戦女神放送局-Commuting Turns into Despair- 作:矢矧草子
ポン、ポン、ポン、ポーン
カシュッ
ゴクゴクゴクッ
「あ゛ー。sveidラジオ!」
「お前ら、元気か。悠衣だ」
「通勤お疲れ様です。お仕事頑張りましょう。パーソナリティーの詩です」
「お前らの通勤に絶望を添える朝から飲酒ラジオ。sveidラジオ! の時間だ」
「台本がちょっと変わったわね」
「最初の挨拶が固すぎてたって言ってたな」
「アンタらしくないもんね」
「なんか台本あると律儀に読んじまうんだよなー」
「だから台本のほうを直してもらったと」
「ずっと言ってたんだけどな。毎回毎回、忘れてたとか言いやがるから。昨日ラジオ終わりに叩き起こして直させた」
「花純もかわいそうに」
「直さねえ奴が悪い。あと今日は猫の日だ」
「2月22日でにゃんにゃんにゃんね」
「昔姐さんに猫のコスプレさせたことあったな」
「嫌な記憶だったわね」
「今年もやるか?」
「明日も仕事なのよ」
「だから何だよ。仕事とプライベートは別だろ」
「翌日仕事があるのに、心の底からはしゃげないわ」
「そんな理由なら知らん。今夜楽しみにしとけよ」
「憂鬱だわ」
「じゃ、ヒレカツ。好きな焼き鳥は何ですか。この世で一番つまらん疑問だな」
「いいじゃない、興味持ってもらってる分だけ」
「こういうことを答えるためにラジオやってんじゃねえんだよ。ってかヒレカツ。ネタ切れか?」
「この人の場合、ツイッターに呟くようなことしか送ってきてないし、前からこんなもんじゃなかったかしら」
「まあいい。私は何でも好きだ。以上」
「私はネギマね。ネギおいしいわよね」
「ん? 焼き鳥がうまいんだろ?」
「ええ。ネギがおいしいからネギマがおいしいわ」
「んん? んん?」
「焼き鳥食べてても、たまにワンポイントほしくなるしね。飽きちゃうしもたれちゃうから」
「姐さんも年には勝てんってか」
「言うほど年じゃないわよ。でも、ねー」
「そろそろおばさんに入るんだから無理すんなって。次。ビッグマックビッグ抜き。立って吸う派? 座って吸う派?」
「座りたくなるわよね。でも座るとさすがに見た目がね」
「別に座ろうと思ったこともないけどな」
「椅子があるタイプの喫煙所は?」
「座んねえな」
「なんでよ」
「座ろうと思ってないからな」
「年かしら」
「さっき否定したはずのことがすぐ返ってきたな」
「でも立ってたほうが健康にはいいのよね。意識して立つようにはしてるわ」
「意識してる時点で、おばさんだろ。次。夜までバナナ。下の毛ってどうですか、どうしてますか」
「あんたマメに手入れしてるわよね」
「そりゃ女の子と遊ぶならなー。ボサボサだとすぐ嫌な顔されちまうぞ」
「その忠告は別に要らないんだけど」
「あと相手もつるつるだと嬉しいな。邪魔だろあんなの」
「一応体毛ってのは、デリケートな部分を守るために生えてるらしいけどね」
「セックスの時邪魔だって。引っかかったりしたら痛いだろ」
「そうだけどさ」
「姐さんは、毛が無い奴と有る奴どっちがいいんだよ」
「ん-。実はどっちでもいいかしら」
「ボサボサな奴とセックスしたことあんのかよ」
「今までの彼はみんなそうだったわね。男の人ってあんまり手入れしないイメージだけど」
「男でも剃ってるやつは剃ってるぞ」
「女の子はあんた以外知らないけど。あー、でも、女の子とエッチするなら整えててほしいかも」
「その点、姐さんは薄いからあんま手入れいらねえもんな」
「してないわけじゃないけどね」
「じゃ、締めるぞ」
「先週、相川七瀬さんの『恋心』のカバーを投稿したわ。先月カバーした『Girls in Wonderland』と『magicaride』も併せてぜひ聞いてね」
「絶対聞け」
「メールフォームあります。メールください」
「NGなしだ。何でも来い」
「チャンネル登録といいねもよろしく」
「今すぐしろ」
「今日は
「じゃあなー」
「行ってきます」
概要
お前らいつもご苦労!
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