HENTAIの野望〜キヴォトス同人誌化珍道中〜 作:伝説の超三毛猫
「あけましておめでとうございます~~~!!!」
「「「「「「「「「「おめでとうございます~!!」」」」」」」」」」
「クイズで注文!おせち料理クイズ~!いえ~~~い!!」
「「「「?????」」」」
新年明けて間もない、ある日。
それは、プレアデス性団の教室にて始まった。
テーブルには、おせち料理が並んでおり、黒板には複数の単語が書いてある。
「どういう状況ですかこれ?」
「おせち料理を食べに来ただけなんだけど…」
「説明しよう!」
俺は、ただおせちを食いに来た補習授業部の4人に、状況を説明する。
今からやるのは、先生に向けて送る、動画撮影だ。
おせち料理をただ食べるだけでは面白くない。なので、その様子を動画にし、先生に送ってみてもらおうと思ったのだ。
「普通にビデオレターでもいいのに…」
「それで納得できる人間はこの場にいないぞ」
「いるわよッ! 私はそれでいいし、ヒフミとかアズサも変なのに巻き込まれたくないでしょ!!?」
「ひどいな~、ただクイズに答えるだけだぞ?」
「え、クイズ?」
俺らが動画でやる企画はこうだ。
黒板に書かれた単語を選び、その単語から始まる問題を答え、それにあったおせち料理を食べて感想を言う、という流れだ。
「……」
「どうした、コハル」
「……なんか、あんたらしくない、マトモな企画というかなんというか………」
「ひどくない?俺の扱い」
「自分の行動振り返ってから言いなさいよ!!」
「そこはスバルの普段の行いというか」
「あはは……」
コハルのやつ、俺の事を何だと思ってやがる!?
年末年始のバーゲンセールでお前が買ったエロ漫画先生にチクるぞ!!?
あとヒフミさんは苦笑いしながら目を逸らすな! アギト先輩も庇ってくれ!!
「ですが、企画自体は面白いと思いますわ、お姉様!」
「だろ? 後でイズナ達にも教える予定だ」
「でもなんでこんなのに付き合わないといけないのよ!」
「良いじゃないですか」
コハルはそれでも、嫌だと参加を拒否しようとする。
だがここで、意外な方向から援護が来た。ハナコだ。
「時にこうやってワイワイやるもの、素敵だと思います。それに……私達の痴態を、記録されて先生に何度も見られると思うと…♡」
「エッチなのはダメ!!!死刑!!!」
「これもまた訓練か。受けて立とう」
こうして、クイズで注文するおせち料理クイズが始まった。
「ところで、プラスチックのコップに入ってる
「まぁまぁまぁまぁまぁ」
「いいからいいから」
「始めちゃおう!ね?」
「ちょっと怖いんだけど!!!?」
⋆
黒板に書かれた単語は九つ。
「馬」「クリーム」「肥料」「鉄釘」「クチナシ」「昆布」「うちわ」「忍者」「神」―――俺らは、この中から一つを選び、出た答えのおせち料理を食べるということだ。
参加者は俺を含めてヒフミ、ハナコ、コハル、アズサ、アギト、ユマ、アキの八人だ。
順番は神聖なるじゃんけんで決めるため、負ければ負ける程選択肢が狭まる。
ここで負けたら、
―――まぁ、そう都合よく1番になれる訳ねーけどな!
俺が勝ち取ったのは6番目。絶妙に選択肢が無くなるタイミングだ。
ちなみにだが、クイズの内容は出題者であるノボリがすべて考えているため、俺もどの単語がどの回答に繋がるかは知らない。つまり、八人は仕込みなしのガチで挑むことになる。
こうして、おせち料理クイズは始まった。
トップバッター・ユマ。
彼女は迷いに迷い、その果てに選んだのは…
「新年の干支、『馬』で!」
「馬ッスね。問題!
『馬が引く荷車の車輪を模して加工して、先が見通せるように願う縁起物は何?』」
「酢蓮ですか?」
「正解!!」
ノボリの声を聞き、持ってきていた箸でおせちの箱から酢蓮を手に取り、パクリと一口。
ユマは「美味しいです~」と一言コメントして去っていった。
このやりとりを前に、補習授業部の4人は流れを理解する。意外と楽しいものかもしれない、と。
コハルやヒフミに至っては、完全に警戒を解ききっていている。
次に選ぶのは、ヒフミだ。
「おせちはどれも好きですから…気になるのを選んでもいいですか? 『鉄釘』で!」
「問題!
『鉄釘を一緒に入れて煮ることで、アントシアニンとの化学反応を利用して真っ黒な色に仕上げる、マメ科の植物を甘く煮た料理は?』」
問題を聞いたヒフミは、「そうだったんですね!」と目から鱗が落ちたような表情をしながら答えた。
「黒豆!」
「正解~」
問題を解いたヒフミは、嬉しそうな顔をして黒豆をつまんだ。
「甘~い!」
「おせちの黒豆めっちゃ美味いよな」
「わかるッス~!」
「そうよね」
おせち料理の黒豆は大当たりじゃないか。
まぁおせち料理にハズレなんてないが、黒豆は当たりの部類だぜ。
次はアキだ。
「かまぼこが食べたい!
かまぼこっぽいのは………『忍者』!」
「『忍者が主人公として登場する、少年誌で連載されている有名漫画の名前は、何だってばよ?』」
「あははは!何だってばよって!……かまぼこ!」
彼女は順当にかまぼこを引き。
「エビ食べたいから……『昆布』か?」
「『昆布とするめと一緒に付け込んだ料理が「松前漬け」と呼ばれる、コリコリとした食感が特徴的なニシンの卵巣を加工した料理は?』」
「数の子か」
「正解~!」
アズサは数の子を当て。
「『クチナシ』!」
「『クチナシの実が黄金の色付けに使用される、栗や芋を潰して作るお菓子は?』」
「栗きんとんだ~!」
「「「うわー!」」」
その直後に、アギト先輩に栗きんとんを取られた。
畜生、一番好きなおせち料理だから絶対に取りたかったのに……!
「次、スバルさんッスよ~」
「当たりの栗きんとんと黒豆が無ェ~~~!!!」
ヤベェ。あの
これを引かないためには……死中に活を求めるしかねぇ!!
「『肥料』だァァ!!!」
「了解ッス~」
ノボリの目が手元の紙に向けられる。
頼む。マトモな問題文であってくれ……!
「『肥料としてかつては干したものが百鬼夜行等で使われていた―――」
「!!?」
「―――漢字では魚へんに弱いと書く魚は?』」
こ、これは……!
勝った!!!!
「―――イワシ!」
「正解ッス!」
速攻で田作りを箸でとり、口へと運ぶ。
魚の素朴な味と甘辛いタレが絡み合う美味が、口の中に広がった。
後は、ハナコとコハルだけだ。で、俺の次はコハルが選ぶターンだが。
「えー……どれがいいかな。うーん……」
悩んだ末、コハルは指を伸ばして。
「これちょっと気になる」
―――『クリーム』を指さした。
瞬間、雰囲気が変わった気がした。そして……ハナコが動いた。
「コハルちゃん、なんだかエッチな響きのものを選びましたね♪」
「あんた何を言ってんの!?」
「クリーム、なんて♡ 何のクリームなんでしょう?」
「は、はぁぁぁ!!? そんなんじゃないし!
何を想像したの!? 死刑!!」
「あらあら♡」
「もう違うのにする!!『うちわ』!!!」
ハナコに揶揄われ、コハルはムキになって別の単語を選んだ。
ノボリ、今「チッ」って言わなかった? 俺の気のせいか?
「『うちわ、ボタン、車などの言葉が頭につく、食卓でお馴染みの甲殻類といえば?』」
「あっ、エビ!」
正解の音と共に、おせちのエビにコハルが食いついた。
そしてラストバッター・ハナコ。
笑顔を浮かべたまま、「神」を選び。そして……
「『神様からの贈り物という別名でポリネシアで古くから万能薬として重宝されてきた、実から取れるジュースがよく罰ゲームに使用される植物は何?』」
「」
「罰ゲーム!?」
「なに罰ゲームって!!?」
笑顔があっという間に乾き、天を仰いだ。
問題の答えと、それが意味することを察したかのようであった。
ハナコはプラスチックコップを手に取ると、苦々しそうに、数トーン下がった声でノボリに「…これですよね」と確認をとっていた。
「何これ?」
「飲めば分かるッスよ」
そして―――コップの中身を仰いだ。
「マッズ!!!?」
「wwww」
「アッハッハッハww」
「だ、大丈夫…?」
「正解は―――ノニでした~!」
「マズッッッ!?!?」
「キャラ崩壊してんな~。
そんなにマズいん? ノニって」
「マズいです!!!!」
ちなみに、何故「神」を選んだかというと、もう「クリーム」の時点でノニを察してたそう。
だが、二者択一の賭けに負け、文字通り苦渋を飲んだという。
こうして、動画撮影が終わり、編集したものを先生に送ると……
『楽しそうで何よりだよ
ちなみに、ハナコは大丈夫そう?』
生徒の姿を楽しみ、ノニジュースを飲んだハナコの心配までしてくれる先生の返信が即座に来て、顔を見合わせた。
そして、安定の先生具合に、笑顔がこぼれたのであった。
なお、この日からしばらく、キヴォトス中でノニジュースとセンブリ茶の購入数が若干割増え、クイズで注文するショート動画が流行ったのは完全な余談である。
Tip!
おせち料理とノニジュースは、ケルビムから取り寄せたものらしいぞ!
おまけ①:センブリ茶やノニジュースを引いた他の生徒たち
①初死亡
ナギサ「スパイスで!」
問 題『スパイスの生産で知られる、インドネシアのモルッカ諸島が原産地とされる、和名をヤエヤマアオキという植物は何?』
ナギサ「うううぅぅぅぅ……ノニです…」
(ノニジュースを飲む)
ナギサ「ゴフッ」
ミ カ「ナギちゃーん!?」
セイア「絶対こうなると思ったよね」
②普段通りでしかない
ツルギ「ふへへへェ…『辛い』だァ…!」
問 題『辛い調味料のサンバルに葉っぱが加えられることもある、そのジュースがよく罰ゲームに使われる果実は?』
ツルギ「(諦めたようにノニジュースを手に取る)」
(ノニジュースを飲む)
ツルギ「ぎゃあああああああ!!アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」逃走
ハスミ「ツルギー!!?」
モブ①「お気を確かにー!」
③ここでクジ運を使いたく無かった
コユキ「一番はノニを引きづらい!――『クック』!」
問 題『クック船長の日記にも原住民が用いていたことが書かれている、そのジュースが罰ゲームに使われる果実は?』
モモイ「おっキタァァァァァァァァァ!!!」
アリス「コユキがハズレを引きました!」
ユウカ「一番でノニはかわいそう……」
(ノニジュースを飲む)
コユキ「な゛ん゛でぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇぇぇぇッ!!!」
④残り物には…
レンゲ「おいおいおい嫌な予感しかしねぇぞ……変なのあるしよォ!!!『レモン』!!」←ラストバッター
問 題『レモンを上回るほどのビタミンCが果実に含まれている、和名をヤエヤマアオキという植物はなに?』
レンゲ「知ってたァ!!!」
(手に取ったノニジュースを飲む)
レンゲ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あああああ!!!!!」
キキョウ「早いもん勝ちよねこういうのは」
ユカリ「大丈夫ですか…?」
レンゲ「なんの………これ、しきっ…!」
⑤コラボの悲劇
ミチル「少女忍法帖ミチルっち×プレアデスチャンネルコラボ〜!」
全 員「イェ〜〜〜〜イ!!!」
ミチル「では早速いきましょう!『かまぼこ』!」
問 題『かまぼこ突風伝にてかまぼこの師匠であるササキが作った薬湯のレシピにもある、ラダ、ヤエヤマアオキの別名もある苦い果実の名は?』
ミチル「うーーーーーわーーーーー!!!!」
全 員「wwwwww」
イズナ「部長…」
スバル「持ってんなー」
(ノニジュースを飲む)
ミチル「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁ!無理!!!」
アギト「全部飲め!全部!」
ミチル「あ、あにょ…持ち帰らせてください…」
スバル「おー、チビチビ飲んどけ」
おまけ②:注文クイズのスタンス
スバル…狙い目の食べ物を狙い撃ちする。先に取られたらテキトーに選び出すため、ノニかセンブリ茶を引きやすい。
ユマ…基本的に興味あるものから選ぶ。でもノニやセンブリ茶は絶対に嫌だと避けようとする。
クオン…実はジャガイモとカボチャとスイカ以外の野菜が食べられないため、一人だけ野菜とノニとセンブリ茶を躱すゲームをしている。
アギト…選ぶのに時間をかけがち。その実ノニやセンブリ茶を引く確率もままあるため、最近は考えても無駄か?と考え始めている。
ノボリ…問題を読む係をやりたがるため、稀に参加したときは、全員にノニかセンブリ引け!と思われており、引いたら全員で喜ぶ流れができた。
セイミ…先生に送ると知るとやる気を出しまくる。実は妖怪粉舐めでもあり、調味料が好きなため、一般的にはハズレのタバスコや山椒を喜んで狙いに行く。
アキ…ノニやセンブリ茶があるかどうかで態度がめちゃくちゃ変わる。ノニを誰かが飲んだ後だと跳びはねるが、ノニが残っているとメッチャ凹み、苦悩しながらお題を選ぶ。そしてノニジュースを引く。
NOA様が一流から陥落する時の戦犯は?
-
ユウカ
-
コユキ
-
リオ
-
ネル
-
アカネ
-
カリン
-
チヒロ
-
コタマ
-
マキ
-
モモイ
-
ミドリ
-
アリス
-
ユズ
-
その他(さり気なくコメントを…)