戦女神放送局-Commuting Turns into Despair- 作:矢矧草子
ポン、ポン、ポン、ポーン
カシュッ
ゴクゴクゴクッ
「あ゛ー。sveidラジオ!」
「みんなー、オッハー。パーソナリティーの悠衣でーす」
「通勤お疲れ様です。お仕事頑張りましょう。詩です」
「お前らの通勤に絶望を添える朝から飲酒ラジオ。sveidラジオ! の時間がやってきました」
「ちょっと今日は一本もらうわね」
「珍しいな。私も」
「はい」
「サンキュー。で、なんだよ」
「飲み会よ」
「昨日も言ってたな。ってか、帰ってきてからずっと言ってるよな」
「それくらい憂鬱ってこと。じゃ、今日のメールね。前にホトトギスのメールくれた自称高校生ね。バラバラのバランさん。勉強のコツを教えてください。あとおすすめの参考書を教えてください」
「こんなメール答えて楽しいか?」
「求められてる以上は答えましょうかね。NGなしなんだもんね。えっと、勉強のコツなんてものは知らないけど、繰り返してればそのうち何とかなるわ」
「適当だなー」
「勉強してたからわかるのよ。勉強方法を聞いてくるってことはそこまで上位の大学を狙ってないんでしょうけど。そんなレベルなら理解できなくてもいいから問題のパターンと解法を、あー解き方をとにかく頭に叩き込む。手が自然と動くまで繰り返す。単純に学校の問題集10週くらいやったら? 悩むのはそれからよ」
「姐さんはどれくらいやったんだよ」
「数えたことないから分かんないけど、たぶん15週くらいはしてるわ。文字通り問題集が擦り切れたわ。あと、おすすめの参考書なんてあんまりないわ。学校指定のやつを死ぬほどやれば十分よ。でも1冊だけ。西きょうじって人の『ポレポレ』って問題集は買ってもいいと思うわ。黄色くて薄い奴だから探せばすぐ見つかると思うし」
「はあ」
「これ30週くらいやっとけば英語は大体何とかなると思うわ」
「姐さんの勉強講座でした」
「まじめな話はありがたいけど、答えにくいわね。空気感が」
「姐さんってどれくらい勉強できたんだ?」
「それもまたずいぶんと答えにくいけど。偏差値でいうと65オーバーくらいかしら。英語はセンターで7割ちょうどくらい。数学はセンター偏差値80くらいあったかしら」
「へんさちってなんだよ」
「ん-、平均的な人よりどれくらい離れてるかみたいな指標ね。50が真ん中で、数字が大きいほど賢い側よ」
「で、どれくらいすごいんだよ」
「さあ。同世代でいえば上位0.1%くらいかしらね。受験者が大体50万人くらいだと思うから、そのうちの上位500人くらいね」
「なんかよくわからんな」
「ま、そういうことよ。次行きましょ」
「ビッグマックビッグ抜き。パチンコ実践動画待ってます」
「需要があるのね。ま、やらないから安心して残念がっててちょうだい。期待するだけ無駄よ」
「あとは、特にメールの指定されてねえけど」
「コメントないの」
「読んだことなかったな、見てみるか」
「えっと。あー、尊いですって。あの、言語って時代によって進化するものだからいいけどね。もともとの意味は、高貴だとか身分が高いとかそういうことよ?」
「いいんじゃね、喜んでるなら」
「なか最近、女性2人を見るとすぐに百合カップリングを思い浮かべて「尊い」とかいうやつがいるからムカつくのよね」
「でも私らはセックスしてるんだしいいじゃねえか」
「それはそうなんだけど。あ、違うわね」
「なにが」
「私が火つけてあげてたのが、尊いんですって。タバコ吸ってる人間のどこが尊いのよ」
「あー、姐さんイライラしてんな」
「イライラというか、よくわからないものに直面してるせいで混乱してるのよ。いいわ、締めましょ」
「よろしく」
「えー先週、相川七瀬さんの『恋心』のカバーを投稿したわ。『Girls in Wonderland』と『magicaride』も併せてぜひ聞いてね」
「聞いてから死ね」
「それ、聞いたら死んじゃうんじゃない? 大丈夫?」
「そんな柔な奴はこんなところにいない」
「えっと、死なないでね。責任感じちゃうわ」
「その一言のほうがキツイよな」
「そうかしら。あと、メールフォームあるので、メールください」
「NGなしだ。何でも来い」
「チャンネル登録といいねもよろしく」
「今すぐしろ」
「今日は
「なんか本書いてたな」
「代表作は、『坊ちゃん』とか『吾輩は猫である』とかね。で、今日は猫の一句よ。恋猫の
「じゃあなー」
「行ってくるわね」
概要
お前らいつもご苦労!
『チャンネル登録』、『いいね』まだしてねえ奴、今すぐやれ!
メールもよこせ! ラジオネーム忘れんな!
sveidラジオのメールフォーム
→https://peing.net/ja/sveid_radio