戦女神放送局-Commuting Turns into Despair- 作:矢矧草子
ポン、ポン、ポン、ポーン
カシュッ
ゴクゴクゴクッ
「あ゛ー。sveidラジオ!」
「みんなー、オッハー。パーソナリティーの悠衣でーす」
「通勤お疲れ様です。お仕事頑張りましょう。詩です」
「お前らの通勤に絶望を添える朝から飲酒ラジオ。sveidラジオ! の時間がやってきました」
「水曜日って、まだ水曜日かよ感があって逆にツライわよね」
「なんの逆だよ。ヒレカツー。ジッポいいですよね」
「確かにね。私持ってないけど、その音の響きだけで前に一句読んだわ。冬凪の夜はジッポのための世界」
「良いか悪いかわからんけども」
「私が勝手に満足してるからいいのよ」
「ならいいか」
「あんた昔ジッポ持ってたわよね」
「んあー。今でも持ってるぞ」
「でも使わなくない?」
「遊びに行くときはカッコつけるために持ってる」
「第一印象のためってことね」
「姐さんもその姿に惚れたんだろ?」
「違うわ。エッチが気持ちよかったからよ」
「ふふー。どうだ、お前らー。いいだろー」
「何を自慢してんのよ」
「こうやってたまに姐さんの所有権を主張しとかねえと、いつファンが寄ってくるかわっかんねえからなー」
「たぶん言い寄られてもそうそう
「よしっ。じゃ次のメール。初投稿。夜までバナナ」
「ありがとねー」
「ポリネシアンセックスをしてみてください」
「無理よ。耐えきれないわ」
「なんだこれ」
「ここ数年で急に流行ってる風なやつなんだけど。一週間くらいかけて、ゆっくりセックスするっていう」
「なんだそりゃ」
「たしか、最終日まで性器に触れないようにするっていうね。究極的にじらしたプレイですって」
「焦らしプレイか。そりゃいいな。今度やってみるか」
「だから私は無理よ。そんな何日も焦らされたら仕事に支障が出るわ」
「その支障が出るほどに焦らされるっていうのが、楽しみの一つなんじゃね?」
「限度ってものがあるでしょ」
「じゃあこうしよう。木曜日から始めて、日曜日の夜にセックス。これなら仕事の影響も少ないだろ」
「そうかもだけど」
「はい決定ー。じゃ、明日の夜は寝かさないからなー」
「嬉しいような怖いような」
「これを断るようなら、もう二度と抱いてやらねえからな」
「大丈夫よ。ちゃんと受けてやるわ」
「それでこそ姐さんだな」
「でも日曜日って次の収録でしょ」
「だから、そこでいっぱい汗かいて高まってくれ。どうせ夕方には終わるだろ」
「私3日間も焦らされた状態で歌うの?」
「色気が出てむしろちょうどいいんじゃねえか?」
「吐き気が」
「ちょうどいいから宣伝だ。2月12日に3曲目のカバーを出すぞ。2月は姐さん月間だ。な」
「PVに惚れ込んだ2曲よ。結構楽しみなんだけど、気が重くなっちゃったわ」
「じゃ、この流れで締めるか」
「あー、うん。えっと、『Girls in Wonderland』と『magicaride』をカバーしました。次の日曜日にもカバー出すわ。ぜひ聞いてね」
「死んでも聞け」
「あとは、メールフォームあるので、メールください」
「NGなしだ。何でも来い」
「あと、チャンネル登録といいねもよろしく」
「してねえ奴は今すぐしろ」
「今日は
「じゃあなー」
「はあ。行ってきます」
概要
お前らいつもご苦労!
『チャンネル登録』、『いいね』まだしてねえ奴、今すぐやれ!
メールもよこせ! ラジオネーム忘れんな!
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