試験会場(地獄の一丁目)
ベヒーモスで調べ物をせんとして統括AIの
セーブによってリスポーンポイント変更から、
「さてサイナ。どうして俺がアンドリューに会う前に、
「不明:オルケストラ攻略の手掛かりやアンドリュー・ジッタードールに会う事よりも優先される理由は薄いかと」
「まぁぶっちゃけると、此処のエクゾーディナリーとは少なからず『因縁』が有ってな。正直オルケストラを撃破するよりも、先に此方を撃破しておきてぇんだ。ある意味じゃオルケストラより優先する理由にもなる」
最初の遭遇時の【マジックエッジ】による一蹴された時の屈辱も、
「作戦を説明!"皇金世代"を俺達の手で討伐する、以上だッ!」
「…………」
「おうおう呆れんな、サイナ。皇帝陛下と戦う中で、お前が抱える葛藤に確り終止符を打つ。次いでに俺も、奴との因縁に決着を付ける」
作戦は手短に、やると決めたら即行動。日和って遅れれば、誰かに皇帝陛下を討伐され得るかも知れないので、
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「ほわああああアアアアアアアアア!?!?」
水晶巣崖の片側、サンラクが嘗て皇金世代と出会って戦い、そして因縁に決着を付けんと再び挑んだ此の場所で、突入から『僅か二十秒後』には皇金世代の統率指揮と、中継役を担う儀仗個体の統率により襲い掛かった
「多重方位挟撃に戦力の逐次投入!オマケに同族砲丸投げと着地狩りたぁ、戦術バリエーション豊富で殺りに来てるじゃねーか!!?」
あの頃以上に強く濃い殺意を内封した戦法の数々をぶつけ、此方の癖すら
水晶群蠍達は其々の崖にテリトリーを持ち、SF-Zooの独自調査報告書によれば『水晶群蠍は幼体を成体が谷間を越える様にぶん投げ渡す事で、テリトリー間での情報や戦術に関する交流を行い、其れを元にシャンフロ運営による神託とは別に
有り得ない話では無いが、もしや『皇金世代自身がサンラク
「フッ、フフフフ………!良いねぇ、そう来なくちゃなぁ!?サイナ、地上を走れ!空中ギリギリだと被弾しかねねぇ!!」
「報告:第三波を確認。撤退を推奨」
「水晶だけにってか!?ギャグじゃねーかじゃあかしいわ!!スッとろい奴が潰されるだけで俺等は
「………了解:」
此れだけで殺意を抱いて襲って来てくれるならば、サイナが抱えている葛藤という名の承認欲求にも、蠍達が答えて教えてくれる。
サイナの回収は『最後の最後に置ける最終手段で』、やるべき事は彼女が機械か否かで揺れ続ける自分自身という存在を、
「トサカヤローは皇金世代の配下であり、斥候役であり、そして其の近辺の蠍達の統率役だ!ある意味じゃ『御貴族様か辺境伯』って所かぁ!?!」
幾ら皇金世代が数多の水晶群蠍達を統率する個体であったとしても、観客席を含めた下手な広さのサッカースタジアムよりも尚も広い崖一帯の全てを仕切るのは、水晶群蠍の機動力が有っても不可能に等しい。
であるならば其々の地域を担当し、其の領域を治める水晶群蠍を置いて、其の区画を分担する事によって全体の統率をより強く、よりスムーズに指示を伝えて水晶群蠍達の集団に被害が出る前に暴動を鎮圧する事が出来る。
「伯爵様御付きの近衛兵だよなぁ、オメェ等はよぉ!!無駄無駄無駄無駄無駄ァッッッッ!!!」
サイナが追い付ける距離感かつ、#トサカこと儀杖個体を守る水晶群蠍を一瞬で抜き去り、両脚に纏った
「報告:近辺の水晶群蠍が不自然な静止状態」
「此処のアンテナ役は四体居る!止まった蠍は下手に刺激しないで無視安定!後三体を道なりに行って叩けば、皇金世代の居る
皇金世代の指示を受信出来なくなり、指示待ち状態になった水晶群蠍達を見ながら、丁度此の辺りが授業開始の頃合いと言っても良いだろうと、そう心の内にて判断したサンラクは、サイナへの卒業試験の為に密かに準備を開始したのであった………。
サンラク流の授業