戦士と『戦士』の戦いは続く
再現された歌姫のエリーゼと、嘗てのアイドルグループの生き写しな人形カルネ=
レッドカーペットと観客席が下から突き破って生える本棚に砕かれ、上から振り注ぐ観客席と下から押し上げるレッドカーペットの
其れは二次創作や別のゲームで時折見掛ける、神による裁きで次元を隔てていた二つの世界が次元の壁という境界線を失い、接近と接触による相互干渉による世界同士の融合現象か、或いは融合失敗による二つの世界の崩壊と終焉を思わせる様で。
「貴方はプレイヤーを動かす時、其の動きは『将棋の各種駒達の動き方に良く似ている』!数万以上の盤上対局と自分の
『…………………!!!』
天を駆ける黄金の龍装を纏うペッパーと、再現された機巧の八咫烏と交わった戦鎧を纏って二振りの黄金の
振られたならば持ち主が出せる最高の破壊力を出す、再現
───────と見せ掛けた、アスカロンによる逆手斬り上げを囮としてコスモ・ネビュラで目眩ましから、
剣に纏った嘗て世界を沈めんとした血肉の欠片、或いは魚神たる大津波の気配によって砕けた楽器達は光の粒と化した後、独りでにペッパーが着けているインベントリアへと吸収されていく。
「今回の攻撃は届いた、相手は此の先同じモーションを対策必須と考えて、此方に在る物を叩き付ける事を止めるべからず!其れが『自分』を倒す事に繋がるならば、其れを続けていくだけだッ!!」
『ペッパー・
冥響のオルケストラが正典ルートにて
『征服人形が居る状態だと正典ルートで再現されるプレイヤーのトレースAIに、音楽プレーヤーの持ち主としてシュテルンブルームメンバーが貸し回していた設定で、混線という弱体化が加わっている』のはサンラクの戦いの映像記録に、此処まで数十回の読み合いと得物同士の打ち合いから解った。
だが唯でさえ自分の持つ深淵じみた思考深度と永世八冠の思考補強は、
「冥響のオルケストラに置けるプレイヤーのタスクは、再現された『プレイヤー』を守る為に忖度ガードという歌姫の横槍を使わせる事であり、もっと言えばオルケストラの体力ゲージは再現プレイヤーでは無く、オルケストラが展開している『世界其の物』が体力ゲージと言って良い!
実際此処まで三回忖度ガードを使わせたが、エリーゼ・ジッタードールが展開してる中世劇場の規模は、最終楽章開始から体感二割程度縮んでいる!此れを第一フェーズに置き換えて、サンラクの時と同じく約九割まで制圧すれば第二フェーズに移行する…………みたいな感じか、なッッッッッ!!!」
『…………………』
走り抜け様にアスカロンの一閃は回避され、英傑武器を収納しつつ勇者の盾の縁を踏み抜いて空中に跳ね上げつつ、互いに振り向き様に武器と装備が切り替え、ペッパーが聖盾イーディス・星帝剣グランシャリオを両手に、雲の巨腕で
対する『ペッパー』は戦術機の冥王を合体解除から新たに天王を呼び出してバトンタッチ、機動力強化の人馬形態に合体して
「アスカロンをオルケストラがコピー出来ないのは、やっぱりアスカロンがクリンゼンの牙で世界観的に特殊側だからなのかな…………?そして覇皇獅将の両刃長剣はコピー出来ると。英傑武器としても英傑としても俺はまだまだ『道半ば』って事が解ったし、逆に『成長の余白が有る』のは嬉しいが!」
『…………………!』
シャンフロに置ける銃は魔力に関する武器であり、冥王の鏡盾は魔法や魔弾と言った魔力に付随した効果を跳ね返し、
そしてペッパーの
即ち『ペッパー・天津気』が持つ覇皇獅将の両刃長剣をペッパーは覇刀:龍神楽で受けたり、逆に克ち合い鍔迫り合ってはいけないが、『ペッパー・天津気』も刻毒銃:強暴過乱の毒弾をペッパーが持っている冥王の鏡盾で弾かれ被弾すれば、敵に向けて放った毒弾が自身に跳ね返って自身に厄が返り、毒が消えるまでMPにスリップダメージを背負う事になる。
片や
片や征服人形の存在による弱体化が入れども、再現されたプレイヤー故に疲れを知らず、疲れを負わず、思考の色がそう簡単に乱れない、更には日之鳥 出流永世八冠の思考補強を加えた事で、正典ルート以上の攻略難度を持つ『ペッパー・天津気』。
一歩たりとて譲らず終わりが見えない戦いは、此処から更なる白熱と緊迫を帯びて進行していく。
燃え盛れ、血潮を滾らせ