第二ラウンド突入
高速道路道路と高層ビル群が乱立し粉砕され、瞬く間に再形成されるバトルフィールドは時間経過で上下左右が入れ替わる三次元立体機動戦を彷彿とさせ、飛び散る硝子の煌めきは鏡面に無数の影を映しながら、隕鉄鏡は世界を彩る六つの人影を電子世界から現実世界に黙々と、そして有りの儘の映像を送り続け。
同じ夜空と星々の輝きの下、摩天楼に輝く高層ビル群と畝り踊る高速道路達がぶつかり合い、筍の成長の如くビルが高速道路を下から貫き生えれば、高速道路がビルを内側から打ち破ってジャンクションを形成し、其のジャンクションをビルがまた其のビルを高速道路が…………と言った形で無限ループの中にて、サンラク達と『サンラク達』は尚も戦い続けていた。
『………………!』
「ちぃっ、
舞い散る硝子の破片が世界に散りばめられ、サンラクが
対する『サンラク』は
(さぁて此の状況、どうすっか………)
が、サンラクが気にしているのは『サンラク達』の武器では無く、歌い手がエリーゼからエルマ・サキシマにバトンタッチした事により、『サンラク達』の戦闘スタイルが『押せ押せゴーゴーの攻めっ気全開二方面攻撃型』から『ドッシリ構える比翼連理なカウンター型』に変化している事にあった。
おそらく此れはエルマ=サイナという存在がオルケストラにとってのイレギュラーであり、此処まで『サンラク』のガンメタレベルの対策をするAIが弱体化していたのを、
更には此方が『此処まで陣取り合戦』を叩き続けて来た事を学習・対策した結果が、此のバトルスタイルに行き着いた可能性が高い。
(取れる選択肢、使える手札、俺とエピタフ君がやれる事。戦いの中で整理しろ、奴等に無い物と俺達に有る物を………!)
サンラクというシャンフロでのアバターは、スキルとアクセサリーを用いて
現在は兵威逸体で
他にも此のフィールドに出ている月は
同時に『サンラク達』は龍神楽に皇金剣と
「サイナやるぞ!『コインプリーズ』!」
「絢爛の輝き、月をも照らして不夜の空……!」
ある物を使う為にサイナと決めた『合言葉』、歌を歌いながら策を講じるサイナを背に、楽章を通じてゲージMAXとなった金皇照と冥帝輝を合体状態の
ライブラリが見付けた対オルケストラの戦略、別のプレイヤーが所有権を持った武器防具やアイテムにアクセサリーがコピー出来ない点を突く、プレイヤーが任意で起動して
『サンラク』がワカモーレの引金に指を掛けて引かんとした瞬間、宙を舞った小鎚がグイッと引かれて『サンラク』の横っ面に飛来し、境光の宝剣の赤い刀身で『サンラク』は受けたが…………其処には既にサンラクの姿は無く。
「未来予知ってのは有るには便利だが、対人戦じゃ其奴は案外『
背面よりの殺気とサキガケルミゴコロによって『超高速移動で背面に回り込んだサンラクが黄金の龍刃で首を刎ね飛ばす光景』を『サンラク』は目の当たりにし。
「ほいっと─────!」
『……………!』
「おっとととっとぅ!」
ワカモーレの二発の弾丸を過剰伝達込の連続バク転で回避から解除に、ターン奪取と『サンラク』が封雷の撃鉄を引いてのワカモーレと傑剣との憧焉終刃より
此方は
『サンラク』の向こうでは分霊サンラクと『分霊サンラク』の戦いは、言葉を発さずとも深厳戟響脚の機能を使える者達による空中戦が展開され、兇嵐帝痕を持つ分霊サンラクが空中超速回転と閠永月合体解除を是として
「さぁサイナ!もっと歌を歌え!!謳って世界をお前色に塗り替えたれやぁあああああ!!!」
「───手を伸ばして、手を伸ばして、手を伸ばして。この手が届かぬ空の星も、天を擦る楼閣の上ならば………!!」
『サンラク』の金と翠の連刃を皇金剣で受け、混剛の合金を食わせつつ剣身生成からの順手持ちと、覇刀:龍神楽を取り出し逆手持ちで勇魚兎月式二刀流で対抗。
此処からは選り好み無し、四の五の言わずに死に物狂いで『サンラク』と『分霊サンラク』にスキルを先に切らせ、後手で持っている物全てを叩き付けて奴等を叩き潰す!!!
人形よ、スカイスクレイパーに歌え