戦女神放送局-Commuting Turns into Despair- 作:矢矧草子
ポン、ポン、ポン、ポーン
カシュッ
ゴクゴクゴクッ
「あ゛ー。sveidラジオ!」
「お前ら、元気か。悠衣だ」
「通勤お疲れ様です。お仕事頑張りましょう。パーソナリティーの詩です」
「お前らの通勤に絶望を添える朝から飲酒ラジオ。sveidラジオ! の時間だ」
「次の日曜日は収録日ね。怖いわ」
「怖いってなんだよ。また練習できてないのかよ」
「あんたと違って時間がないのよ」
「私だって時間が無限にあるわけじゃないぞ。遊びに行ったりしてんだから」
「女の子と?」
「女も男もだけど。嫉妬か?」
「そうよ。私はいつも夜遅くまで仕事してるのに、のうのうと平日にあんたとエッチしてる女の子にイライラしてるわよ」
「抱いてやるって言ってんのに拒否るからー。ってか昨日セックスしたし、いいじゃねえか」
「あれは。その。恥ずかしかっただけだから」
「あの写真、載せてもいいか?」
「は? ネットに? 無理よ。無理無理」
「顔隠すから」
「あんなのネットの海に流したらそれこそ死ぬわ」
「顔隠すのにか?」
「ネットっていうのは凶悪なのよ。どこでどういう形でおもちゃにされるかわかんないんだから」
「そんなもんかよ」
「もっとネットリテラシーを勉強しときなさい」
「ん-。メールだ。夜までバナナ。何カップですか」
「これいつも思うんだけどね。カップを聞いてどうしたいの」
「ん? 興奮するんだろ」
「そういうことじゃなくてね。いい、その辺の男たち? 太ってる人と痩せてる人では同じカップでも膨らみは違ってくるわよ」
「あー、そういう」
「本当にあんたたちが欲しいのは、アンダーとカップなのよ。カップだけ聞いても意味がないわ」
「本当に欲しいのは彼女だろ」
「ちなみに私はその辺の情報NGだから」
「おいおい。そこまで言っといてそれはあんまりだろー」
「さっきも言ったばっかじゃない。ネットに個人情報を流すときは気をつけなさいって」
「おっぱいのサイズくらいいいじゃねえか、減るもんじゃねえんだし」
「そう言うならあんたが言ってあげればいいじゃない」
「私か? アンダー68のAだ」
「言っちゃうのね」
「ちなみに花純からコメントが来てる。えー、あいつはDカップだ。アンダーは知らん」
「小柄だし痩せてるし、だいぶ目立つわよね」
「で、朱音がアンダー67のEだ」
「それ朱音が書いてるの?」
「知らん。花純に勝手に書かれたんだろ、どうせ。さ、あとは姐さんだ」
「ちょっと待ってよ」
「大丈夫だって。小さいのはみんな知ってるから」
「そういう意味で嫌がってるんじゃないんだけど」
「私の口から言っちまうぞー」
「AAよ」
「あれ、小さくなった」
「前はAあったんだけどね。ちょっとダイエットしたらすぐにおっぱいが
「小さくても元気出せって」
「朱音の勝ち誇った顔が目に浮かぶようだわ」
「あいつおっぱいしか取り柄ないからなー」
「なんか腹立つわね。締めましょうか」
「よっしゃ、じゃあ朱音のおっぱい揉むか」
「そうしましょ。えっと、相川七瀬さんの『恋心』のカバーを投稿したわ。先月カバーした『Girls in Wonderland』と『magicaride』も併せてぜひ聞いてね」
「絶対聞け」
「次の日曜日に4つ目のカバーも出します。要チェック」
「スマホに張り付いとけ」
「メールフォームあります。メールください」
「NGなしだ。何でも来い」
「チャンネル登録といいねもよろしく」
「今すぐしろ」
「今日は
「じゃあなー」
「今日祝日なんだけど。行ってきます」
概要
お前らいつもご苦労!
『チャンネル登録』、『いいね』まだしてねえ奴、今すぐやれ!
メールもよこせ! ラジオネーム忘れんな!
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