戦女神放送局-Commuting Turns into Despair- 作:矢矧草子
ポン、ポン、ポン、ポーン
カシュッ
ゴクゴクゴクッ
「あ゛ー。sveidラジオ!」
「みんなー、オッハー。パーソナリティーの悠衣でーす」
「通勤お疲れ様です。お仕事頑張りましょう。詩です」
「お前らの通勤に絶望を添える朝から飲酒ラジオ。sveidラジオ! の時間がやってきました」
「あのね、キツイわ」
「なにが」
「あんなにチューしてもらったのに、何もないなんて」
「姐さん、オナニーしてねえだろうな」
「してないわよ! だってしたら怒るでしょ」
「怒るというか幻滅する。何のための焦らしだよって」
「でもー」
「でもじゃねえ。今日も仕事頑張ってこい」
「今までで一番憂鬱だわ」
「最初のメール。ヒレカツ。僕と遊んでください。だめだ。次」
「ちょっと。いいじゃないの、遊んでくれるって言ってるんだから一回くらい」
「だめだ。こいつは私のことを知りすぎてる。もっと何も知らない奴と遊びたい。はい、次」
「あらま。かわいそうに。でも多分ネタで送ってるだけだと思うからいっか」
「姐さんもひどいもんだな。次のヒレカツ」
「また彼なの?」
「まだ男か女か決まったわけじゃねえだろ。彼女かもしれねえぞ」
「あら、ごめんなさい」
「東方で誰が一番好きですか」
「これね、まず珍しく花純のコメントがあるわ。えーっと、チルノらしいわね。喧嘩っ早いところが好みで、特に青髪がポイントですって」
「はあ」
「私は茨木《いばらき》華扇《かせん》ね。といっても、東方M-1しか知らないから、そこのキャラ性だけよ」
「何言ってんだか」
「はいはい。あんたは東方知らないもんねー。ごめんねごめんね」
「別にいいし。次。砕け散るわさびだ。初投稿じゃないのか」
「ほら、ラジオ童貞とか言ってた。って、やっぱり。こんなにメール送るやつやっぱり童貞じゃなかったわね」
「あー、はいはい。えー。先日、友人とビールの好みの銘柄について話をしました。意外と好みは分かれるようで、スーパードライか一番搾りが人気が高かったです。お二人は好きなビールや苦手なビールはありますか?」
「私は一番搾りねー。さっぱりしてて飲みやすいわ。スーパードライは辛口すぎてキツイわね。瓶ならいいけど」
「私は全部好きだな」
「いや、特にこれが好きとかないの?」
「私は嫌いなものないし。大好きか超好きかのどっちかだ」
「両津じゃん」
「りょうつ?」
「こち亀の主人公ね。あれと同じこと言ってるわ」
「ん-、あんま知らんから分かんないけど」
「褒められてるからいいのよ」
「じゃあいいか」
「ね、ねえ」
「なんだよ」
「ちょっとチューして」
「番組中だぞ」
「我慢が」
「そこを我慢してこそ、なんとかセックスだろ。行ってらっしゃいのチューだけはしてやるから」
「無理無理。もう今日は終わり。ねえ、おっぱいも」
「だー、うるせえな。おっぱいは今日はだめだ。明日まで我慢だ。チューならいくらでもしてやるから」
「うん」
「じゃあ締めるぞ」
「ばいばーい」
「おい!」
「チュー」
「ちょっ、姐さん。こらっ。配信切るまで待てって。おいー」
「待てないー」
概要
お前らいつもご苦労!
『チャンネル登録』、『いいね』まだしてねえ奴、今すぐやれ!
メールもよこせ! ラジオネーム忘れんな!
sveidラジオのメールフォーム
→https://peing.net/ja/sveid_radio