戦女神放送局-Commuting Turns into Despair- 作:矢矧草子
ポン、ポン、ポン、ポーン
カシュッ
ゴクゴクゴクッ
「あ゛ー。
「お前ら、元気かー。
「通勤お疲れ様です。お仕事頑張りましょう。パーソナリティーの
「お前らの通勤に絶望を添える朝から飲酒ラジオ。sveidラジオ! の時間だ」
「一週間で一番楽しい金曜日」
「働いてからな」
「ツライ」
「仕事辞めればいいのに」
「もう一人大黒柱ができたものね」
「続けてるってのが予想外だよな」
「稼ぎがなかなかいいのもうれしい誤算ね」
「私がテクを仕込んでんだ。売れるに決まってんだろ」
「それもまた、あれね」
「じゃ最初のメールだ。ヒレカツ。タバコといえばシャボン玉」
「面白い話ね」
「なんか分かるのか」
「私もそうだったんだけど、小さいころに庭でシャボン玉を家族で遊んでたのね」
「いい光景だな」
「それで父親が、煙草を吸ってからシャボン玉を作るのよ。するとね、真っ白なシャボン玉ができるわけ」
「面白れえな」
「今思えばとんでもないんだけど、ほっこり話の一つよね」
「嫌煙ブームだからな」
「次。舎弟1号」
「え、名前変えたの?」
「らしいぞ。一ヵ月
「ぜひやめて頂戴」
「姐さんのシケモク集めたいです。シケモクってなんだよ」
「たばこの吸い殻よ。普通最後まで吸い切らないからちょっと残ってるのよ。で、水につけて火を消すから湿気るのよ」
「キモいな」
「集めてどうするつもりか知らないけど。吸うの?」
「集めたなら吸うんだろ。よかったな、環境にやさしいぞ」
「タバコの葉は自然物だから環境に悪くはないのよ。問題なのはフィルターよ」
「それも何とかしてくれるだろ」
「ならいいけど。って。そういうことじゃないわ」
「よし。舎弟にはシケモクを送ってやる。住所を
「やめなさい。送らないから」
「たばこ代が浮くのによー」
「それはこの人のでしょ。私はキモいだけよ。次行くわよ。夜までバナナさん。おっぱい見られてるって分かる?」
「知らん。姐さんに聞いてもわからん」
「それはどういう意味かしら」
「見られる胸してねえだろ」
「うっさいわね」
「じゃ、花純からのコメント読んでくれ」
「ホント、いい性格してるわよねあの子。えっと。2人じゃ答えられないだろうからコメントしておきます。めっちゃバレてます。隠しても無駄なので堂々と見てください。その方がキモくないです」
「だそうだ、
「何を
「真っ
「ゆうきゆうって人が監修してる、『マンガで分かる心療内科』であった話なんだけどね。おっぱいを見られてる事象の内、そのことに気づいた事象だけを取り上げて、「今おっぱい見られた」って勘違いしてるから。女性の言う「おっぱい見られてることは分かってる」は大体間違いよ」
「ん?」
「ベン図で表すとこういうこと。おっぱい見られてる全部の事象が100回あるとして、それに気づいたのはこの中央の25回だけ。で、女性はこの25回が全部だと思ってるから、100%ばれてるって言い張るのよ」
「はー」
「あとは、見られてること自体をほんとに嫌悪してる人もいれば、私は男性の目をくぎ付けにするボディーなのよって自慢する人もいるわ。人間いろいろなのよ」
「姐さんは自慢しても嘘ってすぐバレるな」
「私だって一応、ちょっとくらいは見られることもあるのよ」
「あいつ、女のくせにマジで胸ねえじゃん! って見られ方だろ」
「終わるわよ?」
「なんでキレてんだよ。終われよ」
「あんたら覚えてなさいよ? まず、THE BACK HORNさんの『コバルトブルー』を投稿してます。相川七瀬さんの『恋心』、けいおんの『Girls in Wonderland』、fripSideさんの『magicaride』も
「絶対聞け」
「明後日には新しいカバー曲を投稿します。今月は朱音が選ぶアイドル曲よ」
「待っとけ!」
「画面下の動画説明欄にメールフォームあります。メールください」
「NGなしだ。何でも来い」
「チャンネル登録といいねもよろしく」
「今すぐしろ」
「今日は
「じゃあなー」
「行ってきます」
概要
お前らいつもご苦労!
『チャンネル登録』、『いいね』まだしてねえ奴、今すぐやれ!
メールもよこせ! ラジオネーム忘れんな!
あと、喫煙者は煙草の銘柄も書いとけ!
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