戦女神放送局-Commuting Turns into Despair- 作:矢矧草子
ポン、ポン、ポン、ポーン
カシュッ
ゴクゴクゴクッ
「あ゛ー。sveidラジオ!」
「みんなー、オッハー。パーソナリティーの悠衣でーす」
「通勤お疲れ様です。お仕事頑張りましょう。詩です」
「お前らの通勤に絶望を添える朝から飲酒ラジオ。sveidラジオ! の時間がやってきました」
「遊びに行くときはあんなに余裕な早起きも、仕事となるとしんどいわね」
「今日のヒレカツだ。イヤホン派orヘッドホン派?」
「ヒレカツさんはすっかり常連ね」
「私はもっぱらヘッドホンだ。開放型で音を鼓膜に弾き飛ばす感じだな」
「私はイヤホンが多いわね。メガネしてるから、ヘッドホンだと耳のところが痛くなっちゃって」
「それはたぶん安いヘッドホンだからだな。高いのだと違うらしいぞ」
「らしい?」
「お店の人が言ってた」
「ま、そのうち検討するわ。というか、ワイヤレスが多いのよね今」
「便利でいいだろ」
「そうかもしれないけど。バッテリーがなくなったらおしまいじゃない。それが困るのよね」
「そういうこと言ってるからおばさんとか言われるんだぜ」
「誰によ」
「花純とか」
「あの子は」
「まあまあ許してやれって」
「それを垂れ流して、ってかそもそもあんたとの会話でそうなったんなら同罪よ」
「今晩抱いてやるから」
「できれば週末がいいわね」
「週末は高くつくぞ」
「何のために働いて給料稼いでると思ってるのよ」
「よっ。ヒモ養い」
「そういえば思ってたんだけどね」
「なんだ」
「あんたせっかく飲んでるんだから、もうちょっとそれを使ったこと喋ればいいじゃない」
「どんなだよ」
「前にね、『たくのみ。』って漫画を読んだのよ。あれがまあまあ面白くてね。で、ちょっとお酒の豆知識も入るの」
「たとえば?」
「あんまり覚えてないんだけど。エビスビールのラベルにタイが描かれてるとレアいとか」
「それ嬉しいか?」
「コンテンツとしてね。居酒屋トークでは限界があるでしょって」
「いや、限界は知らんけども、こいつらは居酒屋トークを聞きに来てるんだろ。だから大丈夫だ。あと、私はそんなちまちまと知識を拾いながら酒なんて飲めん」
「ですよね」
「次のメールだ。初投稿。砕け散るわさび」
「ありがとねー」
「子供の頃の音楽の好みって親の影響度がすごく高いと思うんです。お二人の幼少期はどんな曲を親さんは聞いてましたか? ちなみに僕の両親は、共にパチンカスなので、アラチャンや姫BIGやキンパルなどがいつも流れてました」
「とんでもな親ね。カス過ぎて何も言えないわ」
「どんな曲?」
「あとで聞きなさい。JAS何とかがうるさいから」
「はいはーい」
「あとたぶんだけど。私たちの親と同世代なら北斗の拳で昇天がうんたらとか、うるさいんでしょうね。私は吉宗なら『また逢えるかもしれない・・・』が好きよ。あ、ちなみに『吉宗 THE BEST』ってアルバムが発売されてるわ。必聴よ」
「姐さん、詳しすぎじゃね」
「一般教養よ」
「えっと」
「それよりも昔聞いてた曲よね。うちは80年代とか90年代のJ-POPがずっと流れてたわ。特に母親がバンドやってたのもあってバンドばっかり聞いてたわね」
「たとえば?」
「挙げたらキリがないわよ? LINDBERG、プリプリ、TUBE、GLAY」
「古っ」
「そりゃ70年前後に生まれてんだから。ってか、今思うと昔の曲は結構過激な歌詞多かったかもね」
「そうなの?」
「GLAYの『誘惑』のサビだと。『キスから始まる夜は暑い』とか。TMの『WHITE BREATH』は、『迂闊な僕の切なさを中にださせて』とか」
「めっちゃロックじゃん」
「ここが目標地点よね」
「早くオリジナルを出したいけどな」
「もうちょっと頑張るから、乞ご期待ね」
「じゃ、締めるぞ」
「はいはい。えっと、『Girls in Wonderland』と『magicaride』をカバーしました。ぜひ聞いてね」
「死んでも聞け」
「あとは、メールフォームあるので、メールください」
「NGなしだ。何でも来い」
「あと、チャンネル登録といいねもよろしく」
「してねえ奴は今すぐしろ」
「今日は
「じゃあなー」
「行ってきます」
概要
お前らいつもご苦労!
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