三位 根性曲がりでぇーす
二位 卑怯でケッコー、メリケン粉ー
一位 悪い夢を見て行くがいい!
ストプラ GS美神 ワンピ
まあ、当然だけれど個性にはデメリットだって存在する、そのデメリットをデメリットと認識するのか本人次第では有るんだけれど。
「しかしアンタって本当に凄いよね。あの動画の曲、全部オリジナルなんだって? ウチも音楽は好きだけれど、あのペースで作り出すのは感心するよ」
「って言うか、体育祭も凄かったよね。どんな個性なの?」
晩御飯にホットドッグと飲み物(僕はお茶でジョンはノンシュガーのコーラ)を買った後で近くの公園に迄向かったんだけれど、何故か顔は知っているっぽい女子が数名向かいに席に座って木製のテーブルに自分達が買った物を乗せているんだけれど、グイグイ来るなあ、面倒だ。
「僕の個性は吸血鬼。牛でも魚でも良いから血から効率良くエネルギーを接種出来て、色々と超常的な力を行使出来るのさ。例えばジョンに知能と力を与えたみたいにね」
「ヌー」
マイフレンドとは正反対で彼女逹は陽キャラ、適当に相手をするに限るから少しだけ情報を提示する。
ジョンもそれに合わせて前足を上げて鳴いてみせれば可愛い可愛いとはしゃいでいた。
ジョンは可愛いからね、騒ぐのは当然さ。
「ウチが一番気に入ったのはブレイクダンスをする奴の時に流してた曲なんだ。あのグール? の小さい奴と一緒に踊る時に流してた歌もアンタが作詞作曲して歌ってたんだよね? コメントの九割がヌーだったけど、他は歌についてだったじゃん。本格的に歌の動画とか投稿しないの?」
「しないよ。作詞作曲も演奏も得意だけれど、ジョンが動画撮影したいって言うからしただけで歌への評価は別に要らないんだ」
耳たぶイヤホンジャックの子が残念そうにしているけれど、あの動画用の曲を改めて他の動画にする気にはなれないんだ、ソシャゲでイベント特効が終わったキャラをもう使わないのと同じだって事と同じだと思う。
あくまでも全てはジョンの為、姉さんとかマイフレンドになら別に良いけれど両親とか赤の他人にわざわざ聞いて貰う必要は無い。
「え? 良い曲なのに勿体無いと思うよ?」
「どうせテストが早く解き終わった時の空き時間に頭の中でササッと作った曲だし、ジョンがまた使いたいって言えば使うさ」
「あれをそんな短時間でってマジで!? 爆豪と同じ才能マンタイプか……」
まあ、僕ってハイスペックだし、個性とか無関係で優秀なのさ。
曾お祖母ちゃんが言うには曾曾お祖母ちゃんも似たタイプだったそうだし、嫌な顔をしながらも『アンタのお祖父ちゃんも頭は良かった。大叔父さんとは性格が比べ物にならないけれど』と言っていたし遺伝かな?
「所で急に僕に話し掛けて来るだなんてどうしたのさ?」
「いや、出掛けた先でクラスメイトと出会したと思ったらアンタが現れたからさ。あの曲って自作って言ってたし、音楽好きとしては話してみたくなるってもんさ」
「ちょっとだけ話がしてみたくなったんだ。あっ、私は体育祭の前からヌーヌーチャンネル観てるよ。あのトランポリンのが好きかな?」
「へぇ。そうなんだ」
楽しそうに話し掛けて来る辺り、人付き合いが得意なタイプなんだろうね、彼女逹は。
僕もマイフレンドは打てば響くタイプの才能が有ると見抜いたから話し掛けたけれど、向こうからすればこんな感じだったんだ。
まあ、別に僕は彼女逹に微塵も興味も感心も抱いていないんだけれども。
僕、個性の影響か他人への興味が薄いんだよね、両親へもだけれど。
ジョンは誰か知っているっぽいから相手をしているけれど、ぶっちゃけ誰かとかどーでも良いや。
血が美味しそうかどうかってのは思うんだけれど、流石に生搾りは不味いんだよなあ、因みに味は食生活と性別と年齢で美味しいか不味いか変わる。
姉さんは信じられないレベルで不味い、ゲロ吐くかと思った。
このデメリット、日中の不調とか日光に弱いとかに比べたら皆無みたいなもんだけれど、こういう時に本当に困るんだ。
中学の時の同級生か小学校の時か……いや、体育祭がどうかって言っていたし、テレビで観ていただけの人?
ああ、動画の閲覧者か、言ってたな。
「ヌーヌーヌヌヌ」
え? 雄英生? あー、なる程。
僕が目の前の連中が誰なのか分からないのを察したのかジョンが教えてくれた。
「君達、あの唐突にチアガールになってた人達か」
「え? もしかしてウチ逹が誰か分かってなかった?」
「あー、私達って騎馬戦で脱落したからね。君、ずっと空を飛んでたもんね」
理解があって結構、彼女逹からすれば偶々出会ったから少し話をしようと思ったんだろうけれど、僕からすれば透明の子から一番美味しそうな匂いがするって以外は至極どうでも良いんだよ。
ホットドッグを食べ終わり、指に付いたケチャップを舐めて立ち上がる。
「じゃあ、僕は試験勉強があるからそっちも頑張ってよ。君達ヒーロー科は演習試験も有るんだろう?」
「げっ!? そうだった」
「もう期末試験の発表の時期だったよ~」
「そうそう、B組の何か情緒が変なのから聞いたんだけれど、例年通りならロボ演習らしいよ」
A組には黙っておいてくれとか言われたけれど、頼みを聞いてやる必要は無いから慌てる子達に教えてあげるんだけれど……。
昨今の情勢を考えたら例年通りじゃなくなるだろうけれどね、これは言う必要は無いか。
「ヌヌ!? ヌーヌーヌー!」
帰り道、流れ星を見付けたジョンが慌ててお願いをするんだけれど、カレーうどんとピザと点心の食べ放題が良いだなんて食いしん坊だなあ、相変わらずさ。
そんなに長いお願いなんて三回も言える筈が無いし、流石に食べ過ぎだから僕がその願いを許可しない。
「まっ、次の機会に頑張れば良いさ。夏休みに星が綺麗に見える所でキャンプにでも行こうか」
「ヌヌ」
マシュマロとチーズを炙ったのとBBQを食べたいだって?
「はいはい。だったら食材を買い込んで連泊で行こうかな。あー、でも混んでいたら嫌だなあ」
僕って騒がしい場での食事って嫌いだし、夏休みで混むキャンプ場は嫌だけど、ちゃんとしたトイレが無いのも困る。
キャンピングカーでも買えば解決するけれど、免許持っていないしどうしようか……。
この日から僕はジョンと行くキャンプの計画に集中する事になり、そのまま期末試験を迎え、そして……。
「テストはどうだった? 私は農業高校だったから一般科目は教科書が薄かったけど他ので苦労したから二度と筆記試験は受けたくないわ。……今でも試験問題が解けない夢を見るもの」
「実は今回全く勉強せずに遊びの計画を立てていてさ。お陰で普段より苦労したよ」
普段より全問解き終わるのに5分多く掛かったけれど何時もの通りの点数で終えた僕はi・エキスポの事前公開に向かうべく飛行機に乗っていた。
「さてと、今回は半分遊びみたいなもんだしジョン君も一緒なんだから楽しむわよ!」
「……」
しかしこの人、ジョンと知り合いたくって独立じゃなくホークスのサイドキックになるとか変わってるなあ。
ジョンをi・アイランドに入場させる為にヒーロー免許の持ち主の同伴が必須だったけれど、人選を誤った気がするぞ。
「まあ、任せるよ、マウントレディ」
そしてその頃、知り合いの闇ブローカーを通して連合へ加入を希望する者逹が弔の前に現れたのだが。
「此処に加入すればエッチなコスチュームの女性ヒーロー逹に狙われるって事ですよね! 僕はフォン・ナ・ドゥーブツ、ややこしいので変な動物と御呼びください」
猫なのか象なのか正体不明の異形は体をクネクネさせ、
「我はゼンラニウム。股間は花で隠しているにも関わらず止めに来るヒーローが鬱陶しくてな。是非入らせてくれ」
大柄の男は全裸にマントだけで堂々と立ち、その股間にはピンクの花が咲いて蔦が蠢き、
「此処に入れば存分に靴下が集められそうだ」
服の内側から靴下をおもむろに取り出した女が匂いを嗅いで、
「お前肌が荒れて目付きも悪いが顔の作りは中々だ。よし! ちゃんとすれば愛人にしてやろう」
巨大なソーセージに三つの口と目を付けたした異形は偉そうに値踏みする視線を送る。
「よく来たな。そして帰って二度と来るな、後生だから!」
「そんなぁー。僕は拘束もエッチで素敵だと思いますよ。複数人が素手で押さえ付けて来て……あぁああああああああああっ!?」
「落ち着けっ!」
「まあ、先ずは我の種を飲んでみろ。気分が晴れるぞ」
「誰が飲むか!」
「お前の靴下は……汚いな。後で奪うから綺麗なのに履き替えておけ」
「先ず靴下を奪うな」
「照れるな。チューしてやるから」
「死ね」
この日、弔は生まれて初めて胃薬を飲んだ。
活動報告で書いた他の家の子ルートで爆豪家の場合、かっちゃんと張り合う負けず嫌い 体育祭決勝で当たって互いに納得行かない終わりの場合、その日の内に訓練施設の使用申請を出して相澤先生に却下されます
轟家の場合は長男に能力をあげて、それでヒーローになった彼は生涯妹に負い目と劣等感を覚えてヒーロー活動します
緑谷家の場合は個性が使いづらい環境からかヴィランになってるでしょう
志村家の場合は彼女も内通者 弔は悪態付きながら心配します
他に
ホークスの所の場合は普通に兄と同じヒーロー目指すけれど公安に目を付けられるのを心配されます