暗闇を照らせ、強き者達よ
『グルガァ!!!』
「ッ…………おりゃあ!」
「後詰めぇ!」
「フォーメーションを崩すな!幾らペッパー君が機動力とタンクに優れてるとは言え、何時までも動き続ける事は出来ない!他タンクは要所要所で彼の代わりに攻撃を請け負え!草餅、そっちは!」
「ベヒーモス組から何時でもと」
「よし、タイミングを見計らって発動してくれ!」
「御了解!」
残骸の荒野の一区画、嘗て此の場所で突発的に起きたリュカオーンの影との戦いの再演の如く、クラン:
「いけっ、【
雲の撃鉄より生まれた雲の巨腕が握る
改良型
対して光帝の籠手は、水晶弾発射の点は煌蠍の籠手と同じでは有るが、チャージする魔力が日光or月光となり、オブジェクト化した水晶を中継点として光帝の籠手に光を注ぎ、内部で光を幾度にも渡って反射を繰り返して光『其の物』を研ぎ澄ます特性を持つ。
そして所有者の言霊によって光を解放し、オブジェクト化した水晶弾に当たる事で反射による死角からの閃光撃、必殺機構に直接籠手の鋒を敵に射し込み、籠手内部で研ぎ澄まして蓄積した光を注入から、体内にて光を乱反射を起こして対象者の魔力耐性と肉体耐久次第では、文字通り『塵芥』に変えるも容易な破壊の光を突き付けられる。
「…………
此の
仮に光が届かない屋内や見通しの良い夜の砂漠にて、己を暗殺せんとする狙撃手相手に使えば、自らの存在と現在位置を敵方にバラす愚かな行為になるのだが、リアリティを突き詰めたシャンフロの物理エンジンは『其の光が物体に遮られた場合、光が届かない現象として算出される』事にこそ、ペッパーが着目した点であり。
「魔法職に物理遠距離武装持ちの人!リュカオーンは
「見えた!【
「居たっ!ストライド・ストゥーム!!!」
「撃てぇ!!!」
『ガルッ!?』
グランシャリオの鋒にて指し示せば、赤い光が暗闇の中で途切れ、虚空に蠢いた黒靄と気配。
其の場所目掛けて剣聖勇者の操る五本の剣身より異なるエフェクトが一つになり、夜空を飛翔して同時に靄を切り裂き、後詰めに聖弓より魔法弓の要領で放たれる
「此方だぜ、リュカオーンッ!」
『ガルルァ!』
「見せてやる、本邦初公開の空中殺法コンボを!」
空中での重力ベクトルを使用者の任意方向に変更する星天秘技のグラヴィトン・レイ、空中姿勢制御時に身体への負荷を軽減する
地面に身体の一部が接触するまでの間、超高速回転によって敵の攻撃に対してパリィが確定成功かつ反動ダメージ完全無効の
「チェイイイ!!!」
『グルッッルル!?!』
キュガッ!!とツルッツルの照りっ照りにワックスで磨かれた床の上で、バレリーナが爪先で地を踏んで勢い良く跳躍した様な甲高い音と共に、リュカオーンの横っ面に撃鬼覇貫脚のドリル部分が激突。
闇を魔力で固めて狼の身体を構築した事でスキルが通りにくいリュカオーンが、回転は速く本気で蹴られた上に凄まじい鎧徹しを顔面と顎で諸に受けて、更にはクリティカルの発生という追い打ちで平衡感覚を乱され、直撃箇所を『超火力のバーナーで直に炙られている』のに似た感覚に悶え、夜の帝王の片前脚が崩れる。
「追撃入れろぉ!」
「マッダイさん!!」
「はぁ〜い!ハーキュリー…………ブラスタァアアア!!!」
『グゥルッッッ!!?!』
支援職による大量の敏捷バフを背に受け、必要最低限のステータス以外を全て筋力に捧げた巨人の重戦士が、困難を乗り越えた育んだ歴戦値と数多の生物に影響を与えて伸ばした野生値、そして其の身で培った筋力に関するスキルの中でも『筋力の補正にバフの数を参照した鈍武器系スキル』が、衝撃から立ち直れていないリュカオーンの脳天にクリティカルで叩き込まれた。
此れこそが黒剣の依頼に応える為に、持ち得る武器や武装群を吟味し、経験から構築した対リュカオーン戦法!
…………動き回る以上は負担もデカい上、ウツロウミカガミとコスモ・ネビュラを切るタイミングを何時も以上に気にしなくてはならないという点は、最早御約束と言っても過言では無いのだが。
「補助だが殴らない訳じゃない、此方は既にヘイト請負人として覚悟を決めてる。だからお前も覚悟を決めろ、全身全霊で俺を仕留めに来い──────リュカオーンの影よ!」
『グルルルルルルルルッ…………!』
リュカオーンのユニークシナリオEX発生条件が『影狼を倒す』という、余りにもシンプルだが一番難しい上に早々倒されてくれる程、相手も決して甘くは無い。
此方も何時までも持ち堪えられるとも限らないので、要所要所で高火力を叩き付けてリュカオーン討伐に貢献させて貰う為、武装を切り替えてダメージレースのギアを上げていこう。
「其れじゃ頼むぞ、
『アレがリュカオーンの影なる物か。面白い、斬ってみよペッパー』
グランシャリオを地面に刺して、
迫熱する戦い
三桁スキルであり、神の名を持つレベル表記のスキルの一つ
派生先は最初に翼神の黎撃をレベルMAX状態にしてからの進化時に全種類確認出来、灼光閃王牙は所謂『シャイニング・ウィザード』の様な脚撃で繰り出すのだが、繰り出す一瞬に『モーションが超加速化+一瞬で加速するので衝撃が光って花火が炸裂した様に見える』という特徴が有り、其の際に脚と脚武器関係を装備中なら其処に『強力な炎熱+灼光効果を宿した状態』となって敵を蹴る。
イメージは『呪術廻戦』の『黒閃』。