進め、進め、進め
「おっしゃああああ!」
結果から述べれば、サンラクは再現クターニッドの討伐に成功した。
彼の予想通り、最後にエリーゼの歌詞によって要求された
要求通り再現ペッパーと共に、上空からの二振りの
同時に起きるはサンラク自身の変化、青の聖杯による性別反転効果が『死んでいない』にも関わらずリセットされ、其れに伴い女性状態限定の
「聖杯の効果は楽章攻略で解除、だが
R.I.P.使用の為に外した正眼の鳥面を被り、マクティス・エレガと
『サンラクの紡いだ物語。第二楽章………【墓守への
「………誰の事か、今のでハッキリ解ったぜ!」
忘れもしない、忘れられる理由が何処にも無い。
日本の由緒正しき戦甲冑、膝から下をバネとした脚、二メートル半の巨体に大太刀を持つ、反転せし夜空と桜の巨木を背に現れるは、今尚も記憶に深く根付いた
『
「おっとぉ!!」
幾数の月日を経て蘇る、リヴァイアサンで相対した
名を
されど取り出された
「ステータスに異常無し!『レベル50固定にするレベルダウン能力』忘れてっぞ、パチエモン!!!」
此れでハッキリと理解出来た─────オルケストラの再現するモンスター達は、
当時ウェザエモンに挑んだ時の自分はレベル52で、レベル50時点からステータスポイントを一切振り込んでいなかった事が、再現ウェザエモンによるレベル150差の圧倒的ステータスの格差による再びの
仮にレベル99から50まで下げられた状態でウェザエモンに挑んでいたペンシルゴンや
そして何より運が良いのは──────
「全盛期のお前にゃあ、俺含めてギッタギタのボッコボコに鍛えられたからなァ…………!」
リヴァイアサンの特殊殻層『
『
「五人分身包囲くらいしてこいやぁ!!」
大太刀を持った手首から生まれる雲の腕、扇状に薙ぎ払う広範囲攻撃はレベルダウンの影響を受けていない状態で有っても、当たれば文字通り即死させられ兼ねない攻撃だが、サンラクはあの頃よりレベルアップを経て強くなり、スキルや武具も強化され、プレイヤー中最速に至った機動力が有る。
「【
深厳戟響脚に搭載されている能力を言霊と共に解き放ち、足裏に集まったマナ粒子達をジャンプ台としてカッ飛び、雲の巨腕による薙ぎ払いを軽々と回避、其のまま同じく言霊を述べてウェザエモンの頭上を通り背後に着地から、片手剣と片手鎚を
右手持ちでの斬り上げで背中を斬った次いで、左手を空けた状態で抜き手の体勢を取り、攻撃に雷属性と裂傷属性を乗せた晴天流「
「あん頃の俺とは違うぜ、パチエモン。今の俺が培った晴天流やら含めて、御見舞いしてやんよ………!」
『
「其れはボーナス行動だぜぇ!!」
見様見真似で幾度も再現して来た大時化、動作の始動から行動のタイミングまで全盛期相手に練習を重ねたカウンターを実行する時!
手によるパリィかつ掴み技の複合たる
「ッシャア!」
『
「今の俺は、雷光
起き上がり様に刃の鋒が天を向き、帯電された高出力の雷が振り注ぐも、其処には既にサンラクは居なかった。そうして次の瞬間に再現ウェザエモンの背中は、無数の斬撃に斬り刻まれる。
多重的円周運動は『行きたい場所』…………即ち到着地点を終点とする『半オートで円周軌道で回避するスキル』と同時に、回避アクションの初動はステップを入れる事によって、第三者視点では『物凄い距離を円形カーブするステップスキル』の複合によって成立する。
其処に加える畢竟雲耀は『最初の一歩のみを超高速』に変える上、レベル5以降から先の出力は
其れを加味した再現ウェザエモン視点からすれば、先程まで狙っていた上裸の鳥頭が『目の前から一瞬で消え去った上、次の瞬間には此方の背中をズタズタに斬り裂きまくっていた』のだから、生身ならば此の時点で大ダメージは不可避だっただろう。
「やるべき事は『第三形態の
非クリティカルを重ねて焔と熱を高めた槍焔剣アラドヴァルが震える、天晴の出力を内封した大太刀の横っ面を吹っ飛ばすなら、
再現された京極の位置に注意とエリーゼの歌詞に合わせたロールプレイと洒落込もう。
在りし日の敵に今を示す