戦女神放送局-Commuting Turns into Despair- 作:矢矧草子
ポン、ポン、ポン、ポーン
カシュッ
ゴクゴクゴクッ
「あ゛ー。
「お前ら、元気かー。
「通勤お疲れ様です。お仕事頑張りましょう。パーソナリティーの
「お前らの通勤を絶望に変える飲酒ラジオ。sveidラジオ! の時間だ」
「セッタのヒレカツ奉行さん。藤井聡太君に一言」
「誰だ」
「将棋の凄い子よ。あー、失礼かしら。凄い方ね。六冠よ」
「ろっかん?」
「タイトル六個持ってるのよ。凄まじい努力されてると思うから、これからも楽しみにしてるわ」
「次。ピースの夜までバナナ。キスの時の顔は、左派? 右派?」
「右ねー」
「ちげえだろ。上向いてるだろ」
「そうかも?」
「上から押さえつけられんの好きだもんな」
「それで言うと、あんまり覚えてないから分かんないわ」
「撮っといてやるよ」
「いつどこで流出するか分かんないから遠慮するわ。次。バラバラのバランさん。初彼女ができた友達がうざいです」
「お前も彼女作れば良いじゃん」
「できないから困ってるんじゃないの?」
「あのなー。じゃあ努力してんのかよ、彼女のために」
「私に怒っても知らないわよ」
「どうせ何もしてねえくせに、欲しいだのうるせえんだよ。まず努力しやがれ」
「あんたが努力とか言うの似合わないわね」
「努力は最低限必要なんだよ。そのあとは知らんけどな」
「あんた努力してるの?」
「才能で生きてけるなら、とっくに売れてるだろ」
「それもそうかもね。あんたキャラに似合わず努力してんのよね」
「あんま、こういうの出さん方がおもろいけどな。次だ。窓ふき大臣。クラシックは聞きますか?」
「妹がピアノやってたから、家ではよく流れてたわね。エリーゼのためにとか」
「クラシックかは知らんが、ピアノはまあまあ聞くぞ。おもろいからな」
「どこが?」
「ピアノだけで表現するっておもろいだろ」
「まあ、そうなのかもね」
「私んたのカバーなんて何個楽器使ってると思ってんだよ」
「なによ、今日はやけに真面目会ね」
「やべえな。もっとキモいメール寄越せ」
「コメントみてみましょうか?」
「そーだなー。えっとー。おっぱい見せて? 見せても良いが」
「YouTubeだときついわね。すぐにアカウントが消えるわ」
「どこまで見せれるか試すか?」
「どこまでって?」
「乳首はやべえんだろ? でも谷間は見せれんだろ? じゃあ間があるだろ。ギリギリの」
「そうだけど。リスキーじゃない?」
「そうやって弱腰でどーすんだよ。ロックじゃねえなー」
「えっと、アカウントが消えるのはさすがにだから。要相談ね」
「あいつらとか」
「まあ、やる方向になりそうだけどね」
「なら明日楽しみにしとけ!」
「終わるわよ? 先週の日曜日に、
「絶対聞け」
「画面下の動画説明欄にメールフォームあります。メールください」
「NGなしだ。何でも来い」
「チャンネル登録といいねもよろしく」
「今すぐしろ」
「
「じゃあなー」
「行ってきます」
概要
お前らいつもご苦労!
『チャンネル登録』、『いいね』まだしてねえ奴、今すぐやれ!
メールもよこせ! ラジオネーム忘れんな!
あと、喫煙者は煙草の銘柄も書いとけ!
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