戦女神放送局-Commuting Turns into Despair-   作:矢矧草子

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2月28日

ポン、ポン、ポン、ポーン

カシュッ

ゴクゴクゴクッ

 

「あ゛ー。sveid(スヴェイズ)ラジオ!」

 

「お前ら、元気か。悠衣(ゆい)だ」|

「通勤お疲れ様です。お仕事頑張りましょう。パーソナリティーの(うた)です」

「お前らの通勤に絶望を添える朝から飲酒ラジオ。sveidラジオ! の時間だ」

「今日はゲストが来る予定だったんだけど」

「朱音は昨日頑張りすぎて、朝は起きれんらしい」

「仕事が楽しかったっていうのは良いことなんだけど。なんだかねえ」

「いいじゃねえか。楽しくて金も稼げてセックスもできて。良いこと尽くめじゃねえか」

「今は何を言っても無駄だと思うからいいけど」

「含みがあるな」

「どんなお客さんに当たるかわかんないんだから」

「夜までバナナ。双頭ディルドってどうなんですか」

「どうなんですか」

「使ったことないから知らん。次」

「ちょっと。なんかこうもっと、今度使ってレビューするとかないの?」

「じゃあ姐さんやってみるか?」

「次行きましょ」

「夜までバナナ。バイブを入れて一日過ごすってどうなんですか」

「どうなんですか」

「やったことないから知らんが」

「が?」

「今度姐さんで試してみるからレビューまっとけ」

「ちょっと!」

「次」

「待ちなさい!」

「なんだよー。ちゃんと答えただろー」

「なんで私がやるのよ。あんたがやりなさいよ」

「ちゃんと答えろっていたのは姐さんだろー。じゃあその責任を取ってだなー」

「そういうことじゃ」

「あ、バイブは無理だろうから、ローターな。遠隔でスイッチ押せるタイプと、スイッチ入れっぱなしとどっちがいいかな」

「街中で急にスイッチ入れられたらリアクション爆発するわよ?」

「じゃ、遠隔か。買っとくぞ」

「なんでそうなるのよ」

「乗り気だから?」

「そういうことじゃなくて!」

「うるせえなー。次つぎー。ヒレカツ。パックリ割れた。何が」

「指とかじゃない? ほらたしか、唇めくるのも彼じゃなかった?」

「そうだったか?」

「乾燥しやすいのね。大変ね。私も先週、この親指と人差し指の間のさ、水かきのところ割れちゃって」

「なんか言ってたな」

「全然痛くなかったんだけど、自分の近くが赤くなってるから。やば、血出たと思って。最初鼻血かと思ったわ」

「姐さんたまに急に出すからなー」

「で、鼻押さえたら、いや手から血出てんのかーいって」

「おお」

「周りに人が居るのに、思わずセルフ突っ込みしてたわ」

「姐さんもそういうことができるんだな」

「セルフ突っ込みしてるときは、だいたい本当にしょうもないミスしたときよ」

「天然か?」

「ちょっと不注意なだけよ」

「まえもドアに頭ぶつけてたよな」

「あれは、ドアを(ひら)いて足を踏み出して、で、こう体を入れるわけだけど。足が思ったより早く出ちゃって、ドアに引っかかって、開ききってないドアに突撃しただけよ」

「それを天然っていうのじゃねえのか」

「空間把握能力が弱いだけよ」

(かたく)なだな」

()めましょっか」

「よろしく」

「まずは一昨日、THE BACK HORNさんの『コバルトブルー』を投稿したわ。前に投降した『恋心』、『Girls in Wonderland』、『magicaride』も(あわ)せてぜひ聞いてね」

「絶対聞け」

「画面下の動画説明欄にメールフォームあります。メールください」

「NGなしだ。何でも来い」

「チャンネル登録といいねもよろしく」

「今すぐしろ」

「今日は飯田(いいだ)龍太(りゅうた)の1句。竹林の月の奥より二月来る。竹林の月の奥より二月来る」

「じゃあなー」

「行ってきます」

 




概要
お前らいつもご苦労!
『チャンネル登録』、『いいね』まだしてねえ奴、今すぐやれ!

メールもよこせ! ラジオネーム忘れんな!
あと、喫煙者は煙草の銘柄も書いとけ!
sveidラジオのメールフォーム
https://peing.net/ja/sveid_radio
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