HENTAIの野望〜キヴォトス同人誌化珍道中〜   作:伝説の超三毛猫

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ブルアカのはやみんがアップを始めました。


ロマンを崇めよ

 ミレニアムサイエンススクール。

 キヴォトスの科学・電脳・技術の最先端を行く高校の、その最前線。

 校内の武器をはじめ、さまざまな機械を生み出すことに特化した部活……エンジニア部。

 今日の俺は、その部室にいた。

 

「成程…合体剣、か……」

 

「作れるだろうか?」

 

「作れるか否かで言えば、作れる。

 これまでの作品の中でも、トップクラスで簡単な『工作』だ」

 

 俺の確かめるような声に、しかしね、と声を続けるのは、エンジニア部のひとり。アプリ版「ブルアカ」で雷ちゃんを使って戦闘をするでお馴染みの、白石(しらいし)ウタハ先輩だ。

 いつもは眼鏡やコンタクトでお世話になっている人だが、今回のこの時は、呆れたものを見るような表情をしていた。

 

「完成品の総重量は単純計算でも両手剣の平均を大きく超えるだろう。『光の剣:スーパーノヴァ』並みかそれ以上だ。マトモな者では両手で持ち上げる事さえできないだろう。

 だからといって容易に軽量化できる代物ではない。剣の軽量化をすれば、取り回しは良くなるが剣を脆くすることも意味する。刀のような例外はあるが、今回の場合それは弱体化だ」

 

「………まぁ、剣4本に短剣2本が合体するって無理あったのかなぁ」

 

「それだけじゃあない。組み合わせるものと剣という用途が致命的だ。

 この設計図のコレを再現したとして……使用者の技量次第では剣がすぐに歪み、合体及び分離が出来なくなる」

 

「む、それは困る……けど、解決策がないわけでもない―――」

 

「それに……このキヴォトスは銃社会だ。剣を使う機会などないに等しい。実践的ではないと言わざるを得ないな」

 

 ウタハ先輩が並べた事は……特に、最後のヤツなんかは、キヴォトスの真実を貫いていた。

 

 そもそも、今回俺が彼女に提出した設計図は、計6本の剣を一つに合体させることができる『合体バスターソード』だ。飾らずにぶっちゃけちゃうと、FFACでクラウドが使っていたバスターソードである。

 俺も詳しい構造は思い出せなかったので諦めかけていたが、なんと「プレアデス性団」の部員の1人が書き起こしてくれたのだ。俺の脳内を読み取ったかのような設計図に舌を巻いたもんだ。

 それを受け取ったウタハ先輩は、確かめるように俺に問いかけた。

 

「その上で聞こう。この武器を造り出すメリットはなにかな?」

 

ロマンがあることに決まってんだろ

 

グッド!我々に任せてくれ。速攻で片をつける

 

 やはりこの先輩は期待を裏切らない。

 ロマンのある装備なら絶対に作ってくれると思っていた。

 これで俺もソルジャー(意味深)の仲間入りだぜ…なんてな。

 

「スバルのアイデアはコトリもヒビキも楽しみにしていたんだ。

 ファンネルに変形武器ときて次は何がくるかと思っていたが、まさか合体武器とはね」

 

「頼むぜ、先輩」

 

 作業の間手持ち無沙汰だったので、思いついたものを設計図に落とし込んでいく。

 流石にバスターソード描いてくれたヤツの設計図ほどじゃあないが、思いついた基本的な情報を書き込んでいく。

 細かいところを詰めながら設計図を描いていくと、作業がひと段落ついたのか、ウタハ先輩がエンジニア部の2人――コトリとヒビキだ――を連れて様子を見に来ていた。

 

「どこまで終わったんだ?」

 

「材料を切り出す所と加工は粗方ね。後は微調整と組み立てだけだ。

 この設計図のクオリティが高いのが功を奏したよ」

 

「助かったよ。設計図は、ノボリ……俺の部員が書き起こしてくれたものなんだ。凝り性の極みみたいなヤツでな」

 

「成程…興味深いな」

 

「やらんぞ?」

 

「ふふ、言われずともそんな野暮はしないさ」

 

 合体バスターソードの構想を話して、ノボリが出してきたのがまんまクラウドの合体剣だったからな。あいつ、生まれながらに見聞色の覇気でも使えるんじゃあなかろうか。

 そんなハイクオリティの設計図がエンジニア部にウケた一方で、ミレニアムの解説役(スピードワゴン)こと豊見(とよみ)コトリが、俺の描いてた設計図に興味を示した。

 

「おや、スバルさん。また新たな発想でも思いついたんですか?」

 

「おう。こいつはスゲーぜ。絶対に破られない牢獄だからな!」

 

「へぇ。“絶対”か。ミレニアムでそんな言葉を使うとはね」

 

「すぐには取りかかれないけど……面白そうだから聞くだけ聞いておこうか。どんな牢獄なんだい?」

 

「基本的な外見はミレニアムの反省部屋やトリニティの牢屋をイメージしている。

 定員は3人。隠し監視カメラと盗聴器、防音設備、あとはサーモグラフィーや臭いを探知する機械なんかも入れられるといいかなと思っている」

 

 ヒビキもウタハ先輩も興味を持ってくれてるな。

 安心してくれよ。コイツもまた、ロマンの塊なんだからな!

 全貌を聞けば―――作りたくなるに決まっている!!

 

「臭いを?」

 

「あー、なんというか、特定の臭いに反応する系のヤツな。」

 

「特定の…? 何故そんなものを牢獄に?」

 

「それこそが俺の欲するロマンだからだ……題して!」

 

 そこまで言って、設計図に品名を書いていく。

 その文字列に、エンジニア部のお三方は、驚きに目を見開いた。

 ハッハッハ! 俺の頭脳から来るヒラメキに畏れおののくがいい!!

 

 そして俺は、堂々とその企画案を発表した。

 

 

 

 

 

何故なんだよォォォォォォォォォォォォォッ!!!!

 

「あの、スバル……泣きながらお姉ちゃんにぶっちぎりの差で勝つのやめてくれないかな……ちょっと気持ち悪いよ?」

 

「それ以前にこのスバルにボロ負けした私を慰めてよぉぉぉぉミドリぃぃぃ!」

 

「えーっと…スバルは、どうして泣いているんですか?」

 

 ゲーム開発部。

 そこでは、地獄の光景が繰り広げられていた。

 

 まずスバル。

 どういうわけか泣きながら部室に突撃してきた彼女は、モモイにゲームでの勝負を持ちかける。

 泣き止まぬまま某有名レースゲーム(マリ○カート)でモモイと他CPUをぶっちぎって1位をかっさらっていった。

 

 そしてモモイ。

 事情も分からぬままレースゲーム勝負を受け、しかも泣きながら慟哭するスバルにキ○ーで轢かれるわ赤甲羅のバクスナ*1の連打を食らうわ、思いつく限りの妨害を食らった挙句に最下位でボロ負けを喫し、スバルにつられるように泣きだした。

 

 アリスはこの状況にまったくついていけずに混乱し、ユズに至っては混沌とした光景が怖すぎてロッカーに引きこもってしまっている。

 ミドリはそれをなんとかするべく、スバルに状況を確認しようとする。

 スバルはアリスを部室に置いて、ミドリだけを外に出してから、状況を説明した。

 

「…私だけに部室の外で聞かせる時点で、いやな予感しかしないんだけど…」

 

「……じつはな、ミドリ」

 

「うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■■■(ピッ―――)しないと出られない部屋』をエンジニア部に提案したら却下された

 

いや当たり前でしょ…!

 

 ミドリの予想は遥かに超えられた。無論最低な意味で。

 その提案を堂々としたスバルであったが、エンジニア部の少女たちには、その用途がやや……というかかなり過激すぎたのだ。

 よって、ウタハ・コトリ・ヒビキの全員に顔を赤らめながらの却下を食らったのであった。

 

 残念ながらこればかりはミドリが正しい。当たり前である。

 

「なんだよぉアイツ等……合体剣は最後まで造ってくれるって約束したのはありがたいけどよぉ……でも何で■■■(ピッ―――)しないと出られない部屋がダメなんだぁぁ!」

 

 エンジニア部ピュアすぎんだろ!

 全員まとめて処女か!………処女なんだろうな。

 むしろあの先生が誰か食ってたらヤバいぞ。

 

「ダメに決まってるじゃんそんなの。むしろ何でイケると思ったの?」

 

「ロマンがあるからだ」

 

「は?」

 

「出られない密室……大きめのベッドのある部屋で二人きりの男女。そして…出る為には■■■(ピッ―――)するしかないという事実。これらのシチュエーションが、この後の展開の想像をかきたてる。そうは思わないか?」

 

「ちょっと何言ってるか分からない」

 

 なんでナニイッてるか分からないんだミドリは。

 ■■■(ピッ―――)しないと出られない部屋のシチュエーションは、確かにそこに閉じ込められるまでが省略されてる事が多いせいで、気にする人には受け入れられないのかもしれない。

 けど、「どうするのよ?」「開かないな…」から始まる気まずい関係、きっかけの会話、欲望の焚き付け合い、からの激しい■■■(ピッ―――)!……その流れが好きなんだよ、俺は。勿論関係性によって■■■(ピッ―――)までの過程も変わる!コレをロマンと呼ばずになんと呼ぶんだ!!!

 

「それにな、ミドリ。この部屋にはひとつ、絶対に実用的な面があるんだよ!」

 

「ねえスバル、これ以上私達をエッチに巻き込まないでくれない?」

 

「話は最後まで聞け。……この部屋にひとりで閉じ込められた場合はどうなると思う?」

 

「え? それってどういう…………っ!!?」

 

 ハッハッハ、気づいたようだな、その顔は。

 実用的じゃあない? 馬鹿なことを。

 ■■■(ピッ―――)しないと出られない部屋とは、すなわち。文字通り()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()んだよ!!

 

「そうなった途端、この部屋はエロアイテムから一転。

 ……防御力100億で突破難易度(無限)の、難攻不落の牢屋に早変わりなんだよ…!」

 

「ば……馬鹿だ……本物の馬鹿がいる…!」

 

 ハッハッハッハ、思い知ったかミドリ。

 俺をエロ一辺倒だと思ったか? 残念。俺は趣味と実益を兼ねることが出来る人間なんだよ!!

 それにな。これは勿論、俺が得する場面だが…………むしろコレは、先生を慕う生徒全員にとって、悪い話では決してないのだ!!!

 

「無論、本来の使い方をしてもOK。

 ()()と慕う生徒、二人きりの空間。邪魔するやつなんていない。

 丁度閉じ込められた生徒には、()()()()()()()()()()()()()()()()()()ができる……事に及んでしまっても、そいつ自身のせいではありえない」

 

「………ッ」

 

「だからなぁ……ただのエロアイテムじゃないんだよ……

 ちょっとでも考えてくれてもいいと思うんだ。違うかミドリ?」

 

 ミドリは黙ったまま俺の話を聞いていた。

 顔の赤さが取れきっていない事から、本心のどこか、心の奥底で、(なび)いている事に違いない…!

 

 ―――もし、本当に先生とそういう部屋に閉じ込められたら?

 

 全く想像していないとは考えづらいなぁ〜?

 さぁミドリ。本心をこの間島スバルに教えちゃあくれないか?

 

「……そんなに自信あるならさ。プレゼンしてみたら?」

 

「なに?」

 

「ちょうどそこに、セミナーの人がいるし」

 

「え?」

 

 顔を真っ赤にしたまま指さすミドリ。

 人さし指を追って振り向くと、そこには耳まで真っ赤にして、体を震わせるユウカがいた。

 どういうわけか、自前の銃を握りしめている。

 

「…おぉ、ユウカ。その顔は………ひょっとして、聞いてたのか?」

 

「………よ…」

 

「え?」

 

ミドリになに吹き込んでるのよ!!!

 

 うわっ! 撃ってきた!?

 すぐさまミドリをゲーム開発部室に避難させ、その場から走り出した。

 

 

 

 

 ユウカとの追いかけっこが始まってから10分が経過した。思いつく限りの逃げ場には、おおかた逃げ込んだと思う。

 だが、ユウカは隠れても『(ソル)』で撒いてもすぐに見つけてくる。そして銃弾をバラまかれるの繰り返しだ。

 

「俺を追っている……? いや違う!予測してんのか!」

 

「単なる計算結果よ!」

 

 いや、そうであっても銃弾パナしながら、敵の逃げ道予測(けいさん)してしかもそれをピッタリ当てるって相当だろう。

 倒すのは簡単だ。しかし、ここはミレニアムで相手は生徒会(セミナー)。下手したらトリニティとミレニアムで戦争が起きかねない。というワケだから逃げる一択だ。

 それに場所もよくない。こっちよりもユウカの方がミレニアムの校内地図を知り尽くしていることだろう。地の利を完全に相手に取られてる有様だな。

 それにユウカの計算能力が合わさって、振り切れない今が続いている。

 

 このまま鬼ごっこを続けるのはダルいな………こうなったらアレだ。

 この女の、計算外のことを仕掛けて動揺を誘い、撒くしかねぇ!

 

「破ァ!!」

 

「!? ミレニアムの強化ガラスを!!?」

 

 まずはガラスを1枚、ぶち破る。ミレニアム並みの強化を施しているだろうが、『擬・武装色の覇気』を纏えば容易いものよ。

 更にここから、計算外の行動に出る。

 窓から飛び出る。それを見たユウカは確信を得た筈だ。「窓をぶち破った後は、下に降りて逃げるに違いない」と。

 だから、その認識の盲点を突かせてもらう。

 

 落ちると思われるその直後。足に全身全霊を込める。そこから放つ『擬・TEXAS SMASH(テキサス・スマッシュ)』を、『(ソル)』の要領で放つ。

 すると―――

 

 

「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!?」

 

 

 上に飛ぶ……否、上に落ちるという現象が起こった!

 まるで、物理法則がバグったかのように。そこの部分だけ、真上に落ちるエリアがあるかのように。

 これぞ、レトロゲーを熟知した者にしか分からない移動テクニック、「上に落ちる変態(ムッムッホァイ)」だ!!

 

 ……とまぁ、慣れたかのように言ってみたのだが、正直なところ発想はあったが実践は初めてであった。つまり……

 

「上に飛び(落ち)すぎたな…」

 

 さっきのやり方だと誇張抜きでロケットのように、空に突撃できることが判明してしまった。

 俺の身体に異常はないが、この飛び(落ち)方は俺以外には出来ないな。姉妹(シスター)たちに教える時はもっとこう、威力を抑えた廉価版にしなければ。でないとシロコ(我がシスター)でさえ修得不可能だ。今後の課題だな。

 

 一気にミレニアムの屋上を通り過ぎて飛んだ(落ちた)俺は、屋上に着地した後、外壁を伝って最上階のひとつ下、その階から入る事にした。流石にまた窓をブチ破るワケにもいかないので、たまたま開いていた窓から侵入する。

 

「…あら?」

 

 入った部屋には、なんと先客がいた。

 銀色の髪と色白の肌、エルフ耳が目に見え、美しく白色でまとめられた制服や車椅子も相まって儚げなイメージの女の子だ。

 俺は……そいつを知っていた。

 アプリゲーム時代(キヴォトスの「先生」だった頃)に、彼女をガチャで引いたことがあるからだ。

 

「…入口はあっちですよ?」

 

「………いっけねー、間違えちゃったー☆」

 

「あら、噂のトリニティ生は意外とおちゃめさんですね♪」

 

 彼女―――明星(あけぼし)ヒマリは、俺が窓からダイナミックお邪魔しますをかましたというのに、余裕綽々の笑顔でフフッと声を漏らした。

 

「俺を知っているのか?」

 

「えぇ。トリニティの問題児にして、1年生で漫画研究部「プレアデス性団」の部長を務めてらっしゃる、同人漫画家『プリンスメロン』・間島スバルちゃん、ですよね?」

 

 …流石に見抜かれているか。特にプリンスメロンの下りはフィルタリングとかしてないからな。調べようと思えば調べられる程度の情報など、この人の前では無防備も同然ってか。

 

「……流石はキヴォトス(いち)の電脳スキルを持った、車椅子美少女ハッカーの明星ヒマリ先輩ですわ。俺の事は、あんま隠さなくても良さそうっスね」

 

「あら、スバルちゃんも私をご存知で?」

 

「まぁ粗方聞いています。有名なんですよ、ご自分が考えてるよりも」

 

「そうでしたか。ところで、今回はどうしてここに?」

 

「それなんすけど…」

 

 知ってるかもしれませんが、と前置きを入れながらこれまでのいきさつを話していく。

 合体剣の依頼から、■■■(ピッ―――)しないと出られない部屋の発明、それをきっかけに起こったユウカとの追いかけっこまで。

 ただ……■■■(ピッ―――)しないと出られない部屋の説明の下りで急に黙りだしたぞ。どうしたんだ?

 

「お、おおかたの事情は分かりました…ですが…」

 

「?」

 

「お、同じ女性としてその…秘め事のことをそう淫らに公言するのは如何なものかと思います…」

 

 おや?

 貴方、俺のことはおおかた調べたんですよね?

 何ですかその言い方は。まるで、穢れを一切知らない乙女みたいじゃあないですか。多分当たってるだろうけども。

 あと今の言葉と言い方イヤらしいですね、もう一回イッて貰ってもいいっすか?

 

「ヒマリ先輩? 俺のコト調べたんですよね? 俺の描いたマンガのことも」

 

「……………すみません、聞こえませんでした」

 

俺の描いたエロ漫画を全て読んだんですよね?

 

「読んでません読んでません! なんですかその言いがかりは!?」

 

 うわおもしれー女。なんだこのリアクション。

 俺のことを調べたんじゃあないのか。だったら、俺の著作も1巻目から最新刊まで、全てのエロの隅から隅まで目を通していないと。それが出来てないのに調べたは過言すぎませんかね?

 

「俺の活動は知ってますよね?

 『プリンスメロン』…エロ漫画の製作です。

 俺を調べたというなら、その著作も調べつくすのは当然でしょう!」

 

「聞いた事ありませんそんな論理!?

 いや、仮にそうでも18禁漫画に使う論理(もの)じゃありませんよね?」

 

「やはり…読んだことはないのでしょう。

 タイトルとあらすじ…そして表紙とサンプル。

 それくらいは無料で読めますが……そんなもの、読んだとは言いません。

 ―――○NE PI○CEを流し読みしたのと一緒だ!!!」

 

 と、なればだ。

 ヒマリ先輩に布教するのもまた一興。

 エロ漫画(布教用)のうち、マイルドなものを取り出していく。純愛の幼馴染シリーズを筆頭に、一番過激なのでも『砂漠の国のハーレム』などの、ハーレムいちゃラブものに限定していこう。最初はこれくらいがちょうど良い。「JK華ちゃんシリーズ」は上級者向けだしな。

 

「どれから読みますか? 読んでみたいものがあれば言ってみてください」

 

「読まないって言ってるでしょう!? 大体、あなた高校生ですよね?何故18禁の漫画を…」

 

「え? んな無駄な制限(モン)全部スルーしてるからに決まってんでしょうが。

 さぁヒマリ先輩、お好みの本はどれですか? なぁに、17歳も18歳も誤差でしかねぇよ…!!」

 

「えぇ……で、ですが……」

 

「さぁ…さぁ……!」

 

「ヒマリ部長! やっと見つけ―――」

 

 と、ヒマリ先輩に本を読ませようとしたところで。

 部屋のドアが開いたのだ。

 開けたのは……それなりに胸の大きなメガネっ子。確か、ヴェリタスの副部長・チヒロだったはず。

 で、エロ本を差し向けている俺と突きつけられているヒマリ先輩を目の当たりにしたチヒロは。

 

ご…ごめんなさい…

 

 一瞬で顔を沸騰させ、何故か謝りながらドアを閉めた。

 とんでもない誤解を与えてしまった事は確実である。

 

「ちょ、チヒロ!? 違うんです!話を聞いて下さい!

 チヒロ! チヒローーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

 

「これが……ラブコメあるあるの誤解展開……!

 リアルで見れて良かった………!!」

 

 ちなみにこの後だが、ヒマリ先輩がチヒロを追っかけて行って騒ぎ過ぎたせいで、ユウカに揃って捕まり、説教されることになった。

 ユウカが怒りで顔芸を発露させた時はビックリしたが、持ってきていた本は守り切った。

 ユウカ……お前、その気になれば高嶺清磨みたいな怒りの顔芸も出来たんだな………怖いからもう見たくないケド。

 

*1
バックスナイプの略。マリオカート等のレースゲームで、甲羅やバナナ等の妨害アイテムを後ろに投げて後続を妨害すること。





Tip!
パンパカパーン!ユウカは「顔芸」を覚えた!
ちなみにこの後、スバルはエンジニア部に寄って合体剣の完成品を受け取ることに成功したぞ!
あと■■■(ピッ―――)しないと出られない部屋は、普通にボツになったぞ!完成したら真っ先に悪用するヤツしかいないからだ!

スバル「おーい、誰だァそんな悪いこと考えてる奴はぁー?(スライム顔)」
シロコ「ん、絶対に私じゃない」
ミ カ「怖いよねー、そんな部屋を悪いことに使おうなんて☆」
ハナコ「うふふふ、大丈夫です、ここには良い子しかいませんよ♡」
ワカモ「不埒な発明品は壊して差し上げましょう…ですがその前に少しだけ。えぇ少しだけ、使ってみましょうか?ねぇ先生?♡」
先 生「………」
コハル「………」

エデン条約編にて、スバルがやらかす事とは?

  • カホをチセで買収する
  • 忍術研究部に忍術(意味深)を教える
  • コハルの性癖をバラす
  • ハナコと大暴走する
  • 便利屋と大爆発する
  • ミカと大怪獣バトルが始まる
  • ナギサの脳破壊計画を発案する
  • アリウススクワッドを蹴散らす
  • ベアトリーチェ…お前を殺す(ガチ)
  • 知識解放戦線と同盟を結成する
  • えっ…うち(アビドス)の生徒、強すぎ…?
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