戦女神放送局-Commuting Turns into Despair- 作:矢矧草子
ポン、ポン、ポン、ポーン
カシュッ
ゴクゴクゴクッ
「あ゛ー。
「お前ら、元気かー。
「通勤お疲れ様です。お仕事頑張りましょう。パーソナリティーの
「お前らの通勤を絶望に変える飲酒ラジオ。sveidラジオ! の時間だ」
「で、今日はゲストがいるわ」
「眠い」
「しゃーねーだろー。私と姐さんじゃおっぱいが小せえんだよ」
「はい。まずは自己紹介ね」
「構成作家の
「ラジオではね。バンドはベースを担当してるわよ」
「そう」
「今日はそういうんじゃなくて、おっぱい担当だな」
「出すだけなら寝てて良い?」
「出しきっちゃダメよ?」
「勝手にして」
「おーし! 勝手にするぞ!」
「はいはい」
「今日はコメントも見てくぞ! お前ら、拡散してけ!」
「コメントもしてね。ついでに、チャンネル登録と、いいねと、過去動画も見まくってきてね。色々カバーしてるわよ」
「今日は良いんだよ、そーいうのは」
「ダメよ。せっかく人が集まるならむしろ好都合なんだから」
「しらけるなー」
「いいから。やるんでしょ?」
「おし! まずはブラだな」
「あ、ちなみにね。合意のもとだからね。イジメとかそういうのじゃないから」
「ナイトブラじゃねえか」
「でも、逆に良いんじゃない? 普通見れないでしょ」
「もっとエロいの着とけ!」
「まあ、コメントが盛り上がってるし、いいんじゃない? あの、女神降臨って書いてる人は注意点があるわ」
「うるせーなー、いちいちー」
「まず古すぎよ。20年くらいネットの世界に取り残されてるわよ。自覚しなさい」
「どういうことだよ」
「あと、一応これ『戦女神放送局』だから、女神はずっといるわ。私たちも一応女神と言う体よ?」
「恥ず」
「言っとかないと」
「よし! こっからだな!」
「ブラは序章よ」
「背中越しに。ほっ。外す」
「横乳が見えてるんじゃない? どう?」
「どうだ」
「見えて、そうね。みんなも見えてるわよね?」
「でだ。たぶん乳首が見えんけりゃいいんだろ?」
「あれよ? 勘違いしちゃダメよ? おっぱい揉んでるんじゃなくて、ニップレスシール貼ってるだけだからね」
「揉んではいるぞ?」
「せっかく隠してるんだから言わないでよ」
「お披露目だ!」
「配信は? 死んで? なさ、そう、ね? とりあえず死んでないわ」
「やっぱ乳首がダメなんか」
「でも、生理学系の動画とかでは出てるけどね。学術らしさか、単純な性的っぽさかの違いかしらね? あと、昔のアイドル水泳大会のポロリも見れるわよね」
「姐さんなんでそんな詳しいんだよ」
「調べたからよ!」
「エッチだな」
「今日のためでしょ! 垢バンされたくないでしょ!」
「あかばん?」
「アカウントが消えるかもでしょって!」
「作り直せば良いだろ」
「今まで登録してくれてた人をどうやって取り返すのよ」
「帰ってこん奴はそれまでだ」
「もっと一人一人大事にしなさいよ」
「いいだろ。どうせたまにおっぱい見せるんだから自然と集まるだろ」
「理由が不純だけど。集まらないよりはマシね」
「で、乳首はまずいんだろ?」
「どうしようかしらね。実際のおっぱい使って解剖学とかの講義動画にしてあげれば死なないかもしれないわね」
「じゃ、やるか?」
「さすがに怖いわね」
「じゃ最後に乳首いじめて終わるぞ」
「なに? 私はいつものやってれば良いの?」
「やれ。私は花純で遊んどく」
「いーなー。なんで仕事なのかしら。えっと。先週の日曜日に、
「絶対聞けよ。な、花純?」
「ん、んんっ。んん」
「画面下の動画説明欄にメールフォームあります。メールください」
「NGなしだ。何でも来い。花純もいつもメール確認ありがとな。うりうり」
「あっ。んっ。んふっ」
「チャンネル登録といいねもよろしく」
「今すぐしろ! 花純からも言ってやれ」
「あ、えっと。んんっ。しゃ、しゃべれない」
「今日は
「じゃあなー」
「行ってきます」
「よし、いけ」
「もー! 今日は早く帰ってく――」
概要
お前らいつもご苦労!
『チャンネル登録』、『いいね』まだしてねえ奴、今すぐやれ!
メールもよこせ! ラジオネーム忘れんな!
あと、喫煙者は煙草の銘柄も書いとけ!
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