やはり仮想現実でも俺の青春ラブコメはまちがっている。   作:鮑旭

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第8話 第25層攻略 part4

 現在アインクラッドにいるプレイヤーたちは、おおよそ4つのグループに大別することが出来る。

 

 まず1つ目に挙げられるのは言わずもがな、攻略組だ。その名の通りゲーム攻略を牽引するグループで、第25層の事件が起こるまでは50人余りのプレイヤーたちで構成されていた。

 

 2つ目は下層で安全圏に引き籠っているグループ。ゲーム開始当初は半数以上のプレイヤーがここに属していたが、攻略が進むにつれて安全な戦闘のノウハウが普及していったため今ではその数は多くない。戦闘に向かない女子供や、病的なまでにフィールドに出ることを恐れるごく一部のプレイヤーくらいだ。おそらく現在ではその数100人にも満たないだろう。

 

 3つ目は下層から中層で狩りなどをして生計を立てているグループ。それほど危険を冒すことなくある程度の生活水準を維持出来るので、現在多くのプレイヤーはここに属している。ケイタ率いる月夜の黒猫団などもレベル帯で言えばこのグループだが、彼らのように攻略組を目指して活動しているプレイヤーは少数派だ。安全の確立された領域で最低限の活動をしつつ、ゲームクリアは攻略組に期待するというのが基本的な彼らのスタンスである。まあこの層のプレイヤーたちの支援や彼らのもたらすリソースに攻略組が助けられている部分も大きいので、その活動も馬鹿には出来ない。

 

 最後に挙げられるのは中層から上層にかけて活動するグループ、いわゆる準攻略組だ。攻略の最前線に来ることは稀であり、その実力は攻略組に一歩劣るものの、彼らは明確にゲームクリアという目標に向かって活動している。当然その活動には命の危険が伴うため、ここに属するプレイヤーはそれほど多くない。正確に把握しているわけではないがおそらく数は200人から300人と言ったところだろう。

 攻略組に欠員が出た場合、必然的にここからプレイヤーを補充することになる。全体から見れば準攻略組のプレイヤー数は僅かだが、数十人規模で活動している攻略組からすれば補充要員としては十分な数だ。キバオウの暴走によって攻略組で大勢のプレイヤーが脱落した時には、1、2週間もすれば彼らの中から力のあるプレイヤーが台頭して攻略組に合流してくるだろうと考えられていた。しかし――

 

「実際には攻略組の補充はかなり難航した。何でだか分かるか?」

 

 第1層。風林火山のギルドホーム。そのエントランスで俺はこの場に集まったプレイヤーたちの顔を眺めながらそう問いかけた。

 俺の視線の先にはキリトやクライン、トウジと言った風林火山の主要メンバーに加えてアスナとアルゴがおり、女性陣は来客用のソファに座っている。

 キリトとの約束通り、ヒースクリフとの決闘(デュエル)を終えてホームへと帰ってきた俺はそこで事の顛末を説明することになったのだが、その場に居合わせた風林火山のメンバーや押しかけて来たアルゴとアスナがそこに加わり、いつの間にか講習会のような状態になってしまったのだ。

 

 既にこのやり取りを経験済みであるアスナを除いて、その場のメンバーは俺の問いに対して考え混むように視線を伏せる。しばしの沈黙の後、アスナの後ろに立っていたキリトが口を開いた。

 

「攻略組が情報を独占しているから……だな」

 

 その回答に俺は大きく頷き、補足する。

 

「細かく理由を上げればキリがないが、一番大きい要因はその辺だ。旧ALSもDKBも他のプレイヤーに対しては排他的で、ギルドメンバー以外には情報を全く漏らさない。まあ、うまい狩場やらクエストやらを独占したいんだろ。俺らとかエギルんとこの《組合》はなるべく情報を流してるつもりだが、それだけじゃ規模が小さいし限度がある。加えて準攻略組の連中も妙にプライド高い奴が多くて、あんまり俺らに頼ろうとしないしな」

 

 組合とはエギルがマスターを務めるギルドのことだ。《アインクラッド商人組合》――通称、組合。名前の通りアインクラッド内で商人をしているプレイヤーが集まって出来たギルドだ。ギルドとしての団結や拘束力は強くなく、商人同士の情報共有や取引のためのかなりビジネスライクな関係らしい。その中で、エギルを筆頭に一部のプレイヤーは攻略にも参加している。

 

「手っ取り早く攻略組の戦力を増強するなら準攻略組の連中にDKB辺りのギルドに入って貰うのが一番なんだけどな……。その気がある奴はもう既にDKBに所属してるだろうし、現時点でそうしてない奴らは多分リンドと馬が合わないんだろ」

 

 ここまでが俺が現状から分析した攻略組の問題点だった。攻略組のプレイヤーたちが自らの優位性を保とうとしたために、後続のプレイヤーが育ちにくい環境を生んでいたのだ。大局的な視点で見れば馬鹿な話だが、それでも他人より上に立っていたいと思うのが人の性だろう。

 

「ナルホド。だからアーちゃんに頼んで新しいギルドを作った訳ダナ」

 

 アルゴがアスナに視線を送りながらそう言った。俺はそれに頷いて肯定し、再び口を開く。

 

「戦力になりうるプレイヤーたちは元から居たわけだ。ギルドとしてちゃんとまとまって、こっちの言うことを素直に聞いてくれるなら鍛えようもある。そいつらをまとめ上げる看板プレイヤーとして、アスナは誰よりも適任だった」

 

 SAO内では女性プレイヤーの数が圧倒的に少ない。最前線で活躍している女性プレイヤーとなるとアスナくらいだ。しかもそれがかなりの美少女ともなれば、大抵の男はお近づきになりたいと思うだろう。

 

「けどよ、それなら何でアスナがギルドマスターじゃないんだ?」

 

 アルゴの後ろに立つクラインが、顎鬚を撫でながら口を挟む。

 

「SAOのプレイヤーは20代30代の男が多いからな。アスナはいい看板にはなるが、そいつらの心理的には年端も行かない女プレイヤーにトップに立たれるのは面白くないだろ? だからアルゴに頼んで目ぼしいプレイヤーを探して貰って、その中から信用できそうな奴を選んで協力を頼んだんだ」

 

 今回の件に当たっては、アルゴには色々と仕事をして貰っていた。準攻略組のプレイヤーたちについてそのレベル、容姿、能力、性格、素行など多岐にわたって調べて貰い、そこからギルドマスターを任せるに足る人物を探し出したのだ。

 ちなみにアルゴは金を払うと特に詮索もせず仕事を請け負ってくれた。さすがはプロの情報屋と言えるだろう。まあ結局今日全てを話すことになってしまったのだが。

 

「準攻略組のプレイヤーたちをうちに勧誘しようとは思わなかったんですか? 新しいギルドを作らなくてもハチさんとキリトさんならプレイヤーを集める看板として十分ですし、アスナさんに協力してもらうにしてもそちらのほうが効率が良いように思えるんですが」

 

 クラインに次いで、その隣のトウジが疑問を口にした。その方法については俺も考えたが、いくつかの理由から断念したのだった。

 

「アスナと同じような理由で、俺とキリトみたいな中高生じゃ他のプレイヤーたちを牽引出来ないんだよ。一応ギルドマスターはクラインだが、攻略には参加してないし」

 

「ああ……確かにうちのギルマスは名ばかりなところがありますしね……」

 

「何だよ!? オレが悪いっつーのかよ!?」

 

 妙に納得してしまった様子のトウジに、クラインが突っ込みを入れる。

 ここでは口にしなかったが、実は他にもいくつか理由はあった。排他的な雰囲気の攻略組に反発して、準攻略組のプレイヤーたちもこちらを敵視している傾向があるのだ。風林火山も攻略組として名前が売れてしまっているので、彼らには嫌厭されてしまう可能性が高かった。

 

「まあそんな感じでギルドが出来て、アルゴにリストアップして貰ったプレイヤーたちをヒースクリフとアスナが勧誘していったわけだ。その後は集まったプレイヤーをアスナ主導で鍛え上げて、折を見て攻略組入りを果たしたってのが今回のあらましだ」

 

 簡潔にそう言って、俺は話をまとめた。細かい話をしていけばまだまだあるのだが、そこは割愛しておこう。俺が大量のモンスターをトレインして他のプレイヤーに擦り付け、そこをタイミングよくアスナが助けに入り、その後ギルドに勧誘する……というような小賢しい手をいくつか使ったのだが、それを話しても微妙な空気になるだけだろう。

 

「ハチ君、まだあるでしょ?」

 

 話が一段落つき、俺がソファの背もたれに背中を預けた時、向かいに座るアスナがそう言った。

 ……え? 俺がモンスタートレインしたこととか話せってこと? キリトとかに怒られそうだから出来れば話したくないんだけど……などと俺が考えていると、アスナが言葉を続ける。

 

「今日の決闘、どういうことかしら? 私、何も聞いてなかったんだけど?」

 

 そう問いかけるアスナの顔は無表情だったが、全身からは不機嫌な空気を漂わせていた。どうやら俺がヒースクリフに突っかかり、決闘を挑んだことについて追及しているらしい。それを察した俺は背中に汗をかきながら、慎重に言葉を選んだ。

 

「いや、あれは俺なりに色々考えた結果でだな……血盟騎士団とリンドが揉めないように、手っ取り早く攻略組入りを――」

 

「ハチ君が何をしたかったのかは分かるわ。多分、それが必要なことだったってことも」

 

 俺の言葉を遮り、アスナが口を開いた。あの決闘が出来レースだったことにはとっくに気付いていたのだろう。まあ正直本気でやっても負けていた可能性は高いが、最初から勝つつもりがなかったのは事実だ。

 アスナは更に話を続けながら、その顔を少しずつ険しいものへと変えていった。

 

「でも、何でそういうこと話してくれないの? 私ってそんなに信用出来ない?」

 

 言い終わったアスナの顔は、どこか悲しそうだった。それを感じ取ったその場の面々が、俺に非難の目を向ける。その視線に中学時代のトラウマを刺激されつつも、俺は現状について思案した。

 しかし、考えてみてもアスナにどんな言葉を掛けるべきなのかはわからなかった。だから結局、俺はただ正直に話すことしか出来ない。

 

「別に、アスナを信用できないとか、そういう訳じゃない。ただ、敵を騙すにはまず味方からというか……わざわざアスナにそれを話すメリットがなかったってだけだ」

 

「……そう」

 

 頷いたアスナからは、先ほどまでの険悪な雰囲気は感じられなかった。どこか諦めたような表情で目の前のテーブルに視線を落としている。ややあって、アスナはゆっくりと立ち上がった。

 

「……ごめんなさい、今日はもう帰るわ」

 

「え、あ、おい」

 

 俺の呼びかけにも反応せず、アスナは足早にこの場を出て行ってしまう。俺はそれを視線で見送った後、しばらくただ呆然と玄関の扉を見つめていた。そして次の瞬間、唐突に俺の脳天を強い衝撃が襲った。

 

「でっ……!?」

 

 痛みはなかったが、視界が揺さぶられて思わずそんな声を漏らす。

 俺が頭を押さえながら横を見上げると、いつの間にかそこにはクラインが立っていた。俺に拳骨を食らわせたであろう拳を握りしめながら、険しい顔をしている。

 

「ハチ、アスナに謝ってこい」 

 

「へ? いや、でも……」

 

「アスナがどうしてうちのギルドを抜けたか、お前知ってるか?」

 

 俺の言葉を遮り、唐突にそう切り出すクライン。急に話題が変えられたことに困惑しつつも、問いかけるクラインの顔が至極真面目なものだったので、俺は以前のアスナとのやり取りを思い出してすぐに答えた。

 

「……確か、自分を磨くためみたいなことを言ってたが」

 

 2週間ほど前、喫茶店での会話では確かにそう言っていたはずだ。このままでは弱い自分になってしまいそうだから、俺たちと距離を取ったのだと。

 

「そうだな。それは間違っちゃいねえ。けどな、お前は何にもわかってねえよ」

 

 眉間に皺を寄せながらクラインはそう語る。そしてさらに語気を強くし、俺に諭すように言葉を続けた。

 

「アスナはな、もっとお前に頼って欲しかったんだよ。1人で何でもやっちまおうとするお前の力になりたくて、だから強くなろうと頑張って来たんだ」

 

 その言葉に、俺は少なからず動揺した。正直信じがたい話だったが、俺がキリトやトウジに目線を送ると、そいつらは肯定するような顔で黙り込んでいた。その場の空気に押され、しかしどうすべきかもわからず、俺は曖昧に口を開く。

 

「いや、でも謝るったって……」

 

「いいからとりあえず話してこい! 男ってのはな、何も悪くなくても女に悲しい顔させちまったら謝らなきゃいけないもんなんだよ!」

 

 そうやって男を語るクラインに背中を押され、俺は強制的にギルドホームから路地へと放り出されてしまった。外は既に日が沈み、人通りは多くない。

 

「アスナにちゃんと謝って来るまで、うちの敷居は跨がせねぇからな!」

 

 そう言って勢いよく扉を閉めるクライン。オトンかお前は……。

 既にその通りにはアスナの姿は見えなかった。まあ、追跡スキルを使えばすぐに見つけられるだろうが……しかし咄嗟にアスナを追う気にはなれず、かと言ってクラインの言葉を無視することも出来なかった俺は、その場に立ち尽くしてしまった。

 決闘の一件については、俺もアスナは怒るだろうとは予想していたのだ。だが、あんな顔をされるとは思っていなかった。

 アスナの失望したようなあの顔が、いつかの雪ノ下や由比ヶ浜と重なる。思い返すと罪悪感のような、焦燥感のような、よくわからない感情が湧いてきた。

 多分、俺はまたどこかで選択を間違ったのだろう。SAOで過ごす時間の中で俺は少し変われたような気になっていたのだが、その実、結局あの頃から何1つ成長してはいなかった。

 

「ったく……何だってんだよ……」

 

 頭を掻き毟りながら、俺は1人悪態をついた。この苛立ちは多分、自分に対するものだ。

 ややあって、ため息をついた俺はシステムウインドウを呼び出し、追跡スキルを起動した。

 これはあれだ。クラインには締め出しを食らってしまったし、ギルドの件ではアスナに色々と無理を聞いてもらっていたから、その詫びも兼ねて、というやつだ。だから決してそういうあれではない。

 俺は脳内でそんな誰に聞かせるでもない言い訳を繰り返しながら、その場から駆け出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……その、今回のことは、色々悪かったと思ってる。別に、アスナを蔑ろにするつもりとかはなかったんだ」

 

 第1層の転移門広場でアスナに追い付いた俺は、そう言って素直に頭を下げた。

 広場に設置された街灯が俺たちを淡く照らす中、そのまま数秒の沈黙が流れる。その間、転移門を利用するプレイヤーたちが何名か横を通り過ぎて行った。

 そしてまじまじと俺の顔を見ていたアスナが、おもむろに固い表情を崩してため息をつく。

 

「……もういいわ。私もちょっと焦ってたみたい。ハチ君がそういう人だって言うのはわかってたんだけどね……」

 

 疲れたような顔でそう言うアスナを見て、俺もようやく胸を撫で下ろした。

 

「そういう人って何だよ……俺も一応色々と気を遣ってだな……」

 

「ハチ君はさ」

 

 軽口を叩こうとした俺を遮って、アスナが話し始める。俺に向けるその視線は真剣なものだった。

 

「今回のこと、これでいいの? 裏であんなに頑張ってたのに、皆に誤解されて……」

 

 心配するような表情でアスナは俺に問いかけた。俺は頭を掻きながらそれに答える。

 

「別に、誤解ってわけじゃねぇだろ。今回は結局、全部俺の都合でやったことだ。早くゲームクリアして外に出たかったから、他の奴らを引っ掻き回したわけだし」

 

 第25層まで達し、俺には色々と帰らなければならない理由が増えていた。

 まずは生きて帰って戸塚や小町を安心させてやらなければならないし、両親や平塚先生も心配してくれているだろう。材木座も体育のペアを組むために苦労しているはずだ。いや、それは割とどうでもいいな。

 それに何より……由比ヶ浜や雪ノ下とのことも、何とかしなければならない。

 これは全て俺の都合だ。だから、アスナが気に病まなければいけないことなど1つもない。

 しかしそんな俺の思いとは裏腹に、アスナの表情は晴れなかった。だから俺は更に言葉を続ける。

 

「それに俺、元から攻略組じゃ嫌われてたし。今更また嫌われたところでどうとも思わん」

 

「……そう」

 

 俺の言い分に納得してくれたのかはわからなかったが、アスナはそう呟いた。それきり、微妙な沈黙が流れる。

 

「……何か気を遣わせたみたいで悪かったな。今回は色々世話にもなったし……今度何かしら礼をさせてくれ」

 

「別に、そんなこと……いえ、そうね……」

 

 空気を変えようと、俺はそう提案する。アスナは咄嗟に首を横に振って断ろうとしたが、途中で何かを思案するように言葉を引っ込めた。顎に手を当てて少し考えてから、再び口を開く。

 

「この間の、24層の喫茶店。あそこのケーキがいいわ」

 

「……そんなんでいいのか? 別にもっと高いもんでも……」

 

 あまりに欲のない要求に、俺は拍子抜けしてそう問いかける。しかし、それに対する返答もあっさりしたものだった。

 

「それじゃあ、あそこのケーキを私が全種類制覇するまで何度も付き合って貰うってことで。今更やっぱりなしって言っても駄目だからね?」

 

「いや、お前がそれで良いって言うなら良いけどな……」

 

 俺の記憶では、確かあの喫茶店のメニューには十数種類のケーキが書いてあったはずだ。しかしそれを全て頼み、更に飲み物などを追加したとしても最前線で稼いでいる俺からすれば何ということはない。

 また俺にいらない気を回しているのではとも思ったが、楽し気に笑っているアスナはそんな感じでもなさそうだった。

 

 その後はしばらく当たり障りのないやり取りをすると、夜も遅かったのでアスナを宿まで送って行った。圏内なら滅多なことはないだろうが、まあ気持ちの問題だ。

 

 こうして、この一件は俺がアスナにお詫びのケーキを奢るということで手打ちになったのだった。しばらくは第25層のボス攻略で忙しくなるので、行くのはそれ以降ということになるだろう。

 生き残らねばならない理由がまた1つ増えた。アスナとの約束を果たすためにも、万全の準備を以ってボス攻略にあたらねばならない。柄にもなく、俺はそう強く決意したのだった。


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