世界を巡る情報、其の時のある者達
『緑、みどり、寄り取りみどり…………生命を吸い尽くし、己の手中に堕とす、緑の厄災。奪い、奪い、奪い尽くし、されど奪われ、奪われ尽くし、最後は何をも無くして地に朽ちる。しかし油断ずべからず………緑とは輪廻の中、再び地へ這い出す
『モンスター
『討伐対象:
『レイドバトルが終了しました』
『参加人数:181/200』
『次レイド開始:719:59:38……』
「えっ、レイドモンスター!?」
「嬲る縁大緑討伐、………マジで!?」
「確か旧大陸に居る緑の始源だったっけ?」
世界に響き渡った、嬲る縁大緑討伐のアナウンス。其れはシャンフロの地に生きる
当然ながら其れは、現在リヴァイアサンを目指して新大陸の海岸線を爆走しているペッパー達一行にも報じられ、ノワの背中に乗ったプレイヤー達が困惑する中で、唯一人ペッパーだけは『落ち着いた心境』と共に言葉を零す。
「おー、凄いな…………」
其の言葉は『称賛』を込めた物からなり、
(嬲る縁大緑の
ペッパー自身も貪る大赤依と彷徨う大疫青の、新大陸の赤と旧大陸の青の二色しか倒せていない為、ハッキリとは断言出来る訳では無い。
其れでも大疫青と縁大緑、二つの始源眷族の撃破後に示されたリザルト画面、再出現時間から大方の予測は可能な点を鑑みて、自分は自分の課された
そうこうしている内に視界に
砂浜でスタミナ回復をする為に立ち止まり、シャンフロ内で世話になる簡単に空腹度を回復出来る食料アイテム、携帯食料を口に放り込んでスタミナ回復速度を早め、ノワにも先日バーベキューパーティーで焼かれた魚を渡していれば、リヴァイアサンを初めて見たジニシィは無言で、巨大なる鋼鐵の鯨を見ていた。
「…………よし、祈りは済んだ。アタシは此れから、『ル・ジニシィ』の名前で通す。改めてよろしくな、アンタ達」
「はい、よろしく御願いします。ル・ジニシィさん」
魚人族に伝わる習わしを経て、いよいよリヴァイアサンに一行は乗り込む。此処でル・ジニシィが名匠鍛冶師から古匠鍛冶師に転職する為に必須なアイテム・魔力運用ユニットと、第一殻層『迎門』の
第四殻層・
「此処からは、リヴァイアサン踏破RTAと洒落込もう………!勇魚さん、第三殻層到達までの時間を測って下さいな」
『畏まりました!』
其れでは、よーい………スタート!
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第一殻層『迎門』、ゴーレムパラダイス・テクノマギジェルスの雨・重力制御システムの暴走によるバウンドを利用した、立体的アスレチックエリア。
ノワの影移動でコンテナ迷路を潜り、テクノマギジェルスレインを通り抜け、道中で狩りと自販機でアグアカーテ購入と、ボスの居るエリアに到着から改修型拠点製造式ゴーレム『デベロッパー』の頭を、最大高度持ちの自分が空中挙動全開で叩いて討伐。
記録21分31秒。
第二殻層『教道』、遺伝子培養で家畜としての性能に特化した人工生命体、骨・筋繊維・臓器の塊で作られながらも、討伐すれば調理して食す事も可能な、多種多様な『肉』が闊歩するWindowsのデスクトップをイメージした草原エリア。
此処の肉の中でもノワは此の殻層のボス、スぺリオルオマージュ・フロストボディが好みで、特にミディアムに焼いたステーキに甘酸っぱい柑橘系のソースを掛けると、其れは其れはガツガツ食べまくる。
記録19分37秒、尚此れは歴代踏破に置ける新記録達成となった所でタイマーストップ。到達累計時間、殻層移動含めて48分21秒、さて完走した感想ですが一言。滅茶苦茶楽しかった………以上、終わり。
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「あ、アトマイヤ君。助っ人連れて来るってリヴァイアサン出る前に言ったけど、まさかペッパー君を連れて来るとは思わなかったなぁ…………」
「サンラクさんでも良かったんですが、あの時見掛けたのがペッパーさんだったんですよ」
「御久し振りです、ペッパーさん。相変わらず大暴れしている様で」
「御久し振りです、ヤシロバードさん。アヴァランチさん」
天将王装と機獣達を収納と何時もの姿に切り替え、リヴァイアサン第三殻層『戯盤』への到着。同行を申し出たアトマイヤ・ベルヘットガウルの案内で着いた先、待っていたのはSOHO-ZONEやサバイバアルと『殺し合った仲やら何かの因縁』を持つ、午後十字軍に所属している銃狂いのヤシロバードに、シャンフロ銃火器武装集団・S·F·G·F·Aの代表者のアヴァランチで。
第三殻層の攻略法が幾つか判明してから、特にプレイヤー達が安定して第四殻層に向かえる様になったデンジャラスアトラクション・スピニングルーレット、其処での一点狙いのジャックポットをヤシロバード含めたプレイヤー達は企んでいるらしく、出立前に彼が言った通り『莫大なスコアが必要』な様子だった。
SF-Zooの面々はノワやアイトゥイル、ディアレとスクショや握手やらをすれど、周りや彼女達に迷惑が掛からない様にテンションを抑えているらしく、其れは其れとして他アミューズメント待ちのプレイヤー達にフィロジオリスト達の視線が突き刺さる。
フィロジオリストからすれば、数週間前に自分の脳をペッパーによって『無尽のゴルドゥニーネの情報で炙り焼きにされた衝撃』が残っており、そうでない者達からしてもペッパーが此の場所に来た事で『大量のスコアで何をするんだ?』と疑問を抱くには充分。
そんなプレイヤー達の混沌とした雰囲気の中、ヤシロバードが放ったのは……………
「いやぁ、実はリヴァイアサンで色んな銃達を作りまくって拵えたり、色んな相手に銃使って戦ったりしたんだけど、最近第五殻層で新しいライセンスとか解放されてるかなって調べたら、どうも『
あまりにもあっさりと、シャンフロの銃関係の職に関わる情報を喋ったのであった。
其れは特殊なライセンス