戦女神放送局-Commuting Turns into Despair- 作:矢矧草子
ポン、ポン、ポン、ポーン
カシュッ
ゴクゴクゴクッ
「あ゛ー。
「お前ら、元気かー。
「通勤お疲れ様です。お仕事頑張りましょう。パーソナリティーの
「お前らの通勤を絶望に変える飲酒ラジオ。sveidラジオ! の時間だ」
「最初のメール。メビウスのしろまるさん。エディアカラ生物群とバージェス生物群、どっちが好き?」
「はあ?」
「今回はちょっとちゃんと練れてて偉いわ。及第点」
「いちゃいちゃしてんな」
「向こうが絡んでくるから」
「次行っていいか?」
「一応答えるわ。といっても私も全然知らないんだけど。ハルケギニア? くらいかしら」
「なんだそれは」
「なんかトゲトゲが生えてるんだけど。化石発見以来ずっと、上下左右を逆だと思われてたかわいそうな動物ね」
「ありえねえだろ」
「そのありえねえが起きてるから話題になってるのよ。みんなもぜひ調べてみてね。名前はたぶんあってると思うわ」
「次ー。ウィンストンの舎弟1号。暗証番号は0119です。姐さんの誕生日です」
「あっそ。次」
「つめてー」
「バラバラのバランさん。徳川将軍全部言えますか? これねー、名前覚えるのもいいけど、実績も一緒に覚えてね?」
「で、覚えてんのかよ」
「一応たぶん言えるはずよ。あのー、漫才師で三拍子ってコンビがいてね。キューティーハニーの替え歌で将軍覚えてるのよ」
「そうかい」
「YouTubeでぜひ調べてみてね。やっぱ歌って偉大よ。私も国試の時はいくつか替え歌で乗り切ったもん。腸内細菌とか、消毒法とか」
「次行っていいかー」
「徳川将軍まだ言ってないわよ」
「覚えてるか聞いてるだけだろ、こいつ」
「言えないと証明にならないじゃない」
「言いたいだけだろ」
「こういう時に秀才アピしとかないと、飽きられちゃうから」
「じゃ、どうぞ」
「
「以上、台本の丸読みでした」
「書いてないでしょ! ちょっとー!」
「うるせえなー、次だ次。ヒレカツ。赤いものといえば」
「赤ねー。マクドかしら」
「姐さんの下着だろ」
「あー。そういうボケのメールね」
「せっかくのボケ、潰すなよ」
「私の
「中途半端な上乗せすんな」
「赤って食欲増進するわよね」
「流すな」
「だってこれ以上掘っても仕方ないじゃない。ほら、逆に青とかって食欲減退色って言うじゃない」
「そうか」
「赤とか茶色とかって、美味しそうに見えるから。飲食系の看板は赤が多いでしょうね」
「火のイメージか」
「そういう意味もあるのかしらね」
「私らのイメージカラーってなんだ?」
「特に決めてないけど。好きな色でいいんじゃないかしら?」
「姐さんは赤だな」
「あんたは何色なのよ」
「私は緑だな」
「昔薄い緑の服よく着てたもんね」
「ライムグリーンだな」
「あの2人は」
「イメージは、朱音は黄色で、花純は青だな」
「後で聞いときましょうか」
「明日発表だ」
「今日はそろそろにしようかしら」
「姐さんニヤニヤしてんな」
「今日は有休だから。みんなは仕事頑張ってねー」
「このあと仙台に行ってくるぞ」
「この辺の詳細もまた明日ね」
「じゃ、終わらせるか」
「先週の日曜日に、
「絶対聞け」
「画面下の動画説明欄にメールフォームあります。メールください」
「NGなしだ。何でも来い」
「チャンネル登録といいねもよろしく」
「今すぐしろ」
「今日は
「じゃあなー」
「ばいばーい」
概要
お前らいつもご苦労!
『チャンネル登録』、『いいね』まだしてねえ奴、今すぐやれ!
メールもよこせ! ラジオネーム忘れんな!
あと、喫煙者は煙草の銘柄も書いとけ!
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