其れを見て何を思う、Part1
「全く…………
変形合体分離の
シャンフロで十中八九起きるだろう、現王政と先王政による王権を巡って壮大な『身内争い』にプレイヤー達が否応無しに巻き込まれるだろう
アレコレ策謀を巡らながら別の
そうして数段階在る準備の中の一つの目処が立った所でリリエル=
「掲示板で見た
一つの武器で多数の武器種になる武器と、食らった鉱物によって異なる刃を産み出す武器。煌びやかな蠍達の皇帝が遺した遺産を、鍛冶師が作りて形にした業物達の絶大なる威光は、夜と闇を纏った狼王すらも塗り潰さん勢いで輝きを増している。
(討伐戦終わったら先ず絶対に『オハナシ』するのは確定として、黒剣含めた他連盟クランとの取引材料になりそうなら釘を刺すのは当然の、後は最近あーくんが育ててるジニシィちゃんが色々物作りしたのを受け取ってたり、シグモニア前線渓谷の地下駐屯地にランドマークを付けたらしいから、其れについても聞き出したり…………。やれやれ、まるで留まる事を知らないなぁ…………)
我が恋人ながらプレイするゲームの先々で、一波乱やら二波乱やらを巻き起こしては誰かの脳を焼き焦がし、夜空の中心で煌々と輝く北極星の如く万人の記憶へ、己という存在を深く刻み付けて忘れたくても忘れられぬ状態にする所業は、ペンシルゴンをしても『イカれている』との認識を持つ。
そんな彼を好きになり、自分の本性所か本質すらも受け入れ、契りを結んで身体すらも重ねた間柄となった彼女は、同じく彼との関係を享受する側となったサイガ-100を一瞬見た後、今の自分がやるべき事は『本気の彼の全力全開を少しでも支える事』に答えが行き着く。
「何時かは来る、リュカオーンの本体との戦い………。あの子が影とは言え、今の私が何処まで通用するか──────試金石として試してみよう」
アーサー・ペンシルゴンというプレイヤーは、最後に待つ『最高のアガリ』を得る為ならば、努力と準備を怠る事は決して無い。
あるプレイヤーは彼女のスタイルを『魔王』と呼び、あるプレイヤーは彼女のやり方を『花火職人』と呼び、そして多くのシャンフロプレイヤー達は『廃人狩り』と恐れ、経営や運営手腕は時間を掛ければ掛ける程に其の脅威度を増していく。
其れは何れ、
「あーくん達の動きに合わせて動く訳だけど………。確りクリティカルを連続出しして、スムーズにゲージMAXまで持っていく事は重要。後は私の
脳内演算を完遂し、手首に在るインベントリアより取り出すは黄金の棒の形状をしながらも、武器種は大槍にして魔槍とされる武器。
其の実態は天覇のジークヴルムとの決戦に始源存在の一柱・
彼女は現物と共にジークヴルムの撃破報酬の一つ、EXシナリオ攻略の証たる残影シリーズでジークヴルムを討った偉業が、概念存在として具現化した
「さぁてと、頼んだよ?───────『
「全く、凄まじい物だよ。君は………」
二振りの皇金世代由来の武器を一つに合わせ大剣を作り、天覇の角より作られた意思を持つ覇刀を握り、彼自身が英傑であると証明する
ペッパーは複数腕の操作及び複数の武器の同時運用に長けていると、様々な情報網や現地に居たプレイヤー達の話を見聞きし、そうして実際に目の当たりにした事で彼は自分と同じ様に剣聖に適性を──────或いは己と血縁を持つ
(皇金世代の武器………私を含めた剣聖就職者達のモーションをトレースした、蠍の皇帝の尾先の聖剣に三形態に変わる鋏を素材元とする物…………)
紆余曲折を経てアーサー・ペンシルゴンと同じく彼との関係を享受しつつも、自分自身がシャングリラ・フロンティアという
(確か其の蠍から得られる
クラン:
三桁への壁をブチ破り、新たな領域に到達したサイガ-100は、限界突破によって目覚めた新しいスキルや新規に習得した魔法達を、莫大な額のマーニを用いたスキルの連結や魔法の接続等を構築・運用・分解を行い続け、リュカオーンの影に挑む為の準備を愚直とも言える程、本気で真剣に継続し続けた。
(まぁ一瞬の目眩ましで敵の動きを止めて、全力の
後は何らかの方法で『自分の体重を軽く』出来れば、従剣に乗って『空中サーフィン』でもやれる様になれたなら、剣聖職に有りがちな機動力低下の保管が可能となると思い、
然して彼がリュカオーンと対面し、リュカオーンの視線を釘付けにする剣を振って居るのを目視した事で、幾ら敵のモーションや思考を学んで攻略法を作り出す事に秀でても、負担を強いれば何処かで必ず綻びが生まれると感じたが故に、彼女は即座に思考を切り替えて指示を飛ばす。
「此処から作戦を第二段階に移行!草餅はベヒーモス居る黒剣メンバーに天候操作を指示、コードは『強風』!
「御了解ッ!」
「ムラクモはペッパー君達の援護を行いつつ、リュカオーンのヘイト分散に動け!彼一人に負荷を掛けさせるな!」
「えぇで!任せな、サイガはん!」
「後衛魔法職はマッシブダイナマイトにバフ供給を継続!事前に用意したアトラス・バインドの
「了解よぉ〜!」
「「「「「「ラジャー!!!」」」」」」
一通りの指示の後、サイガ-100はリヴァイアサンにて獲得し、利き手の手首に装着した
研鑽の道の過程で手にした剣聖の更なる
「今の私の全力を以て、君の全力に応えよう………!ブライト、アレフト、やれるか?」
「はーい!」
「御任せですよー、団長!」
そしてクラン:
ペンシルゴンの思い、サイガ-100の思い
ヴァイスアッシュのユニークシナリオEX【
真化前の彩雲が『格上相手にクリティカルを発生させた場合、武器の色が赤碧→赤→碧→赤碧という順に変色を起こし、同時に武器に備えられた『魔力ゲージ』が上昇。装備者が此の武器にエンチャントした魔法の効力を、クリティカルを出す度に効果時間を延長する事が可能になる』だった状態から変更。
次なる真化形態の金嵐は二振りの刃が槍の両端に在り、其々でクリティカルを出す事でゲージを蓄積(0→50→MAX)、持ち主の体力と魔力を捧げる事で武器の耐久値回復とクリティカルのダメージ補正を強化。
またゲージが一定量に到達する毎に、金嵐の両端の刃の形状が変化を遂げていき、ゲージMAXになった状態での投擲攻撃は、敵の最大弱点に当たるまで追尾・確定でクリティカルが発生・捧げた体力と魔力に付随したダメージボーナスが発生する『絶対必中の一投』を放てる。
通常状態のイメージは『仮面ライダーアギト』に登場するフォームの一つ『ストームフォーム』の武器『ストームハルバード』、ゲージ50段階はストームハルバードの展開状態。
ゲージMAX状態は『仮面ライダークウガ』に登場する強化形態の一つ『ライジングドラゴンフォーム』の武器『ライジングドラゴンロッド』。