戦女神放送局-Commuting Turns into Despair- 作:矢矧草子
ポン、ポン、ポン、ポーン
カシュッ
ゴクゴクゴクッ
「あ゛ー。
「お前ら、元気かー。
「通勤お疲れ様です。お仕事頑張りましょう。パーソナリティーの
「お前らの通勤を絶望に変える飲酒ラジオ。sveidラジオ! の時間だ」
「今日の最初のメール。セッタのヒレカツ奉行さん。セッタなのね。ありがと」
「私と同じだ」
「いつも喫煙所にいる虫」
「なんだこれは」
「知らないけど。いつも同じとこにいる虫が気になったんでしょ」
「どんな虫だよ」
「そうねー。せめてもうちょっと書いてほしかったけど、これはこれで想像力がはたらいていいんじゃないかしら」
「何を想像したんだよ」
「蛾かしら」
「おお。私はもっとキモイ名前のわかんねえ奴だ」
「キモイってどうキモイのよ」
「なんか触角が生えてて」
「虫は基本生えてるわよ」
「足が長くて」
「まあ、それは種類によるわね」
「そんな奴」
「何もわかんないわね」
「というか、どうでもいい。次だ。ピースの夜までバナナ。喫煙所にガラケーでワンセグ見てるおじさんがいました」
「なんでワンセグ見れなくなっちゃのかしらね。結構便利だったんだけど」
「ワンセグってなんだ」
「あらま。えっと、簡単に言うとテレビよ」
「ガラケーはテレビ見れたんか」
「今も限られた種類のスマホで見れるらしいけどね。iPhoneユーザーは基本的に無理よね」
「別にテレビ見てえことないからな」
「私だっていつも見たいわけじゃないんだけど。たまにふと、見れたら便利だなって」
「はあ」
「ちょうど微妙に時間つぶしたいときとかあるじゃない」
「インスタ見てれば時間消えるだろ」
「あー、そういうのあんまり見ないのよねー」
「エロい女がたくさんいるぞ」
「まあ、それはちょっと興味がわくけど」
「じゃ、次。ウィンストンの舎弟1号。姐さんと同じ匂いを感じるために煙草始めました」
「マジでやめなさい! それはちょっと、影響力が高すぎて困るわ」
「いいじゃねえか。吸うのは勝手だろ」
「あのね、もし何かあっても責任取れないからね。私、吸えなんて言ってないからね」
「ビビりすぎだってー。どうせ種類変えただけだって。こんなので吸い始めるとか、マジのストーカーレベルだって」
「だといいんだけど」
「ま、無理は禁物だぜー」
「そうよ。ほんとに体に合わないとかあるんだから。もしほんとに吸い始めたなら、こればっかりはやめることを本気でお勧めするわ」
「姐さん、顔
「私は結構マジで怖がってるわ」
「よーし、やめやめ。終わるぞー」
「今日が終われば週末よ。楽しんでいきましょ」
「言い聞かせてんな」
「こうでもしないと怖いのよ。えっと、この前の日曜日に、
「絶対聞け」
「画面下の動画説明欄にメールフォームあります。メールください」
「NGなしだ。何でも来い」
「チャンネル登録といいねもよろしく」
「今すぐしろ」
「今日は
「じゃあなー」
「行ってきます」
概要
お前らいつもご苦労!
『チャンネル登録』、『いいね』まだしてねえ奴、今すぐやれ!
メールもよこせ! ラジオネーム忘れんな!
あと、喫煙者は煙草の銘柄も書いとけ!
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