HENTAIの野望〜キヴォトス同人誌化珍道中〜 作:伝説の超三毛猫
とうとう、アレが解禁されます!
某日。
ミレニアムサイエンススクールでは、ある祭典があった。
―――ミレニアムEXPO。
ミレニアムにおける、科学技術の祭典だそうで、トリニティでも大いに話題になっていた。
プレアデス性団内でも話題になっており、性団のメンバーでも行く人・行った人で話が出ている。また風の噂でセイアもミレニアムに行くと話題になっているという。
本当なのかどうか、試しにナギサのモモトークに対してスタ爆したらブロックされてしまった。解せぬ。
仕方がないので、第二手段として、ティーパーティーに近かったユララ先輩に聞いてみたところ、彼女曰く……
『あーしも人づてに聞いただけなんだけど、セイア様の強い希望があってのことらしいよー』
とのことだった。
一応、俺もEXPOに参加するつもりだし、その過程でミレニアムで出来た友達にも会いに行くのだが、その時にセイアに出会ったら話を聞こうじゃないか。
「あ、そーだスバル。どうせなら一緒にEXPO行かない?あーしも気になることあったしさ」
「え、何?」
「何でも、EXPOの妨害工策が流行してるみたいでさ。スバルも行くならついでに調べてみたい」
「物好きだねーお前。トラブルに首突っ込もうなんざ」
「スバルなら解決できないもんってないっしょ」
⋆
「―――と、いうわけで。来たぜ、トキ。久しいな」
「お久しぶりです」
そして、来る当日。
ミレニアムEXPOへ来た俺・ユララ先輩・アギト先輩・セイミの4人組を出迎えてくれたのは、トキを始めとしたC&Cだった。
トキ自身はピースで出迎えた後は、忙しいのか同級生に後を任せたようで、俺らはC&Cのメイドちゃんに案内をしてもらうことになった。
「それにしても」
「? なんですか?」
「メイドちゃん、その姿エッチだね~~」
「な、何を言ってるんですか!?」
「胸が成長してるぞ胸が! 絶対挟めるってコレ!1年でこれは有望すぎないか!!?」
「いいえスバルさん。この太ももも…非常に肉付きが良い感じです♡」
「バランス最高よね!モデルにしても良いくらいってゆーか? このままウチの子にならん?」
「三人して何を言ってるんですか!?!?」
俺・セイミ・ユララ先輩の三人でミレニアムモブメイドちゃんのボディラインを褒めまくっていたら、照れてしまったのか*1、モブメイドちゃんは己の身体を隠すように引いてしまった。
「た、助けてください~!! ティーパーティーの人ですよね!!?」
「む?」
そして、そそるような涙目でアギト先輩に泣きついた。
おおかた、改造された制服だけを見て、俺らの中で一番マシだと踏んだのだろう。
しかし、モブメイドちゃんのその見立ては、グラブジャムン*2以上に甘いと言わざるを得ない。
彼女は気付くべきだ。俺ら4人が同時に来た意味を。そして、3人のセクハラ発言に対して、アギト先輩が何も言ってこないことの意味を。
「安心しろ」
「ティーパーティーの人…!」
「アギトで良い。もうティーパーティーでもないしな」
「アギトさん…!」
「流石に脱がせ始めたら止めるさ。公衆の面前で裸は嫌だろう?」
「アギトさん!?!?!?!?!?」
流石、アギト先輩。
これでこそ、プレアデス性団だぜ。
ちなみに流石の俺たちも脱がせたりはしないぞ。そういうのは、同意の元でヤるか閉め切った部屋内でヤらないとね。流石に屋外で襲うのはHANZAIだからな。
「やっぱりトリニティって変態さんの集まりだったんだ…!」
「そうだぞー」
「…否定しづらいな」
「ま、言われても仕方ないよねあの3トップだと」
「皆もっとせんせいを求めてもいいのに♡」
ミレニアムモブメイドちゃんの漏れ出た発言に全員が全面的に肯定して、俺らはゲーム開発部のブースへ向かうことにした。
「みんなー、元気か?」
「あっ、スバルじゃーん!」
「アリスはスバルを発見しました!」
「あれー?スバルってゲーム開発部と知り合いだったん?」
「前に言いませんでしたっけ? プレアデス性団ができる前からの知り合いですよ」
俺の言葉にミレニアムモブメイドちゃんが肩をピクリとあげた。
そして小声で「まさかゲーム開発部ももうこの人達の毒牙に…!?」とかイッている。
失礼な。俺はゲーム開発部をモデルにしたことはあっても、直接手を出したことは無いぞ。そーゆーのは先生の領分だ。
「今回はアーケード版なのか」
「そう!スバルもやってみて!!」
「良いだろう」
ユララ先輩と筐体に向き合い、ゲームを始めた。
前に聞いたが、格ゲーには自信があるらしいので……フフフ。俺のスキルでボコボコにしてやるぜ!
「あー!そんなコマンド使うん!?ガチすぎるっしょ!!」
「ゲームではガチでイクのが流儀だろ」
「うぅ〜っ、絶対後悔させてやる…!このっ、このっ!!」
「どわっ、ちょ、強っ! ズラしてズラして…」
「させないっ!!」
「うわぁぁぁぁ抜けねぇ!!!」
―――ユララ先輩の人造人間には勝てなかったよ。
いや、強すぎない!? この黒人お姉さんのヒーリングの無限機関と、空中技の判定のおかしさを対処するなんて、どうなってやがるんだ!
初見で対処なんて絶対に無理。ということは………
「花京院ッ!きさまこのゲームやりこんでいるなッ!」
「花京院って誰ッ!!? 確かにあーしガチ勢だけど!!」
思った通りのガチ勢だった。
でも超楽しかった。また今度、ゲーム開発部とうちの性団を招いて、シャーレ辺りでスマブラやりてーなー。その時は絶対に、全員に雷神拳(桜井ボイス)を叩き込んでやるぜ…
⋆
しばらくゲーム開発部のゲームを楽しんだり、アリス達とお話した後。
俺たちは、謎に震え続けているモブメイドちゃんの案内を受けながらエンジニア部のブースに向かう。
何があるかなと思ったら、アバンギャルド君がブッ壊れていて、それをエンジニア部が修理している最中だった。
「…あれ? な、なんで展示品が壊れて…!?」
「メイドさん? 何かあったんですか?」
「こ、こんな壊れているなんて……私が知りたいくらいですよ……!!」
案内役のメイドちゃんも知らないってことは、何か緊急のトラブルでも起きたんだろうか。
修理しているエンジニア部のうち、一番近くにいた女に声をかけた。
「スピードワゴン」
「スピードワゴンじゃなくって……ってスバルさんじゃないですか」
「何があったんだ、こりゃ」
「実はですね…」
話を聞いてみたところ、どうやらアバンギャルド君が暴走したらしく、その原因を探っていたらしい。
幸い、暴走したアバンギャルド君は丁度居合わせていたアスナとカリン、そしてセイアが破☆壊してくれたらしいので、怪我人は皆無だそうで。
「そ、そうか………」
「? どうしました?」
「……いや…セイアって戦えたんだ…って思ってさ」
「キヴォトスの人なら当然では???」
いや、キヴォトス人である以上銃の心得はあるだろうがよ、あの貧弱な奴には無理だと思ってた。
……セイア以上に貧弱な奴がティーパーティーに現れた*3反動で強くなったとかか…?
いや、そこは問題じゃあない。
注目すべきはアバンギャルド君が暴れだしたタイミングだ。いくらエンジニア部が変態(技術的な意味で)の集まりだったとしても、このタイミングでリスキーな橋を渡るだろうか?
……ネルパイセンが手を出してない辺り無罪っぽいが、そうなるとアバンギャルド君が暴れた理由が分からん。故障………かもしれないが、何かないとも言い切れない。
「どうも…嫌な予感がするわねぇ…」
「お前もそう思うか、セイミ?」
「さっきからせんせいにスタ爆をしてるんですが、一向に既読にならないんです」
「何してんのマジで???」
セイミが見せてきたモモトークの画面には、先生に向けて愛を送るスタンプの群れが並んでいた。ナニをヤッとるんだコイツは。
そんなに気になるならもういっそのこと電話しちまえと言おうとしたその瞬間、俺のスマホが震え、着信音を鳴らした。
画面を見てみると……相手は先生だ。それをセイミに見せた俺は、溜息をつきながら電話に出る。
「…先生。セイミのラブコール無視して俺に電話するんじゃありません。刺されますよ?」
『開口一番何を言ってるの!!!?』
「貴方はハーレム先生になるんだから、うちの団員も全員受け入れて貰わないと困ります」
セイミだから許されてますけど、これがミカやワカモだったら死人が出てますよ。
先生も先生でナニをヤッてるんですか。
セイミは俺との電話を前にニヤニヤしながら電話を代わってくれるのを待っている。
『あの!!!スバル、ちょっといいかな!!?』
「何ですか。まさかこの期に及んで―――」
『ちょっと真剣は話をしたいから、その話はあとにして貰える!?
ひとまず、誰と一緒にいるか確認したいんだけど、いいかな!?』
「え?今俺はエンジニア部のエリアにいまして。
仲間たちと来てます。ユララ先輩と、アギト先輩と、セイミと」
『分かった。スピーカーにしてくれるかな?
ちょっと皆に手伝って欲しい事があるんだ』
「「「「???」」」」
先生は、そうして『手伝ってほしいこと』について話し始めた。
なお、この事がミレニアムにおいての大事故のきっかけになるとは誰も思わなかった。
*
先生が頼んできたことは、暴動の鎮圧だった。
なんでも、ミレニアムEXPOの暴動に乗じてミレニアムのビッグシスターのデータを盗もうとしている人がいるから、その作戦を打ち破りたいんだそう。
勿論、俺達に異存はなかった。
先生に世話になってる身だ、助けになりたいのは当たり前だ。
ただし……問題、というか想定外の事態発生。
「先生、終わりましたー」
『え、早っっ!!? まだ5分も経ってないよ!?』
「私とスバルがいる時点で察すれば良かったな……」
暴れ出したヘルメット団をボコせたのは良いんだが………あまりにも弱すぎてあっさり終わってしまったのだ。
指し示したかのように再び暴れだしたアバンギャルド君も、俺がヘルメット団を修正している1分ちょいの間に片付けられていて、アギト先輩の強さを言葉なくして語っていた。
「どうしようか…」
「他のところの応援でも行きますか?」
『う~ん、それでもいいんだけど……他のところも大丈夫そうなんだよね…』
セイミは応援が必要かと聞いているが、先生の反応を見る限りどこも問題なく暴動の鎮圧が出来ているようだ。
困ったな、俺らは手持無沙汰か?
「ちょーっと待ってて」
「? なにしてんだ、ユララ先輩」
「黒幕の位置特定」
「「「!!!?」」」
ふと目に入った、伸びた不良の手を勝手に使ってスマホの指紋認証を突破しているユララ先輩からとんでもない情報を耳にして全員が固まった。
いま、なんて言った? 黒幕の特定!!?
「そ、そんなことできるのか!?」
「まーね。モモッターのデータが割れたから、半分くらい特定できたようなモンだけどねー」
不良のスマホをいじいじしているユララ先輩。
それを全員で覗いてみると、なんとその不良のアカウントのホームページから過去のモモート履歴を探っていくではないか。
「これで、何かわかるのか?」
「こーゆー奴らのフォロワーの中の誰かひとりくらいにね、ネットリテラシーのネの字もないようなヤツがいるんよ。そいつから情報を引き出して―――っと。いたわ」
「こ、この人が? 何の変哲もない只のアカウントに見えますが」
「いーや。この人、鍵かけてないし、リプ欄も封鎖されてない。親しいフォロワーをリアルのあだ名で呼んでるのもヤバいね。結構チョロいタイプの意識高い系かも」
それで、過去のモモートを次々と探っていくと、あるモモートで手を止めた。
そこには、目を疑うような内容が書かれていた。
『やっほー!今回の仕事はミレニアムで大規模事業の工作だ!
こんなにがっぽり稼げる仕事なんて他にねーぜ!』
モモートには、まるで鬼の首を取ったようにこれからやることが書かれていた。ミレニアムEXPO、とは明言されていなかったが、特定できるようなことがいくつも書かれていた。
俺の日本人としての感覚は勿論、皆のキヴォトス人の感覚から見ても、どうやらこのモモートは非常識なようだ。
「EXPOについて言及はないが……これは、どう見ても犯行予告ではないか!」
「しかも致命的なことに。…この人、位置情報の設定を解除していな~い! なので、このモモートをどこで発信したのかがモロバレ~ってワケ。し・か・も〜、極めつけはコ・レ!」
『眠い…』
『なんだ疑似科学って…』
『要はインチキ…じゃない、占いか。うまく使えば儲かりそう』
「これは…?」
「話の流れからして、暴動の打ち合わせか何かでしょうか?」
「判らないけれど…例にも漏れずコレにも位置情報が載ってるんよ〜。つまり……そういうことなんよね?」
す…すげぇな!
あっという間に、敵の位置情報を掴んだぞ!
後は、これをヴェリタスに回せば完璧じゃあないか!!
「先生!」
『うん。今、その話と位置情報をチヒロに送ったところだよ』
「完璧だな」
後は、俺らがそこに向かい、ミレニアムEXPOに喧嘩を売ったヤツの顔を拝めば良いだけだ!!
しまっていくぜぇ…!!!
⋆
ミレニアムEXPOを破綻させるために仕組まれていた全て。
それは全て……ある生徒―――吾妻ミライによる陰謀であった。
目的はリオが隠し持っていたビッグシスターアルゴリズムを強奪し、売却する事。
全ては、リオに疑似科学部を潰された復讐―――といっても、成果のない研究を事業にするために研究開発費を要求する厚かましい部活だったので、ミレニアムの規定に則って却下・廃部にしただけなのだが―――のためと、ミライは豪語した。
その為に、ヘルメット団に示し合わせ、各地で同時多発的にテロが発生。
あわやミレニアムEXPO破綻の危機―――かと思われたが。
「あたしは1人で抱え込む誰かさんと違ってよ、一人で全部解決できるとは思ってねぇ。先生にひと言くらい、あってもいいだろ?」
「ネル、あなたまさか…!?」
「いったい、いつから…」
「ミレニアムEXPOの準備期間くれーだから…2週間くらいかな?」
ここにきて、ネルの根回しが功を奏した。
先生がスバル達プレアデス性団に声をかけることができ、暴動の鎮圧(とミライの位置情報の特定)ができたのも…ひとえに、ネルの相談があってのことだったのだ。
これによって、先生の指揮のもとに、ミレニアムに潜伏させていたヘルメット団が次々と破られていく。
ミライが雇ったヘルメット団は、福利厚生が厚めとはいえ、烏合の衆。アリス・ツルギ・スバル・アギトを始めとした強力な生徒達が先生の指揮下で戦えば、手も足も出ない。
「―――で?まだやんのか?」
「やりません!降参!!!」
『くぅぅ…! い、一度ならず二度までも…!!』
切り札を潰されたことで、ミライは打つ手がなくなった。
勝負は決まった。ネル・リオ・セイアの三人は、ビッグシスターアルゴリズムを守り切ったのだ。
『いつか…いつか……必ずこの借りは返してやるんですから!!!!』
ミライは涙目のまま、通信を切ろうとして。
『―――その“いつか”は、もう来ない』
『!!!?』
「「「!?!?!?」」」
映像越しのミライの肩に手を置く人物が現れた。
金髪に黒のメッシュ、紫の片翼にトリニティの制服。
その姿を―――セイアとネルは勿論、リオも知っていた。
「間島スバル……!?」
『なっ……何ですか、あなたは!! 手を放し…ぬッ、抜けない…!!?』
『お?…セイアじゃあねーか。ネルパイセンとリオもいるのか。すげえ偶然もあったもんだ』
「…どうしてミライの位置を把握できているの?」
スバルの、ミライの肩に乗せている手は、鋼のように固く掴まれており、ミライは振りほどけないでいる。
それを気にも留めないまま、スバルはリオの疑問に答えた。
『ミレニアムだけじゃねぇ、トリニティや他の学園の皆もEXPOを守るために力を尽くした結果だよ。コイツの隠れ家だって、ウチの仲間とヴェリタスが突き止めた』
「そう……」
『さて、仕上げといこうか。―――セイア、ヤるぞ』
「は??????」
急に話を振られたセイア。
まるで打ち合わせているかのようなスバルの自信満々で獰猛な笑みに、マジの困惑顔を晒した。
「セイア、何を言っているんだアイツは?」
「知らない! おい待て間島スバル! 何を言っている!?
『問題ねぇ、流れに乗るだけでいい』
『待ってください!放して!!』
『引導を渡す!――――――「トリニティ真拳三大究極奥義」!!!』
スバルは、某サイヤ人の瞬間移動のように、二指を額に持っていき、奥義発動を宣言した。
そして、周囲を眩い光が包み込んだ。
「はいどうもー! ガブリエルチャンネルのスバルでーす!
今回やっていくゲームはこちら! ―――『阿○鬼』」
「は? いやちょ、待っ、ま、待ってくれたまえ!!!?」
トリニティ真拳三大究極奥義、セイアとの合同(強制)必殺技。
発動すると、ゲーム部屋のような領域を生成して、そこでゲーム実況を行う技だ。
ミライはどうなったと思うだろうが、順番に説明するから待って欲しい。
「おい間島スバル!これは何だ!!?」
「おいセイア、挨拶しろよ。収録中だぞ」
「本当に何の話だ!!?」
「…とゆーわけで、今回はセイアさんと一緒にヤッていくぞー!」
「状況の説明をしろ!!!!!」
ツッコミをはじめるセイアをよそに、ゲームを始めていく。
舞台はある廃墟の屋敷。お化けが出るという噂の屋敷に閉じ込められた主人公たちが屋敷内を探索していく…というゲームなのだが。
『…ですかここは!?』
「? いま声が聞こえなかったか?」
『何ですかここはぁぁぁ!!?』
「おい、この操作キャラどう見てもさっきのミライとか名乗った生徒じゃ…」
「気のせいだろ」
そう。
この奥義だが、対象の敵をゲームの中に閉じ込め、それを実況プレイするという奥義なのだ。
フフフ、何でそんな事できるかって? 気にしたら負けだ。
多分、セイアの神秘でもある、預言の大天使―――ガブリエルの何かしらが、何かこう、都合のいいように変形し変質した結果なんじゃなかろうか。知らんけど。
「ほい、それじゃあ、早速動かしていくぞー」
『やっ、やだぁ!!? か、体が、動かない!!』
「どうやって動かすんだ?」
「コントローラーだよ。ほらこれ」
『うわぁぁぁぁ!! 身体が、勝手に!!!』
ゲームの雑談や、システムについて話しながら、ゲームの主人公であるひ○し(と言う名の、主人公に置き換わったミライ)を操作していく。
「ほう、これロッカーも入れるのか」
「そこで図書室の鍵を手に入れて1Fに向かってくれ」
『ちょっと!早くここから出して!』
スバルのアドバイスを受けながら、なし崩し的にゲームを進めていくセイア。
しかし、図書室でアイテムを取ったときに、それは起こった。
部屋の奥から、タッパの高く、ブルーベリー色のツナギを着たいい男が現れた。
BGMも変わり、乙女ちっく(意味深)な雰囲気のまま鬼ごっこが始まった。
『ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?!?!?』
「おい、なんだコイツは!?」
「おぉ、これこそこのゲームの顔、鬼役の『阿○さん』だ」
『ひいいいいっ!? 銃さえ、銃さえあれば、こんなやつなんかーーーー!!!』
「これいつになったら消えるんだ!?」
「詳しくは分からないけど時間経過で諦めてくれるぞ、頑張れ!」
セイアの操作によって、己の意思に反して阿○さんから逃げるミライひろし。マップ移動しても追いかけてくる阿○さんを、障害物を駆使して逃げる。
そして、セイアはある部屋に逃げ込み、一目散にロッカーに入った。
「よし、これで安心………!」
―――と、思ったのもつかの間。
真っ暗になった画面と心臓の音が続き………ロッカーが阿○さんによって開けられる演出が。
【アッー!】
【GAME ♂VER】
『いやーーーーーーーーーーっ! 離して! ちょ、力強っ!』
「お、おい、やっぱりゲームから声が聞こえるんだが!?」
『やだっ!脱がさないでー!……ひっ、なんで生えて……アッー!!!』
「あーあ……セイア、この作品でロッカーは罠だぜ。どんだけ距離離しても阿○さんに追われてる時に入ったら強制ゲームオーバーなんだよ」
「いや、それ以前に!! ミライが酷い目に遭ってるような声がするんだが!?」
「え?ミライなんてどこに出てきた?」
思いきりすっとぼける。
しかし、セイアは理解したようだ。ゲームをクリアする………というより収録を終わらせるまでこの部屋から出られないということを。
そして、ゲームオーバーになるたびに、何故か男の娘になっているミライが阿○さんとよろしく(意味深)ヤッてしまうことになると。
⋆
こうして、ミレニアムEXPOの裏にある事件は幕を閉じた。
襲撃したヘルメット団たちは全員逮捕。
首謀者であった吾妻ミライもまた、「もう許して」「気持ちいいのやだぁ」等と意味不明な供述をしながら逮捕されることになった。
それと同時に、新たなトリニティ真拳の究極奥義がその全貌を晒すことになる。
その名も―――『ガブリエルチャンネル実況プレイ』。
奥義発動の影響はミレニアム全域に及び、スバルとセイアが謎のゲームを実況するさまがEXPOに参加した全ての人々の脳裏に映し出されることになったという。
そのほとんどはあまりの理解不能さに1分で忘れるように努めていった。また、数少ない例外もいたにはいたが……
「なんなのイキナリあれはっ!スバルがまたセイア様に迷惑をかけたようにしか見えなかったんだけど!?!?*4」
「えぇ……覚えてるには、覚えているわ。……でも、あれの説明はできない。絶対に伝わらない説明はしない方が合理的よ*5」
「意味が分かんなかったとしか言えねぇだろあんなんよ*6」
「確実に言えるのは……………私は当事者ではなく、被害者だということだ*7」
「ノーコメント!!!*8」
「やらないかって何ですか????*9」
「ひぃぃぃぃぃぃぃっ!!! 嫌だぁぁぁあああああ! わっ、わた、私に…アレをもう一度思い出せって言うんですかぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?!?!?!?*10」
―――誰も奥義について語らず、のちに「トリニティ真拳で最も謎に包まれた、三大究極奥義」としてミレニアムで語り継がれることになる。
Tip!
これでトリニティ真拳三大究極奥義が出そろったぞ!もっと分かりやすく言うと、トリニティ真拳三大究極奥義『ガブリエルチャンネル実況プレイ』は、スバルとセイアのどちらかの意志で発動し、敵を「ゲームの登場人物の役割の中」に閉じ込めてプレイする技だぞ!
おまけ・ゲーム選定
スバル「この奥義で重要なのはゲームの選定だ。閉じ込めるゲームは俺らの指定……つまり何でもありな分、効果の振れ幅が大きいんだよ」
先 生「効果の振れ幅?」
スバル「ほんわかなゲームやアクションゲームだと効果がないし、ホラゲーの種類によってはトラウマになりかねません。地味に危険なんですよ」
セイア「そうだったのか……」
スバル「あの土壇場で思いついたのが阿○鬼で良かった。壺おじやプネキのホームランダービー、たけしの挑戦状でも良かったんですが……俺だけだといかんせんジャンルが偏りそうでして。」
先 生「そういう奥義なら、使うゲームを絞って…いやでも、そもそも使わない方が」
スバル「なんかいいエロゲーあります?」
先 生「なんでエロゲー前提なのッ!?!?!?!?」
セイア「巻き込まれる身にもなれ!何が悲しくてエロゲーやらないといけないんだ!!!!」
NOA様が一流から陥落する時の戦犯は?
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ユウカ
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コユキ
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リオ
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ネル
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アカネ
-
カリン
-
チヒロ
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コタマ
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マキ
-
モモイ
-
ミドリ
-
アリス
-
ユズ
-
その他(さり気なくコメントを…)