターケアをすると伝えて、ようやっと許された感じであった。

 

「ちなみに……」

 

「いらっしゃいませー☆」

「もっと声を張って!!」

「い、今なら焼きそば150円!焼きとうもろこしが100円!安いわよー!」

「表情が硬い!!あとビールが1本50円が抜けてるわ!」

「トッピングし放題!! デスソースもチョコレートソースもオイスターソースもあるよ!!」

「没収!!!頼まれない限り余計なものを勧めないように!!」

 

「………あそこで美食研究会に指導してんのは誰だ?」

 

私のお母様です

 

「ゆ、ユマのお母さん!?………ってことは、ケルビム*3のトップか!!?」

 

 なお、美食研究会はというと、ユマのお母さん……つまりケルビムファウンデーションの社長さんによって、海の家の労働者として働かされていた。

 一体どういうことや!!?

*1
なお、誰も抱かなかったらしい。ハーレム先生のくせに情けない奴!

*2
スバルは、イチカとカスミのファーストコンタクトの電車イベントを知らない

*3
ケルビムファウンデーション。この世界線ではカイザーグループの次に事業を広げている財団。本編では『プレアデス性団:オリジン』に初登場以降、ちょくちょく名前は出している。




Tip!
美食研究会が働くにいたった経緯は、次回で書く予定だぞ!



おまけ・呼び方が逆では?

コハル「イチカ先輩、なんでスバルをさん付けで呼んでるんですか?」
イチカ「えー、そりゃ……あれ?言われてみれば…?」
コハル「スバルも。イチカ先輩は私達の1個上よ?」
スバル「確かに」
マシロ「試しに本来の呼び方をしてみては如何ですか?」
スバル「うーん、じゃあお言葉に甘えて……」

スバル「イチカ先輩」
イチカ「スバル」

 ………

スバル「………やっぱなし。なんか違和感しかねーわ」
イチカ「私も……スバルさんに『先輩』呼びされると、なんだか背筋が冷えるっす」

コハル「なんで!!!?」

これから見たいお話は?

  • スバル帰省編
  • シュロガキ分からせ
  • シュポガキ分からせ
  • 便利屋+サオリ編
  • アリスク夏休み編
  • カスミ+イチカ暴走列車編
  • スバルオリジナルの回
  • 地下生活者処刑編
  • 百科記事「黒服殴らせろ」等
  • プレアデス性団メモロビ
  • ミレニアムEXPO編
  • 暴走列車消失編
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