戦女神放送局-Commuting Turns into Despair-   作:矢矧草子

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4月4日

ポン、ポン、ポン、ポーン

カシュッ

ゴクゴクゴクッ

 

「あ゛ー。sveid(スヴェイズ)ラジオ!」

 

「お前ら、元気かー。悠衣(ゆい)だ」

「通勤お疲れ様です。お仕事頑張りましょう。パーソナリティーの(うた)です」

「お前らの通勤を絶望に変える飲酒ラジオ。sveidラジオ! の時間だ」

「セッタのヒレカツ奉行さん。藤井聡太君に一言」

「誰だ」

「将棋の凄い子よ。あー、失礼かしら。凄い方ね。六冠よ」

「ろっかん?」

「タイトル六個持ってるのよ。凄まじい努力されてると思うから、これからも楽しみにしてるわ」

「次。ピースの夜までバナナ。キスの時の顔は、左派? 右派?」

「右ねー」

「ちげえだろ。上向いてるだろ」

「そうかも?」

「上から押さえつけられんの好きだもんな」

「それで言うと、あんまり覚えてないから分かんないわ」

「撮っといてやるよ」

「いつどこで流出するか分かんないから遠慮するわ。次。バラバラのバランさん。初彼女ができた友達がうざいです」

「お前も彼女作れば良いじゃん」

「できないから困ってるんじゃないの?」

「あのなー。じゃあ努力してんのかよ、彼女のために」

「私に怒っても知らないわよ」

「どうせ何もしてねえくせに、欲しいだのうるせえんだよ。まず努力しやがれ」

「あんたが努力とか言うの似合わないわね」

「努力は最低限必要なんだよ。そのあとは知らんけどな」

「あんた努力してるの?」

「才能で生きてけるなら、とっくに売れてるだろ」

「それもそうかもね。あんたキャラに似合わず努力してんのよね」

「あんま、こういうの出さん方がおもろいけどな。次だ。窓ふき大臣。クラシックは聞きますか?」

「妹がピアノやってたから、家ではよく流れてたわね。エリーゼのためにとか」

「クラシックかは知らんが、ピアノはまあまあ聞くぞ。おもろいからな」

「どこが?」

「ピアノだけで表現するっておもろいだろ」

「まあ、そうなのかもね」

「私んたのカバーなんて何個楽器使ってると思ってんだよ」

「なによ、今日はやけに真面目会ね」

「やべえな。もっとキモいメール寄越せ」

「コメントみてみましょうか?」

「そーだなー。えっとー。おっぱい見せて? 見せても良いが」

「YouTubeだときついわね。すぐにアカウントが消えるわ」

「どこまで見せれるか試すか?」

「どこまでって?」

「乳首はやべえんだろ? でも谷間は見せれんだろ? じゃあ間があるだろ。ギリギリの」

「そうだけど。リスキーじゃない?」

「そうやって弱腰でどーすんだよ。ロックじゃねえなー」

「えっと、アカウントが消えるのはさすがにだから。要相談ね」

「あいつらとか」

「まあ、やる方向になりそうだけどね」

「なら明日楽しみにしとけ!」

「終わるわよ? 先週の日曜日に、乃木坂(のぎざか)46さんの『失恋お掃除人』のカバーを投稿しました。過去にカバーした5曲も(あわ)せてぜひ聞いてね」

「絶対聞け」

「画面下の動画説明欄にメールフォームあります。メールください」

「NGなしだ。何でも来い」

「チャンネル登録といいねもよろしく」

「今すぐしろ」

前田(まえだ)普羅(ふら)の1句。乗鞍(のりくら)のかなた春星かぎりなし。乗鞍のかなた春星かぎりなし」

「じゃあなー」

「行ってきます」

 




概要
お前らいつもご苦労!
『チャンネル登録』、『いいね』まだしてねえ奴、今すぐやれ!

メールもよこせ! ラジオネーム忘れんな!
あと、喫煙者は煙草の銘柄も書いとけ!
sveidラジオのメールフォーム
https://peing.net/ja/sveid_radio
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