戦女神放送局-Commuting Turns into Despair- 作:矢矧草子
ポン、ポン、ポン、ポーン
カシュッ
ゴクゴクゴクッ
「あ゛ー。
「お前ら、元気かー。
「通勤お疲れ様です。お仕事頑張りましょう。パーソナリティーの
「お前らの通勤を絶望に変える飲酒ラジオ。sveidラジオ! の時間だ」
「砕け散るわさびさん。ホルモンのライブ行ったなら、ホルモンの曲をカバーしてみてください」
「姐さん次第だな」
「私の喉次第ね。やってみたくはあるけどね」
「やるなら何がいい」
「チューチューラブリームニムニムラムラとかね。大手を振ってセックスとか言えるのいいんじゃないかしら」
「私らっぽいな」
「というか結構ボーカルのパート分け多いし、デスボやるの私じゃないんじゃない?」
「は?」
「ナヲのパートと、ダイスケはんのパートと別れてるし。ドラムやるなら私もナヲのパートじゃない?」
「じゃー、誰がやんだよ」
「そりゃ、ホルモンにキーボードいないんだから」
「朱音か」
「交渉よろしく」
「すまん。厳しいかもしれん」
「私は楽しみだけどねー」
「次だ。舎弟。姐さんの髪結びたい」
「嫌よ。人に触れられたくないわ」
「だからこそ触りてえんだろ。あ、私は触ってっけどなー」
「あんたはいいのよ。気持ちいいから」
「お前らざまあみろ」
「エッチしてる時はむしろ触ってほしいのよね、私」
「舎弟もセックスしたら触れるかもな」
「いったいどれだけハードルを越えなきゃいけないかしらね」
「どうすんだよ、イケメンだったら」
「私はもう顔で判断するのはやめたの。カスが多いから」
「でも私はいい顔してんだろ?」
「あんたも例外なくカスよ」
「でも私とセックスしてんじゃん」
「だからよくないのよね。カスは総じてエッチ上手なのよね。流されちゃうのよ」
「姐さんも、そういう意味ではカスだよな」
「自覚はあるわ」
「次。もう一個舎弟。姐さんの使ったマスクほしい」
「しょっちゅう変えてるから数はあるけど。キモイから駄目よ」
「マスクなんて汚ねえだろ」
「こういう人は、自分でマスクを着けて匂いを嗅ぎたいとかそういうやつよ」
「病気うつるだろ」
「むしろうつされたいのよ」
「遊べなくなるだろ」
「そこじゃないのよ」
「わからん」
「使い終わったマスクにお酢をかけてから送ってあげましょうか。
「よし、住所を
「次は?」
「舎弟」
「また?」
「どうもこいつのメールがたまってるらしい。から在庫一掃処分だ」
「どうりで今日の台本が薄っぺらいわけね」
「姐さんの靴の中敷きになりたい」
「昔よくあったやつね。サトリ様の椅子になりたいとか」
「は?」
「中敷きは湿度が高いし単純に体重支えなきゃいけないしお勧めしないし。あとキモいから却下よ」
「次。姐さんの髪ゴムを奪いたい」
「困るからやめて頂戴。え、結んでるところから奪うってこと?」
「しらん」
「結構大変よ。たぶん割とちゃんと拘束しないと取れないわよ。暴行罪と、強盗? 窃盗? そのあたりで逮捕案件よ。さよなら」
「刑務所でもメール出せ」
「いきなり禁固刑はないと思うけど。過去の発言があるから要注意人物にはなるわよ」
「次。姐さんの胸ポケットからペン取りたい、返したい」
「ちょっとキモイわね。いままでよりはマイルドだけど」
「よかったな」
「でもあわよくば、おっぱいにペンで触れようとしてるのが透けててキモイわね。ストレートにキモイわ」
「でもおっぱいねえから、あわよくばもないだろ」
「余計にむかつくわね」
「よーし、今日はこの辺にしといてやるか」
「え、まだあるの?」
「半分も越えてない」
「そんなあ」
「じゃあ終われ」
「はあ。えっとー。この前の日曜日に、
「絶対聞け」
「画面下の動画説明欄にメールフォームあります。メールください」
「NGなしだ。何でも来い」
「チャンネル登録といいねもよろしく」
「今すぐしろ」
「今日は
「じゃあなー」
「行ってきます」
概要
お前らいつもご苦労!
『チャンネル登録』、『いいね』まだしてねえ奴、今すぐやれ!
メールもよこせ! ラジオネーム忘れんな!
あと、喫煙者は煙草の銘柄も書いとけ!
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