戦女神放送局-Commuting Turns into Despair- 作:矢矧草子
ポン、ポン、ポン、ポーン
カシュッ
ゴクゴクゴクッ
「あ゛ー。sveidラジオ!」
「お前ら、元気か。悠衣だ」
「通勤お疲れ様です。お仕事頑張りましょう。パーソナリティーの詩です」
「お前らの通勤に絶望を添える朝から飲酒ラジオ。sveidラジオ! の時間だ」
「そわそわしちゃうわね」
「仕事か」
「朱音の件よ」
「なんで姐さんがそわそわするんだよ」
「どう転んだとき、どう反応したらいいかなと」
「考えても無駄だからいいじゃねえか。それよりも昨日動画を投稿したぞ」
「THE BACK HORNの『コバルトブルー』ね。あれもPVがかっこいいのよね」
「あれは結構ロックだったな」
「見たことない人はぜひ見てね。オフィシャルで見れるわ」
「私らもあんなPV作ってみてえな」
「海岸で波に揉まれながら、転げまわりながら、ぐしゃぐしゃになりながら演奏するの気持ちいいでしょうね。ま、まずはオリジナル曲作んないとね」
「私に曲が降りてくるまで待っとけ」
「いつになるんでしょうね。今回の映像も花純が暴れてるから、そこもぜひお楽しみに」
「じゃ、メール。夜までバナナ。消火栓のランプカバーって限りなくBに近いAらしいですよ」
「それ昔、トリビアの泉って番組でやってたわね」
「そういうことじゃなくて、姐さんの胸は消火栓より小さいってことじゃね」
「わざわざ腹立つ人ね」
「こいつな」
「あんたもよ」
「私はAだから同等かもしれねえし」
「いや、あんたにも腹立つってこと」
「なんでだよ」
「わざわざ指摘するからよ」
「でも事実だろ」
「なぜ気にしてないことを、わざわざ掘り返して気にさせようとするのかしらね」
「そうやって意地になるあたり結局気にしてんだろ」
「あー言えばこー言うわね」
「次。ヒレカツ。靴下が嫌いです」
「気持ちは分からなくもないけど。靴履くときは履いときなさいよ」
「私はいつも裸足だかんなー」
「家の中は別にいいわよ。でも足先は冷えやすいから、冷え性な人は履いたほうがいいわよ」
「姐さんはなんで家の中でも履いてんの」
「汗かくから。そのままにしてたら家の中汚れるじゃない」
「掃除すりゃいいじゃん」
「その掃除するから汚してもいい理論だと、あー。あんたは自分で掃除しないもんね」
「そうだな」
「使う時からキレイにしようとしとけば、掃除が楽になるじゃないっていう理論なのよ。こっちは」
「そっかー。ま、がんばれ。次。窓ふき大臣。好きな、なんだこれ」
「何々。好きな
「だれだよ」
「山口誓子はね、伊勢のおかげ横丁に、記念館があるから。伊勢参りの際はぜひ寄ってみてね。私の句帳はそこで買ったわ。句集も初めて買っちゃったし」
「終わっていいか?」
「山口誓子の句碑は結構いろんなところにあるけど、二見の夫婦岩のところにもあるわ。その近くの
「あー、うるさい。終わるぞ!」
「はいはい。えっと、昨日THE BACK HORNさんの『コバルトブルー』を投稿したわ。前に投降した『恋心』、『Girls in Wonderland』、『magicaride』も併せてぜひ聞いてね」
「絶対聞け」
「画面下の動画説明欄にメールフォームあります。メールください」
「NGなしだ。何でも来い」
「チャンネル登録といいねもよろしく」
「今すぐしろ」
「今日は先週悩んだもう一個の俳句。
「じゃあなー」
「行ってきます」
概要
お前らいつもご苦労!
『チャンネル登録』、『いいね』まだしてねえ奴、今すぐやれ!
メールもよこせ! ラジオネーム忘れんな!
あと、喫煙者は煙草の銘柄も書いとけ!
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