戦女神放送局-Commuting Turns into Despair- 作:矢矧草子
ポン、ポン、ポン、ポーン
カシュッ
ゴクゴクゴクッ
「あ゛ー。sveidラジオ!」
「みんなー、オッハー。パーソナリティーの悠衣でーす」
「通勤お疲れ様です。お仕事頑張りましょう。詩です」
「お前らの通勤に絶望を添える朝から飲酒ラジオ。sveidラジオ! の時間がやってきました」
「今日がんばったら、明日は週末よ」
「姐さんさ、舌ピどう?」
「どうって何よ。別にどうとも思わないけど。人生謳歌してるなーってくらい」
「じゃなくて、開けたくない?」
「何よいきなり」
「昨日遊んだ女の子がさ」
「開けてたのね」
「そうなんだけどさ。キスがめっちゃ気持ちよくてさ。ピアスの効果で」
「そう。で、私に開けろと」
「そういうこと」
「なんで私なのよ」
「だって、耳開けてない奴にいきなり舌開けろって言ってもなあ」
「確かに、花純も朱音も明けてないけど」
「だろー。姐さんしかいねえって」
「え、あれずっとつけてなきゃダメなの? ちょっと見た目もそうだし、体的にもデメリット洗ってからじゃないと判断できないわね」
「じゃ、要検討ってことで」
「ちょっと調べとくわ」
「じゃ、最初のメール」
「その前にさ」
「なんだよ」
「昨日の今日で悪いんだけど、喫煙所トークを思い出したのよ」
「おお」
「この前金沢に行ったときにね、米原で乗り換えだったから、そこの喫煙所に行ったのよ。そしたら、ブースの前にすごい美人の人が立ってたの。誰か待ってるような風だったから、タバコ吸ってる相手を外で待ってると思ったの」
「まあそうだな」
「でも、中に誰もいなくて。だから、目印にしてただけかと思ってたらね。あとから男の人が寄ってきて、その人と一緒にブースに入ってきたの」
「喫煙者同士の待ち合わせか」
「そういうことなんだけど。吸ってる間さ、ホテルがどうとか目的地がどうとか喋っててね。向こうが先に吸い終わって出ていくんだけど、手つないでるのよ」
「まあ、付き合ってるなら」
「あれ、絶対不倫ね」
「なんでだよ」
「男の人ね、スーツ着て会社鞄風なの持ってたの。絶対出張だって言い訳して旅行してるわ」
「なるほど」
「その先は見てないからわかんないけど、あれは絶対そういうやつよ。ちょっとドキドキしちゃったわ」
「姐さんもそういうの好きだなー」
「かしらね」
「じゃあようやく今日のメールだ。ヒレカツ。おもらしが好きです。でも恥ずかしがってくれないと興奮できません」
「この人、メールフォームのことツイッターかなんかと勘違いしてないかしら」
「この辺は、ほんとは姐さんの領域な気がするんだがな」
「どういうことよ」
「姐さんみたいなちょっと気が強いキャラが漏らした時の方が興奮するだろ」
「それはちょっと分かるかも」
「でも、顔出せないんじゃ意味ないよな」
「そうね」
「朱音あたりに交渉して、顔出してもらうか」
「あの子、適当な論理で攻めたら負けちゃいそうだから怖いわね」
「先っちょだけだから。先っちょだけ漏らすだけだから」
「先って何よ」
「ちょっと顔出して漏らすだけだから」
「それで了承しちゃう気がするからねー」
「ファンサービスだから」
「なんとでもいえるわね」
「下着売れるから」
「それはちょっとどうかしら」
「もし売れなかったら逆にダメージか?」
「私にはわかんないわ」
「乞うご期待。要望が多ければ多いほど朱音も観念するかもな」
「私じゃない分安心感はあるわね」
「じゃ、そろそろ締めるぞ」
「はいはい。この前の日曜日に、けいおんの『Girls in Wonderland』のカバーを投稿しました。最初のカバーの『magicaride』とあわせてぜひ聞いてね」
「死んでも聞け」
「あとは、メールフォームあるので、メールください」
「NGなしだ。何でも来い」
「今日は
「じゃあなー」
「行ってきまーす」
概要
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