戦女神放送局-Commuting Turns into Despair- 作:矢矧草子
ポン、ポン、ポン、ポーン
カシュッ
ゴクゴクゴクッ
「あ゛ー。
「お前ら、元気かー。
「通勤お疲れ様です。お仕事頑張りましょ。パーソナリティーの
「お前らの通勤を絶望に変える飲酒ラジオ。sveidラジオ! の時間だ」
「齋藤飛鳥の卒業ライブが当たったわ」
「当たるもんだな」
「しかも4人とも当たったわ。どんな豪運なのよ」
「初日なら当たるんだろ。2日応募して最終日は当たってねえし」
「そうなのかもだけど。だから、5月の17日と18日は更新がどうなるか分かんないわ」
「特別編として全員で喋るか」
「どこでやんのよ」
「別にどこだってできるだろ」
「ま、いいわ。後々考えるから。で、私全然乃木坂の曲知らないのよね」
「私もだな」
「正直あれくらいよ。前にカバーした『失恋お掃除人』」
「そうだな」
「というわけで今日は予習回よ。
「なんかコメントもついてるけどな」
「
「相変わらず姐さんがキモく見えるな」
「分かってると思うけど、台本よ。しかももうちょっと続くわ。「消える」の部分で頭をポンポン叩くのがめっちゃ
「なぎ?」
「この、左から2番目の子らしいわよ」
「ほーん」
「あ、音とか流せないから。みんなも一緒にPV見ながら聞いてね」
「エッチだな」
「急ね。どこがよ。アイドルのPVなのよ?」
「ちげえだろ。アイドルだからちょっとエッチなんだろ。じゃねえとおっさんに貢がせれねえだろ」
「それはー。一理あるかもね。で、どこがエッチなの?」
「この衣装。見てみ」
「可愛いじゃない。ちょっと着るのはハードル高そうだけど」
「
「袖?」
「脇の下がスリットみてえだろ。だから、腕あげた時に脇が見えんだよ。ノースリーブじゃねえのに脇見せてんのはエッチだろ」
「あら、ほんとね。チラリズム的に良いわね。私好み」
「姐さん見たんだろ?」
「見たわよ、昨日。予習の予習させられたわ」
「こういうとこもちゃんと気づけよなー」
「私は今なにを怒られてるのかしら」
「ラジオパーソナリティとしての自覚」
「これ本業じゃないんだけど」
「ごちゃごちゃ良いんだよ。次いけって」
「はいはい。次は『好きというのはロックだぜ!』。なんだ私は若様に恋した瞬間からロッカーだったのか。もうキーボードなんて要らないのかもしれない。キーボード粗大ゴミにしてくる。だって私は究極完全体のロッカーだから。ありがとう若様。フォーエバー若様」
「キモすぎな」
「これはどう?」
「キャッチーだな。良い曲だ。あとエッチだ」
「今度はどこが?」
「まずサビのとこでな。口元で、手でハート作ってるだろ。これはエッチだ。口はセックスアピールのひとつだからな。そこに注目させるあたり、分かってる奴だな」
「なるほどね」
「あとは単純にラスサビでお腹だしてるとこだろ」
「それは私も思った」
「私もあんま知らんが、昭和の清純派アイドルを売ってた時と衣装の感じが違うな」
「時代が許容しだしたのか、時代が求めてるのか」
「案外どっちもだろうな」
「際どすぎないのは一周回って逆にエッチね」
「ねえさんもなかなか変態だな」
「そういうとこに気づけって言ったのあんたでしょ!」
「どうどう。落ち着けって。そろそろ時間だから終わるぞ」
「はいはい。ってー。あーあ。今週もやらかしたわ」
「台本に書いてねえ花純が
「そうは言っても、ねえ。えっと、昨日、
「絶対聞け」
「画面下の動画説明欄にメールフォームあります。メールください」
「NGなしだ。何でも来い」
「チャンネル登録といいねもよろしく」
「今すぐしろ」
「今日は、
「じゃあなー」
「行ってきます」
概要
お前らいつもご苦労!
『チャンネル登録』、『いいね』まだしてねえ奴、今すぐやれ!
メールもよこせ! ラジオネーム忘れんな!
あと、喫煙者は煙草の銘柄も書いとけ!
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