ペッパー、ユニークシナリオ攻略へ
サンラクとの便秘組手50連戦の翌日。コンビニバイトはシフト休みであり、講義を午前中受けて午後完全フリーを手にした梓は、アパートの自室に帰還後諸々の準備と確認後、便秘からシャンフロに切り替えてログインしていた。
「あ、ペッパーはん。こんにちわなのさ」
「やぁ、アイトゥイル。こんにちわ」
兎御殿の休憩室にて目覚めると、相棒の黒毛のヴォーパルバニー・アイトゥイルが近くに座っていた。其れを見ながらペッパーは、彼女に向けて『クエスト』を受ける旨を表明する。
「アイトゥイル。随分待たせたけど、今日『実戦訓練』をやるよ」
ユニークシナリオ・兎の国の招待。其処で待っているのは『ヴォーパルコロッセオにて行う、モンスターとの10連戦』というものしか情報が無く、ペッパーも完全初見の戦いの為、何が起きるか全く予想出来ず、解らない事だらけである。
しかし、ユニークモンスター・墓守のウェザエモンに挑む為には、此れを『通過儀礼として越えなくてはならない』と、ヴァイスアッシュとの約束が有るので、遅かれ早かれ越えねばならぬ試練だった。
「フフフ…とうとう来たさね、ペッパーはん。早速ヴォーパルコロッセオに行くのさ?」
「此所までレベリングも、確りやって来たからな。ただ、最後にポイント振り分けだけさせて欲しい」
ステータス画面を開き、ペッパーは残された36ポイントを慎重に振り分けていく。
「体力は30越えれば良いから、そうなるとスタミナと技量器用に振り込んで……此れでステータスは良いかな?」
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PN:ペッパー
レベル:48
メイン
サブ
体力 31 魔力 10
スタミナ 110
筋力 100 敏捷 100
器用 75 技量 75
耐久力 61 幸運 50
残りポイント:0
装備
左:無し
右:リュカオーンの
両脚:無し
頭:蒼零のヴォージュハット(耐久力+13)
胴:ブラッディスカーの長ラン(耐久力+18)
腰:ブラッディスカーのベルト(耐久力+12)
脚:蒼零のスートズボン(耐久力+15)
アクセサリー
・鎖帷子(耐久力+10)
・旅人のマント(耐久力+2)
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所持金:7,341,000マーニ
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致命極技
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致命武技
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スキル
・デッドリースラッシュ
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・セツナノミキリ
・スワロスキースロー
・ライトニング・シャーレ
・ペガサロスワーク
・グラナートストライク
・バルバドスインパクト
・ウルティモアス レベル7
・アンブレイカブルソウル
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・アクセラレート・ステップ レベル1
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・ホライゾン・メロス レベル1
・アドバンスト・フィンガー レベル1
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・プレジデントホッパー
・スカイウォーカー
・ソウルジェネレート
・クロスインパクター
・シクセットフリップ
・ナタラージャ レベル6
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・イモータルヴァーツ
・ブレイク・セリオン
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・デュアルリンク レベル1
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・ベラスティ・ニー
・ジェスター・タロス
・パワースラッシュ レベル8
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・レコメンド・スート
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・アイズオブセスティ
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・セルタレイト・ケルネイアー
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・ハードスマッシュ レベル6
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・ファイティングスピリッツ レベル6
・ナイフズタクト レベル4
・フェイローオブスロー レベル4
・スパイラルエッジ
・ドロッパーストンプ レベル7
・セルタレイト・ヴァラエーナ
・ダースティ・クラッチ レベル5
・トーテン・タンツ
・ヴィールシャーレ レベル1
・ゲニウス・チャージャー レベル1
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思えば此所まで格上を相手取り、戦いを積み重ね続けて、24レベルから48まで実に4倍に渡る戦闘回数を経験したのだなと、ペッパーは感慨深くなった。
スキルも進化や合成、変化を踏まえて整頓されたが、此所まで共に戦ってきた頼もしい手札達、切るべきタイミングで切れば、どんな相手にも通用するだろう。
「アイトゥイル、準備が出来た。ヴォーパルコロッセオに向かおう」
「はいさ!」
いよいよ始まるは、モンスターとの戦い。此所までの総決算、ユニークモンスターへ挑む為の試練だ。
「ペッパーはん、此所がヴォーパルコロッセオ。以前ジークヴルムはんと一緒に舞い降りたから、詳細は省くけども此所からの戦いは『致命武器以外の使用は禁止』するのさ」
中世の闘技場の様な設備と観客席、そして致命魂の首輪に着いた刺繍と同じマークが刻まれたフィールドに着いたペッパーは、アイトゥイルから実戦訓練の詳細説明を受けていた。
「あと、リスポーンしてもデメリットは無いから、安心してなのさ」
「成程……因みに『アイテム』の使用禁止は、されてたりとか……」
「アイテムは大丈夫、致命武器以外の使用禁止以外は特に制限は無いのさ」
武器以外は特にルールが設けられていない事を確認し終え、ペッパーは時間を確認する。現在は午後1時を過ぎており、日没までおよそ5時間弱。つまり其の間に10体のモンスターを攻略出来なければ、残照が付いた
「……解った。アイトゥイル、1体目を頼んだ」
「はいさ。ペッパーはん、御武運を祈るのさ」
ヴォーパルコロッセオの観客席に跳ね上がり、アイトゥイルは一画に在る、鎖を手回し車で巻き上げていく。すると目の前の門が開かれ、中から現れたモンスターを目撃したペッパーは、目を丸くして固唾を飲んだ。
何故なら、彼は其れを一度見た事がある。巨大な鋏、鋭き爪、穿ち貫く針、そして……………
「
試練を越えよ、最強へ挑む為