判断は迅速に
片や今後レベル150という第二のレベルキャップ到達時、
そんな訳で彼が今居るのは
「エルゥゥク!!全連結スキルを解除してくれぇッッッッ!!」
「あっははぁーっ!毎度ありぃよぉおお〜!!」
銭ゲバ兎の高らかな歓喜の叫びが響き、サンラクが何故そんな事をしたのかを問い掛ける事は無く、一切の躊躇も無く数十億のマーニを納めた革袋を兎達が運んで行き、程無くしてスキルの連結は解除された。
「でも良いの〜?折角揃えた連結スキルを、全部解除しちゃうなんて〜」
「今求められてるのは質の揃った精鋭だ。最悪150レベ到達してからレベルダウンして、またスキルを覚え直せば良い」
其の際にはまた
そんな一幕を経て、サンラクは此処に来た本懐を成し遂げる為に此の国の大頭にして、七つの最強種の一柱であり未だ其の全容が掴めない、不滅のヴァイスアッシュが居る謁見の間へと向かえば、其処には当の本人ならぬ本兎が待っていた。
「其の様子だとぉ、
「へい、晴天流の熟達で凪風を習得出来やした。此れで兄貴の御助力を頂けると………」
「いんや、
刹那、鋭利なまでに凝縮された『風』で皮膚を裂かれた様な─────────ヴァイスアッシュが取り出した『キュビズムの様な形状の捻じれた
「
「ア、ウッス」
さも当然の様に数メートル離れているにも関わらず、ヴァイスアッシュが取り出した異形の大太刀が『何時の間にか目の前に出現した事』に驚愕する間も無く、サンラクは其の大太刀を受け取り持つ。
状況が解らずながら雰囲気で『ヤバい』と困惑するエムルを横に、彼の掌全体と指先に腕を通じて伸し掛かる大太刀の重さと、柄と思わしき部分に手を添えて引き抜こうとしたが、ガッチリと厳重に封印されて固められた様に動かせない。
「重いし、抜けないっすね………」
「そらぁそうよ。
「へ、へぇ〜…………」
どう考えても此の大太刀は『ユニーク由来の武器』なのは明確であり、資格が無ければ封印されたままの状態であり、そして
そんな逸品か代物を竹製一メートル定規の感覚で渡すとか、本当に大丈夫なのか?リュカオーンの刻傷以上の力で呪われたりしないのか?とサンラクが思っていれば、自然体で微笑したヴァイスアッシュが言う。
「まぁおめぇさんの事だ、
「は、はぁ…………」
表情が引き攣るとは此の事だろう。ヴァイスアッシュから信頼され、彼の凄まじき武器の一振りを一時的とはいえ預かる事になった『栄誉』は、エムルの目にも尊敬の念を抱かせるのに充分な出来事だった様だ。
オイカッツォに自慢してマウントを取ったり、ビィラックやイムロンの視点から意見を聞いても見たくも有るが、今はオルケストラを凹ます為にも嘗てリヴァイアサンの最奥、第五殻層「
其の中に、あの音楽プレーヤーと此の大太刀の詳細が入ったファイルを探し出す為、エムルのファストトラベルで再びリヴァイアサンの地へ赴くのだった………。
ヴァイスアッシュからの助太刀、もとい兇らう風の大太刀の一時的な拝借イベントの後、ラビッツからリヴァイアサン第三殻層「
「さてと中身は………おっ、見た事無いファイルも在るな」
『サンラク様のアンロックファイル数は、前回の計測から更に増えて『三百十四』になってますね』
リヴァイアサン踏破から日が空き、あれから色々な冒険を繰り広げて来た訳だが、案の定『新しいアンロックファイル達』が既存のファイル共々サンラクの周辺に出現し、何時の間にか居たリヴァイアサン統括AIの『
「丁度良かった。おぅ勇魚、色々聞きたい事が有るんだ」
『何なりと御聞き下さい、サンラク様。リヴァイアサンの保有する情報から、如何なる答えをも出しましょうとも』
「んじゃ早速だが………コイツの
全てはボコボコに凹まされ、一度は挫折した冥響のオルケストラへのリベンジの為に。
スクショに納めし『中世オペラ座劇場内の壁に埋め込まれた音楽プレーヤー』の画像と、ヴァイスアッシュから預かった封印された凄まじき気配宿す大太刀に、音楽プレイヤーの選曲画面に示されたエリーゼ・ジッタードール………征服人形の生みの親であるアンドリュー・ジッタードールの関係者に関する情報を得るべく、勇魚に見せたのである。
ルーツを紐解け