Pinkdama-is-awesome   作:てふてふぼうず

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4話/後日

蜂が鎮圧された後、俺たちは他のアブノーマリティの鎮圧に向かった。

 

だが、それほど苦戦はしなかった。

あのピンク玉が鎮圧を手伝ってくれたからだ。

 

サーカスのように跳ね、鳥のように飛び、強固な石となって職員を守った。…『O-02-56(罰鳥)』を丸呑みしたのは驚いたが。

 

鎮圧は順調に進み、遂に最後の一体が倒れる。

俺たちは波乱の一日を乗り越えたのだ。

 

 

 

 

 

 

「この前は助けてくれて、ありがとな。『O-02-k20』」

 

 一瞬でなくなる食事を横目に、俺は感謝を口にする。

 

俺はあの試練を乗り越えた次の日、再びピンク玉の部屋に訪れていた。

 この数日で2度も助けられたのだ。本能作業のついでにお菓子なんかも持ってきていたのだが、見せた瞬間手の上から消えていた。

 

 …まぁ、よく食べるのは良いことだ。

 

 その場でしゃがみ、ピンク玉の頭を撫でると彼?は目を細めながら、気持ちよさそうに頭を傾ける。

 

「そういえば、名前があったんだっけ。たしか…『星のカービィ』」

 

 名前を呼ばれて反応したのか、カービィがこちらを向く。

 

アブノーマリティは怪物だ。異常で異質、周囲に害を成す危険な存在。

そんな奴らにも、危険でないものが存在するのだろうか。俺は、目の前のピンク玉がそれに当てはまる、そう思った。

 

「なぁ、カービィ。…これからもよろしくな」

 

「…!ぽーよ!」

 

元気な声が返ってくる。俺はそれを肯定だと受け取った。

 

そろそろ作業が終わる頃合いだ。そう思って立ち上がると、

 

 

 

 

 

…カービィが巨大なハートを抱えた。

 

「えーい!」

 

そしてこちらへ投げつける。

 

「え、ちょ、」

 

抵抗虚しく、ハートは顔に直撃。そして、そのまま消えてしまった。

 

「いまのは…ギフト?」

 

そういえば、『F-01-02(マッチガール)』の時も突然だった。急にマッチを一本咥えさせられたのだ。

カービィを見ると、ニコニコと笑顔を浮かべている。

 

「…ありがとう、カービィ」

 

収容室の扉が開く。

俺はカービィに短く別れを告げると、収容室から出た。

 

「ハーイ!」

 

突然の声に振り返ると、カービィがこちらへと手を振っていた。

 

「ははっ、()()()

 

俺が手を振りかえした瞬間、扉が閉まる。

 

次の作業へ向かう俺の足取りは、いつもより軽かった。

 

 


 

 

O-02-k20 「星のカービィ」

 

『あしたはあしたのかぜがふく』

 

リスクレベル TETH

 

攻撃タイプ RED(1〜2)

 

クリフォトカウンター 2

 

『O-02-k20』はピンク色の丸い体と赤い足を持った生物です。

 

独自の言語を使用しますがこちらの言語を理解しているような素振りも見せます。

 

『O-02-k20』は、自身の口の大きさより小さいものを質量に関わらず飲み込むことができます。

 

『O-02-k20』は、飲み込んだものの性質を模倣することができます。

 

『O-02-k20』に飲み込まれたものの行方は、現在調査中[規制済み]です。

 

『O-02-k20』は、外郭付近に落下した流星と共に発見されました。

 

 

管理方法ーー

 

1.アブノーマリティの脱走や試練の際には、星のカービィに『おねがい』することを考えてもいい。ただし、『おねがい』の達成後に必ず対価が支払われる。

 

2.作業結果が悪いと、高確率でクリフォトカウンターが減少した。

 

3. 脱走した『星のカービィ』は、ランダムな収容室のE-Boxesを食べ歩いた。

 

4. 『星のカービィ』は、助けを求める者を見捨てはしない。

 

EGOーー

 

武器 『カービィ』

 

クラス WAW

 

攻撃タイプ RED(7〜14)

 

攻撃速度 普通

 

射程距離 長距離

 

*一定確率で貫通弾を発射する

 

口を開いたピンクの丸いぬいぐるみの大砲。撃ち出される星は、あらゆる障害を打ち壊す。持ち主の食事がいつのまにか消えてしまうという噂がある。

 

 

防具 『カービィ』

 

クラス WAW

 

RED 1

 

WHITE ×0.3

 

BLACK ×0.5

 

PALE ×0.7

 

スタイのついたピンク色の防護服。諦めないココロは、どんな敵も打ち破る。持ち主はいくら食べても太らないという噂がある。

 

 

ギフト 『カービィ』

 

装着部位 不明

 

全ステータス+5

 

大きなハートはトモダチの証。目には見えないけれど、確かな存在を感じる。

 

 


 

 

 

 

ー中央本部ー

 

「ダニエル、中央本部の仕事には慣れたか?」

「あ、先輩。俺は大丈夫ですよ。安全部門とやることはあんまり変わらないですし」

「そうか、なら良かった。…次の作業は?」

「次は…『O-02-k24』です。このアブノーマリティ、今日来たばかりの奴らしくて情報があまり揃ってないんですよ」

「おっと、それは大変だな。でも、お前ならできるさ」

「!ありがとうごさいます。…じゃあ、また」

「ああ、頑張れよ!」

 

 

 

O-02-k24 「デデデ大王」

 





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