戦女神放送局-Commuting Turns into Despair- 作:矢矧草子
ポン、ポン、ポン、ポーン
カシュッ
ゴクゴクゴクッ
「あ゛ー。
「お前ら、元気かー。
「通勤お疲れ様です。お仕事頑張りましょう。パーソナリティーの
「お前らの通勤に絶望を添える朝から飲酒ラジオ。sveidラジオ! の時間だ」
「最初のメールよ。初投稿。一ヵ月
「は?」
「そういう医者が昔居たのよ。いいわ。ありがと。姐さんに血を抜かれたい。なんなら失敗されたい」
「よかったじゃん」
「イヤよ、キモイわね」
「もしかして、姐さんの最初のファンじゃね?」
「最初の頃はこういうキモいのに粘着されるのね。我慢するしかないかしら」
「我慢じゃなくて喜べよ」
「どう解釈したら喜べるのかしら」
「箱推しじゃなくて、個人にファンがついたんだぞ。私らもそういう時期になってきたってこったろ」
「まあ、そうなんだけど」
「よし、サントーリ? お前は今日から姐さんの舎弟第1号だ」
「ファンですらないのね。あと、一ヵ月
「姐さんのファンはそういう設定でいこう」
「ファンをファミリーって呼んだりするあれね」
「そういうこった」
「嬉しいのか悲しいのか。次よ。しろまるさん。リベンジね」
「リベンジ?」
「昨日、変なメール送ってきた人よ。えっとー。広辞苑は第何版が好きですか?」
「姐さん、広辞苑持ってなかったっけ?」
「第6版ね。昔クリスマスにネダったわ」
「じゃあ、6版が好きと」
「こういう方向で来るのね。わかったわ」
「なんだよ」
「もし意識的にふざけてるなら、ハードル高くなってるから。気を付けてね」
「何の話だよ」
「アンタは気にしなくていいわ」
「よし。次。ヒレカツ。カツ丼の卵が食べたいなら、親子丼を食べればいい」
「とても分かるわ。親子丼おいしいのよねー」
「意味わからん。カツ嫌いなのか?」
「モタレるのよ」
「歳か」
「体力の問題よ」
「強情だな」
「事実だから」
「次。夜までバナナ。巨乳セーターのお姉さんが喫煙所にいました。いいな、それ」
「見ちゃうわよね」
「セーターってのがポイントだよな」
「そうね。巨乳なのにセーター着てパツパツにしてる人は見せつけてるだけよ。たくさん見てあげなさい」
「私なんか話しかけちゃうぜ」
「何話すのよ」
「触ってもいいですかって」
「やば」
「50%くらいで揉める。おすすめだぜ」
「女だからじゃない?」
「ラジオ聞いてるお前らも聞いてみな。いけるかも」
「やめときなさい。刑事事件になる前に。アンタも責任取れないでしょ」
「なんで私が責任とるんだよ。いい大人が自分でやったことくらい自分で責任もて」
「ごもっともで」
「よし、終われ!」
「どういう命令よ。まったく。えっと。THE BACK HORNさんの『コバルトブルー』を投稿してます。『恋心』、『Girls in Wonderland』、『magicaride』も
「絶対聞け」
「3日後には新しいカバー曲を投稿します。今月は朱音が選ぶアイドル曲よ」
「待っとけ!」
「画面下の動画説明欄にメールフォームあります。メールください」
「NGなしだ。何でも来い」
「チャンネル登録といいねもよろしく」
「今すぐしろ」
「今日は
「じゃあなー」
「行ってきます」
概要
お前らいつもご苦労!
『チャンネル登録』、『いいね』まだしてねえ奴、今すぐやれ!
メールもよこせ! ラジオネーム忘れんな!
あと、喫煙者は煙草の銘柄も書いとけ!
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